2016.10.23 UP

やっぱり気になる?30代ソロ女の住宅事情

仕事もプライベートもそれなりに充実し、日々のライフスタイルや住まいに感心のウェイトが高まってくる30代。いまの普段の生活に大きな不満はないけれど、「周囲の同年代女性たちは、どんな間取りで、どれくらいの広さの部屋に住んでいるのだろう?」と時々、気になってしまうこともあるはず。

今回は、30代女性の住宅事情について、リサーチしてみました。

 

住宅事情に変化が出てくる世代、あなたに近いのは?

ソロライフといっても、いろんなケースがあります。

まずは私の周囲で、一人暮らしを行っている30代女性の生活スタイルをのぞいてみました。

 

Aさん(スタイリスト/36歳)

東京・恵比寿在住:2DK、家賃12万円。

収入は仕事の増減によって変わるが、月の手取りは50万円以上。渋谷や青山周辺での打ち合わせなど、仕事柄、都心部でアクセスの良い場所に住む、ということは必須条件。アパレルから借りてくる商品を置いておくため、3年前に間取りの広い現在の住居へ引っ越した。

現在住んでいる物件は、たまたま好きな内装だったから。それなりに収入があるので、家賃よりも住環境を優先している。休みの日はあまり出歩かず部屋でのんびりしていることが多いため、自分の気に入った生活空間ですごせるかが大切。

 

Bさん(美容師/34歳)

東京・渋谷在住、1DK、家賃8.5万円。

原宿の美容室勤務だったが、昨年より銀座店に異動。副店長を任されている。仕事の帰りが遅いため、もとの職場から自転車で帰れる渋谷に20代の頃から住んでいる。物が増えてきたこともあり、すぐに引っ越すということはなさそう。

給与は手取り月30万以上、お客様の予約日を調整することで比較的長期の休みを取りやすいため、海外旅行に年2〜3回ほど行っている。

自宅にいる時間が少ないため、住居の広さはそれほど求めていない。持ち家としてマンションを購入するかどうかは、いまのところ考えていないが、将来的には検討するかも。

 

Cさん(会社員/37歳)

神奈川・川崎在住、1DK、家賃7.3万円。

20代後半に一度、離婚を経験後、現在はソロライフを送っている。介護施設に入居している母へ定期的に会いに行くため、地元の横浜に近いエリアを選択。職場は東京都内なので、どちらにもアクセスしやすい場所を選んだ。

将来的なマンション購入も視野に入れて貯蓄を行っているので、外食などの出費は控えているが、一人で家にいるときはお酒を飲むことも多い。休日には同年代の友人と出かけたり、食事を楽しむなど、それなりに充実している。

趣味はインテリア雑貨集めと、写真撮影。現在の住居では猫が買えないのが唯一の不満。

 

いかがでしょうか。

それぞれ、年齢も違えばお仕事の内容も異なるので一概には言えませんが、30代中頃になると今後の生活をどうしていくかについて、みなさん少しずつ心境の変化を感じているようでした。

 

データから見る、30代ソロライフの住宅事情

不動産情報サービス大手のアットホームが2011年に行った調査によると、首都圏の1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住、一人暮らしをしている30代女性の家賃平均は74,606円だそうです。

都心部と他県では大きな開きがありそうですが、「家賃は収入の3分の1程度が目安」と昔から言われる通り、多くの人が現在の収入を基準にして「職場からのアクセス」「周辺の環境」「家賃」などを計りにかけて、住まいを選んでいることがうかがえます。

 

また、野村不動産アーバンネット(ノムコム・ウーマン)が30代独身女性300名に対して2010年に行ったアンケートでは、「来客に見てもらいたい場所とポイント」という質問に対して、

 

1位 インテリアや雑貨のセンス 55人(18.3%)

2位 広さ 36人(12%)

3位 清潔さ 23人(7.6%)

4位 窓からの眺望 21人(7%)

5位 整理整頓されているか 16人(5.3%)

 

という結果が出ています。多くの30代女性が、内装や雑貨選びにこだわったり、広さや清潔感を重要視するなど、いつ友人が遊びに来てもいいように、こぎれいに生活しているようですね。

 

30代は、今後の仕事や生き方について、いろいろと考えてしまう年代でもあります。自分磨きのための資格取得や趣味、友人たちとすごすひとときの合間に、将来に向けて、少しずつ計画を立てながら暮らしてゆく。

コンパクトに生活しつつ、具体的なライフデザインを思い描きながら、毎日を楽しく充実させていきたいですね。

 

参考:アットホーム野村不動産アーバンネット

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