2015.10.26 UP
買い物をすると幸福感が高まる?幸せになれる買い物をするコツ
ショッピングの機会が増える年末年始。「特に欲しくないのに買ってしまった」「安くてついつい買いすぎちゃった」と、買ってから後悔した経験はありませんか?
実は、買うものによって幸福の感じ方が変わってくるそうです。では、ハッピーな気分が長続きする買いものって何でしょう。米コーネル大学の研究結果をもとに、買いもの上手になるコツを見ていきましょう。
買い物をすると幸福感が高まる?
米コーネル大学は「買いものと幸福度の関連性」で、買いもので幸福度がアップすることを突き止めました。
ただし、これは「適切な買いものをした場合」で、買うものによって幸せの度合いが変わってくるそうです。
「できることなら、幸福感が持続する買いものをしたい!」と思うのは誰しも同じはず。適切な買いものとは、どのようなものを指すのでしょうか。
「品物 vs. 経験」ハッピーが長続きするのは?
「冬のボーナスが出たら、◯◯の新作バッグ買わなくちゃ!」と意気込んでいる方もいらっしゃるのでは?
しかしながら、幸せを長続きさせたければ品物よりも、思い出づくりに投資したほうがよさそう。
研究結果によると「物質的なものよりも、記憶に残る買いもの(旅行・外食など)の方が、幸福度が長続きする」とのこと。
「買いものと幸福度の関連性」については過去にも多くの研究がされており、「経験を買う」方が長期的な満足度が高いとされています。
バッグやシューズなど、たまらなく欲しかったものでも、時間が経つと飽きてしまいます。また、購入した後に気が変わって「返品」ということもありますよね。それに高価な買いものをしても、幸せを感じないケースもあるようですし……。
一方、思い出づくりにもなる外食や旅行は、プランを立てている際にも幸せを感じやすいそうですよ。冬のボーナスはバッグの代わりに、ハワイ旅行に使った方がハッピーになれるかも!?
思い出に残る「品物」なら?
研究では、経験につながる買いものはハッピーな気分が持続するという結果になりましたが、みなさんはどうですか?
わたしの今までで最も思い出に残る買いものは、5年前にシンガポールの会社を退職したときに購入したリングです。
リング自体ももちろん気に入っていますが、それとともに蘇ってくるたくさんの思い出や出会いに想いを馳せると、今でもハッピーな気分になるのです。
リング自体は物質的な買いものですが、思い出が伴っているので幸せが持続しているのかもしれませんね。
どんなものを購入する際にも即決せずに「なぜ今買う必要があるのか」を熟考することが、買いもの上手の近道かもしれません。
幸せが長続するお金の使い方を知って、人生を今よりもっとハッピーに過ごしたいですね!
鈴木 香穂里
ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター