2016.10.19 UP
自分らしさを求めて… ソロライフと仕事の在り方
30代に入ると、仕事において考えさせられることって多いですよね。女性全体の勤続年数が男性より少ないと見なされ、まだまだ女性が低く評価される社会。企業内の男女のキャリア形成の違いに戸惑ったり、悔しい思いをされた方は少なくないのではないでしょうか。
このモヤモヤするタイミングをチャンスと受け止め、一呼吸おいて、ソロライフと仕事の在り方を一緒に見つめ直してみませんか?
30代女性の平均収入は、○○○万円!
仕事において、自分の力を他人と比べることは難しいですが、収入面で自分の立ち位置を知ることはできます。
まず、自分の経済力を客観的にポジショニングしてみましょう。
・年齢階層別の平均給与
30〜34歳女性……301万円
35〜39歳女性……293万円
・業種別の平均給与 (※男女混成データ)
[国税庁 平成26年分民間給与実態統計調査]
収入面から見る、自分の位置が少しはっきりしましたか?
ソロで生きるために老後っていくら必要?安心できる収入って?
総務省統計局 平成27年家計調査報告のデータによると、60歳以上の女性単身世帯の平均消費支出は月15万円であり、65歳の定年後から平均寿命の87歳まで必要な金額は、年金保証を前提にすると1,500万円〜と言われています。
定年まで30年ちょっと、これから月々3〜4万円の貯金をしておけば、ひとまず現実的に暮らせる老後は送れそうですね。
また、ホワイトカラーと呼ばれる30代女性の平均年収は約380万。職種小分類別に見ると「投資銀行業務」「運用(ファンドマネージャー、ディーラー、アナリスト)」「MR」「ITコンサルト」「プロジェクトマネージャー」「プロセスエンジニア」「経営企画、事業企画」「組み込み、制御設計」が500万円以上と高い収入を期待できそうです。
より安定したソロライフを目指すためにも、老後にかかる費用や平均年収、高収入職種など、ひとつの目安として知っておくのもよいでしょうね。
キャリアアップで考えられる有効な資格って?
所属している企業内において、資格取得などのキャリアアップができる環境があるならば、積極的に支援を受けてみてはいかがでしょうか? 学習費用の援助や取得資格の一時金を支給されることもあれば、昇進・昇格、配置転換、能力開発など人事上の対応も考慮されます。
また、転職をして異なる業界へキャリアアップをはかるのであれば、幅広く活用できる資格がオススメです。人事、経理を充実させたいのであれば「日商簿記検定」「社会保険労務士」。経営の知識を蓄え、管理職を目指したいのであれば国家資格の「中小企業診断士」。そして、外資系企業や国際部門で英語を活かす仕事をしたいのであれば「TOEIC」などが上げられます。ぜひ参考にしてみてください。
年収、キャリアアップが見込める職種や資格をご紹介しましたが、大切なことは「働くことが一生を貫くキャリアとして考えられているか」ということかもしれませんね。
チャレンジしたい仕事が、好きな仕事となり、続けていきたい仕事として自分の財産にできることは「ソロ」の強みでもあります。自分らしい生き方を選んで、存分に自分の人生を楽しんでくださいね!
参考:国税庁 平成26年分民間給与実態統計調査
参考:総務省統計局 平成27年家計調査報告