2016.10.03 UP
なぜ私だけ?上司に怒られやすい人の特徴とは・・・
周りも同じような仕事ぶりなのに、なぜか自分だけ上司にキツく言われたり、評価が厳しかったりする。多くの時間を過ごす職場で、怒られてばかりでは気が滅入ってしまいますよね。
単純に上司との相性が悪いこともあるでしょう。でも気づかないだけで、実は自分に怒られる原因があったとしたら……?
怒られやすい人の特徴チェックリスト
世の中には、なぜか怒られてばかりいる人とそうでない人がいます。この差はどこにあるのでしょう?
まずは次のリストでチェックしてみてください。知らず知らずのうちに、怒られやすい体質になっているかもしれませんよ。
仕事が遅い
依頼者は1秒でも早く仕上げて欲しいと思っているもの。丁寧な仕事を心がけているつもりでも、仕事が遅いととらえられているかもしれません。
一方、仕事は早くてもミスが多いのもNG。結果的に仕上がりが遅くなり、再提出時のチェックも慎重になるので、相手はイライラが募ります。確認せずに資料提出している人は要注意です。
基本的なスキル不足
単純なスキル不足は致命的です。資料作成に必要な、オフィス系ソフト全般のスキルは必須。
また、簡単なファイリングは基本中の基本なので、できて当然というオフィスは多いもの。以前、紙資料をファイルに綴じる方法がわからないという同僚がいましたが、やっぱり怒られていました。
話を聞かない
自己評価が高めの人に多い傾向があります。上司も同僚も自分よりも劣って見えるので、話を聞く気になりません。その結果、扱いにくい部下というレッテルを貼られてしまうことに。新しい提案をするためには、まずは職場の慣例を一通り試してからでも遅くはありません。
空気が読めない
空気が読めない人は、他人を傷つけやすい傾向があります。性格が温厚なのに怒られやすいという人は、知らず知らずのうちに人を傷つける発言をしているかもしれません。
以前、派遣社員をしていたときのこと。転職についての話題で男性社員の方に「コロコロ職場を変えるのはダメだ」というような発言をされて傷ついたことがあります。彼に悪気がないことはわかりますが、こちらは派遣社員という立場。職場を変えざるを得ない場合もあるのですから……。
この男性は、一見まじめで優しそうなのに、いつも上司に怒られていることが不思議でしたが、この発言で合点がいきました。
サービス精神が無い
どんな仕事でも人と関わる以上は、相手のニーズに応えようとするサービス精神が欲しいもの。自分のやりたいことを押し付けるだけでは、相手は満足しません。接客する時と同じように、上司をお客としてとらえてみましょう。
どんなに能力が高くても、お客様(上司)の求めることにマッチしなければ、残念ながら売上(評価)は上がりにくいのです。
声が小さい
どんな報告でも、ボソボソと自信がないように話されたら、より悪いお知らせのように聞こえてしまいます。それに、聞こえづらくてなんだかイライラしませんか?
すぐ言い訳する
だいたい説教を長引かせる人って、怒られる時に口をはさんでしまってるんですよね。どんなにこちらの言い分が正しくても、怒っている相手にとってはただの反撃。逆なでしてしまいます。
モヤモヤするかもしれませんが、素直に謝罪し、迅速に対応する意志を伝えるのが、上手な怒られ方です。
「やばいミスった!」ってときに覚えておきたい心構え
どんな人でも、ミスは必ずするものです。ミスの無い人間などいません。とはいえ、仕事上のミスはそんな風に開き直ってはいられないことも……いえ、むしろ開き直ったら大変なことになる場合がほとんどでしょう。
ただ、同じミスでも軽症で済む人がいる一方で、降格寸前まで追い込まれる人もいます。軽症で済む人たちには、どんな共通点があるのでしょうか?
上司の怒りを最小限に抑えるために
基本的には「怒られやすい人の特徴チェックリスト」と逆のことをすればいいのですが、大切なのは、とにかく余裕を持つことです。余裕がなくても、そう見せるようにしてください!
焦ったり悲観していても、良いことはひとつもありません。報告は早い方がいいのは事実。でも焦ってしまっては、水を持たずに火事場に駆けつけるのと同じくらいに役立たずです。
また、自分の不甲斐なさを悲観するのは結構ですが、ミスした張本人に落ち込む暇などという贅沢は許されていないことを自覚してください。
まずは落ち着いて、窮地を乗り切るための対策を考えましょう。その余裕っぷりが周囲を安心さます。上司も人間です。焦って不安を煽られれば、感情的になるのも無理はありません。
それでも怒る上司とは決別せよ!
自分なりに努力をして、周囲の評価を得ても、それでも理不尽な言いがかりをつけて認めない上司がいるかもしれません。残念ながら、そんな上司との関係を改善するのはとても難しいでしょう。この先、移動などが見込めない場合は、決別を考えた方がいいかもしれません。
そもそも憧れの仕事というのはあっても、憧れの職場というのは幻想です。どんなに知名度の高い企業でも、花形と呼ばれる部署でも、夢に描いた働き方ができるとは限りません。企業名や職場への執着を捨てることで、より良い働き方ができる可能性は広がります。
そのオフィスは、本当にあなたの夢を叶えられる場所ですか?
平 理以子
美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター