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2021.03.12 UP

辛い我慢が当たり前と思っていませんか?女性の約8割が「隠れ我慢」と判明!

いつも心身ともに元気いっぱいで過ごせるのが理想です。けれど良い日もあれば悪い日もあるもの。「今日は体調が悪い」「どうしても気持ちが上がらない」という時もあります。

そんなとき、皆さんはどのように振舞っていますか。辛くても「このくらい、たいしたことない」「みんなだって辛いのを我慢していることはある」と考え、何でもないように行動して無理をしていないでしょうか。

 

周囲には気づかれないよう不調を我慢し、家事・仕事をしている女性多数

ツムラ

不調なのに我慢して家事や仕事を行う「隠れ我慢」。株式会社ツムラが20代~50代の女性10,000人を対象に行った調査では、79.2%の女性が「不調を我慢して家事・仕事を行っている」と回答しています。

多くの女性が「辛くても休まない、我慢するもの」と考え、当たり前のように無理をしている事実が浮かび上がりました。

ツムラ

けれど、身近な女性がもし辛い思いをしているのであれば「無理しないでほしい」と思いますよね。

心身の不調があっても、いつも通り家事や仕事を行っている20代〜50代女性1,000人を対象に、親しい女性との間での「隠れ我慢」に関する対応について聞いた質問の回答を見ると、83.2%が「親しい女性が不調を我慢していることに気付いたら、しっかり休むことを勧める」と答えています

 

ツムラ

一方で、「隠れ我慢」を誰かに相談するかを聞いた結果を見ると、「よく相談する」と答えた人はたった7.1%。「たまに相談する」人も40.0%で、半数以上の女性がほとんど相談していないことが分かります。

前問で8割以上の女性が「親しい女性が不調を我慢していることに気付いたら、しっかり休むことを勧める」と回答していることを考えると、本当は無理をする必要も隠す必要もないはず。

心身の調子が悪くても誰にも相談せずに、そして調子が悪いことを悟られないようにと考えている人が多いのは、とても悲しいことです。

 

私は大丈夫?「隠れ我慢チェッカー」でチェックしてみた

ツムラ

ところで、自分も「気づかないうちに我慢」していたりはしないでしょうか。もしくは、自分では当たり前だと思っていることが、他人からみたら「それは我慢」ということがあるかもしれません。

ツムラのウェブサイトに公開されている「隠れ我慢チェッカー」で、私もセルフチェックしてみました。

ツムラ

「隠れ我慢チェッカー」の質問は全部で21問。

「音やにおい、光や寒暖差に敏感なところがある」「他人を見るともっとがんばらなきゃと思うことが多い」などの質問に「はい」「どちらでもない」「いいえ」で答えていき、最後に「疲労度チェック」で11個のチェック項目の中から当てはまるものにチェックを入れていきます。

すると最後に、自分の隠れ我慢タイプが表示されました。

ツムラ

私は「敏感さん」タイプ。

「自分が感じる違和感を周りに伝えられず“我慢”してしまうことも」という判定に「まさに、それ!」ととうなずきました。私は肉体の苦痛は我慢しないのですが、確かに違和感を言葉にするのが苦手で、モヤモヤしたまま過ごしてしまうことが多いのです。

けれどそれが当たり前になって何十年も生きてきたため、チェックするまでこれが「我慢」だとは思いもしませんでした。知らず知らずのうちに私も「隠れ我慢」していたようです。

 

我慢タイプの判定の下には「敏感さん」へのアドバイスが。

「自分が今の環境をどう感じていて、それをどんなふうに改善してほしいかを整理してみましょう」と書かれていました。自分の中のモヤモヤを明確にすることで「これが気になっていたのか」「これが嫌だったんだ」とハッキリさせることができそうです。

自分が感じていることを紙に書きだしてみるのも良さそう。次にモヤっとすることがあったら、自分自身の感情の分析と整理をしてみようと思います。

 

我慢するべきかしなくていいのか、第三者の意見も聞いてみて

親や学校から「我慢しなさい」「我慢して乗り越えることが素晴らしい」と教えらえて成長したため、「我慢することはいいこと」だと無意識に思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。

確かに我慢することで打開できる場面や成長できることもありますが、例えば生理痛や片頭痛、ハラスメントを耐えるような「しなくていい我慢」もあります。けれど、それが「しなくていい我慢」なのか「するべき我慢」なのかを自分だけで判断するのは難しいことも。

辛いと思うことがあれば、聞いてくれそうな誰かにそっと話してみましょう。我慢せずに済む対応策が見つかるかもしれません。

自分が少し行動を変えるだけで、もっと生きやすい環境が作れるかも。心身の負担を軽くして、もっとストレスレスに生きていきましょう。

 

参考:ツムラ

Rie Kanno

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