2016.04.08 UP
【逆にムカつく】職場でいつもなぜか怒っている人から距離をおく方法
ストレス社会では、ついつい怒りがたまりやすいもの。忙しさから、些細なことにイラついてしまうこともありますよね。
でも今回考えたいのは自分のイライラではなく、他人のイライラにどう対処するのかという方法。春、新年度で仕事環境に変化があったり、忙しくなったりすると、よく周りでイライラしている人を見かけるようになります。
みなさんの周りにも、怒りっぽい人っていませんか? 私のOL時代の経験から考察したいと思います。
すぐにイライラする人の特徴4つ
これまで私は、5つの職場を経験しています。業種も職種も様々ですが、どこにも怒りっぽい人は存在しました。つまり、仕事内容によって怒りっぽさが左右されることはないということです。
もちろん個人の気質によるところは大きいので、気の短い人と片付けることもできますが、いくつか特徴も見えてきました。
私が遭遇した怒りっぽい人たちの特徴をまとめてみます。
「自信がある」
仕事はもちろん、学歴や経歴など、他人と比べて引けをとらないという自信がある人が多かったという印象です。そのため周囲の仕事ぶりが、低レベルに見えてしまうのかもしれません。
「自分に厳しい」
他人だけでなく自分にも厳しく、それが自信の源になっているように感じました。そのため自分がミスをすると、激しく落ち込みどんな慰めも耳に入らない頑ななところがあります。
「社会の評価に不満がある」
会社や社会の評価が、自分の実力に伴っていないと感じる人が多いようです。そのため、上司や異性への不満をたくさん口にする傾向があります。
「好みがはっきりしている」
どちらかというと、好きなもの以上に苦手な物や人がはっきりしています。一度ダメと思ったら最後、対象物や人に対しての拒絶反応には周囲がハラハラするほどです。
「怒りを隠さない」
自分が正しいという自信があるので、怒りを表すことに躊躇いがありません。むしろ怒りを示すことで、周囲に行動を正すための気づきを与えていると錯覚している場合もあります。
役職がある人ほど、怒りやすいワケって?
誰しも怒るときには、周囲に原因があると感じるものです。怒るときは、多かれ少なかれ周りのせいだと感じますよね。
でも世の中には、あまり怒らない人もいます。違いを考えてみると、怒る頻度が高い人はそれだけ周囲を気にしているのではないでしょうか。
役職が高くなるほど怒る人が増えるのは、部下の行動を管理する上で周囲に目を配らせる必要があるからでしょう。
周囲がイライラしても巻き込まれない!ブレない人の特徴
人が怒るときの構造が大体わかったところで、そろそろ対処法を考えたいと思います。
ベストは怒りっぽい人に近づかないことですが、職場のように限られた環境ではなかなか難しいですよね。まずは、次のことを意識してみてください。
自分の仕事に集中する
周囲への気遣いを忘れない
悪口を言わない
たったこれだけ。実はこれ、私の元同僚が実践していたことです。
彼女は、仕事を基本的には業務時間内に終わらせていました。オフィスで無駄に長い時間を過ごすことがないということは、怒っている人と居る時間を最小限にできるということ。その上、好きなことに時間を使えるのでストレスが少ない印象でした。
また、帰る前には周囲に手伝うことがないか確認することを徹底していたので、たとえ定時に帰っても怒りを買うことが少ない人でした。
さらに私たちが職場の愚痴で盛り上がる中も、彼女が率先して悪口を言うことはありませんでした。悪口って、言えば言うほどその人のことを嫌いになっていくものです。そして、嫌いな人は好きな人以上に気になってしまうことも事実です。彼女には、嫌いな人がいませんでした。
彼女は今、派遣で採用された外資系の医療メーカーで正社員として働いています。
他人にエネルギーを使わないこと
怒りっぽい人がいるのは、もう仕方のないこと。大切なのは、他人の怒りの感情に引きずられないことです。強い負の感情に巻き込まれそうになっても、自分は自分と言い聞かせましょう。
少なくとも自分が怒りっぽい人にならないためにも、怒りに怒りで応じるなんてことは避けましょう。大切なエネルギーは、自分のために使ってこそです。
平 理以子
美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター