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2022.05.26 UP

食や自然と触れ合う機会を子供たちに提供!『つくっ手たべ手プロジェクト』発足

人との接触機会を避けなければならないコロナ禍において、学校行事が中止になってしまったり、友達と集まることができないなど、子供たちにとっても辛い日常が続いています。

外で思いっきり遊んだり、ワイワイと楽しく食事をするという機会も減ってしまい、子供の情緒の発達を心配している親御さんも多いのではないでしょうか。

そんな子供たちに安心して食や自然に触れてもらおうと、フマキラー株式会社が立ち上げたのが『つくっ手たべ手プロジェクト』。

その詳細の発表に加え、子供たちを取り巻く環境変化と食育の必要性などに関するトークセッションが先日オンラインで開かれました。

 

”食育・子供との食卓に関する調査”結果発表!

プロジェクトの発足にあたり、フマキラーは幼稚園〜小学生を持つ親200名に、「食育・子供との食卓」についての調査を実施しました。

食卓での子供たちの実態として、半数以上の親が子供が食事を楽しめていないと思ったことがあると回答。

楽しめていない理由としては、「外食が減ったから」「保育園でも黙食の為、友達と話す機会が少ない」「楽しく会話しながら食事ができないので暗い雰囲気になっている」といった意見がありました。

 

さらに6割以上が自然と触れ合う機会が減少したと感じていることも明らかに。

8割以上が、食を通した学びや体験の機会を増やしたいと感じているようです。

一方で8割以上が、感染対策(消毒、除菌)を習慣化することは、食を通した学びや体験において重要と思っていることも判明しています。

 

子供たちにリアルな食育体験を!『つくっ手たべ手プロジェクト』

こうした調査結果を踏まえて、アルコール除菌剤や手指消毒剤などを活用しながら、子供たちにリアルな食育体験の機会を安心安全に提供するのが、フマキラーの『つくっ手たべ手プロジェクト』です。

第一弾として、「手巻きずしをいちからつくっ手たべ手してみよう」をテーマに、子供たちが自分で釣った魚を、自分たちの手で捌いて手巻きずしをつくり、みんなで食べる体験にチャレンジ!

佐賀県有明海漁業協会の協賛で実施されました。

この模様は子供たちそれぞれがカメラを持って動画撮影に挑戦し、子供の監督動画として特設サイトにて公開中!

無邪気に釣りをしている様子や楽しく手巻きずしを『つくっ手たべ手』している様子などが子供の目線で描かれていて、なんとも微笑ましく、癒される動画になっています。

体験後の子供たちの感想を一部ご紹介。

「生の魚を触ってみて、ヌルヌル・ツルツル・トゲトゲしていて面白かった」

「魚を捌いてみて、内臓の形をはじめて知った」

「食べる時に残しちゃいけない、感謝したいと思った」

実際に触って、感じて、作ってみなければわからない、貴重な食育の場は、子供たちの成長を促す体験となっているようでした。

 

子供たちの笑顔や成長のために必要な食育体験

プロジェクト発表会では子供たちを取り巻く環境や抱える問題、食育体験の必要性などをテーマにしたトークセッションも開かれました。

現役保育士・育児アドバイザーのてぃ先生、1児の母・添加物マイスターの長谷川あやさん、フマキラー株式会社マーケティング部 部長の菅谷洋介さんの3名が参加。

「本物に触れる機会というのがコロナ禍でより少なくなってしまっています。調理することも教育の場でできなくなっているのが現状です」(てぃ先生)

「色々な制限があり、思いっきり遊べない…触りたい!と子供が思うものを触らせてあげられないジレンマもあります」(長谷川さん)

と子供たちが今直面している現状について専門家2人が提起。

そんな苦しい状況を少しでも打破すべく、きちんと除菌・消毒をして、本物に触れてもらう体験を提供するのが今回のプロジェクトだと菅谷さんは語りました。

また食育体験の必要性に関しては、

「保育園では頻繁に外に出ていると思うのですが、これは子供の五感を育てるのに最強だからなんです。しかし、味覚は食事を通してしか学ぶことができないので、食育は重要です」(てぃ先生)

「色々なことを子供に体験させたいが、どんなことを体験させていいかわからなかったり、アウトドアが苦手な親もいます。こういうイベントがあると一歩踏み出せるきっかけになるのでありがたい!」

とプロジェクトについて期待のコメントを寄せていました。

 

今後も季節ごとの食材にあわせた食育チャレンジを継続していく予定だという今回のプロジェクト。

除菌&消毒という新しい生活様式に欠かせない行動を習慣化しつつ、子供たちの笑顔を引き出せる素敵な取り組み。

もしかすると大人以上にストレスを抱える現代の子供たちに、ぜひ参加してもらいたいと強く感じました。

 

出典/取材:プロジェクト特設サイト

森田文菜

Ayana Morita

スタイリスト/ライター

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