2015.10.18 UP
【女神の飲みもの】永遠のしあわせが叶う?女性がもっとも美しくなれるお酒とは
シャンパンの泡の数はグラス一杯で、なんと2億5千万個とも言われています。シャンパンの泡の輝きは星にたとえられ、パチパチはじける音は「天使のささやき」とも言われているのだとか。
シャンパンにはしあわせを呼び、女性を美しく見せる力があるという、まさに女神の飲みもの。
星がきれいに見えるこの秋に、シャンパンで「美」と「しあわせ」を呼ぶ素敵な魔法をかけませんか?
シャンパンとスパークリングワインの違いとは?
「シャンパンとスパークリングワインって何が違うの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
延べ1,000回以上世界各国のワイナリーを旅し、ワインのビジネスコンサルタント会社を経営する専門家、菊池洋(きくちひろし)さんにお話を伺いました。
シャンパンと呼ばれるものは伝統的な醸造法によって、フランスのシャンパーニュ地方でつくられたものだけなのだそう。それ以外のものは、スパークリングワインと呼ばれているそうです。
結婚式など、お祝いのシーンには欠かせないシャンパン。シャンパーニュ地方では泡に「永遠のしあわせ」の願いを込めてつくっているのだとか。つくる人も飲む人も、しあわせを願う飲みもの、それがシャンパンなのです。
しあわせな記憶を残してくれるお酒
菊池さんによると、言い伝えでは最初にシャンパンを開発したのは、シャンパーニュ地方のドン・ペリニヨンという修道士なのだとか。
ある時、彼がワインづくりに失敗。発生した二酸化炭素で、樽の蓋が吹き飛んでしまったそう。あふれ出したきらきら輝くワインを飲んでみると驚くほどおいしく、思わず「星を飲んでいるようだ!」とつぶやいたとも言われています。
最近ではイギリスの大学の調査で、シャンパンは脳を活性化し、記憶力や学習能力を高めるという研究結果も出ています。
結婚式や記念日、デートで楽しむシャンパンには、しあわせな記憶をとどめる力があると言えるでしょう。忘れたくない大切な日は、ぜひシャンパンで乾杯しましょう。
女性をもっとも美しく見せるお酒
「飲んでなお女性が美しくいられるのはシャンパンだけ」
これはルイ15世が愛したポンパドゥール夫人の言葉です。彼女は愛と美貌、賢さ、すべてを兼ね備えたパーフェクトレディで、友人、助言者、愛人としてルイ15世の寵愛を受けました。
そんな夫人が愛飲していたのがシャンパン。なんと、シャンパンタワーにも使われるクープ型のグラスは、ポンパドゥール夫人の乳房をかたどったとも言われています。
愛人という立場から、信頼される助言者として王を支えようと決めた時、このグラスを贈ったと言われています。ちょっとドキッとするお話ですね。
ヨーロッパの貴婦人のように、シャンパンのグラス越しに愛する人を見つめてみませんか?
乾杯の数だけしあわせになれる
ワインのプロフェッショナルである菊池洋さんは「よいシャンパンは泡がなくなっても、素晴らしい白ワインとして楽しめる」とおっしゃっていました。
そしてANGIEの読者の皆さまに「泡は一晩もちますので、愛する人と二人で飲む、夜明けのシャンパンが一番おいしいかもしれません」という素敵なメッセージも!
新たな恋の訪れを願って女友達と、また愛する人と華やかにシャンパンで乾杯。まさにそのひと時はシャイニング・アワー、しあわせきらめく時間! 乾杯の数だけしあわせになれるかもしれませんね。
この秋、シャンパンの魔法をかけませんか?
【グレープサウンズ代表取締役 菊池 洋氏プロフィール】
医療業界、半導体、ホテル、情報処理、酒のやまや、世界最大のワイナリー E.&J. Gallo社、サントリー、キッコーマンと、多様な業種、業界で実績を残し、56歳で独立。
ワインの楽しさ、喜び、幸せを、多くの方々にお届けすることが使命と、日本はもとより世界を飛び回る。
三浦奈々依(みうらななえ)
神社仏閣ライター・フリーアナウンサー・カラーセラピスト