2016.08.27 UP
癒やし効果大!狭い部屋でも実現できる”窓辺ガーデン”のすすめ
今、インテリア好きがこぞって”植物”を取り入れています。空間のアクセントになるのはもちろん、癒やしをもたらしてくれることが人気の秘密のよう。
トレンドの波に乗りたいものの……「ワンルームだから置き場所がない」、「ベランダがないから育てられない」なんて諦めている方も少なくないのではないでしょうか?
でも、実はちょっとしたスペースがあれば、手軽にボタニカルライフがはじめられちゃうんです。そのことを実証すべく、私の部屋の”殺風景な出窓”を模様替えしてみました!
都内最大級の園芸店「プロトリーフ」店長・佐藤さんに、予算1万円以内で植物をセレクトいただきました。スペースもちょっとで済む”窓辺ガーデン”にあなたもチャレンジしてみは?
コーディネートのコツ
Before
Photo by 木村武司
本やフレーム、雑貨などが無造作に置かれた出窓は、なんだか味気ない雰囲気。
日当たりのいい場所だから、植物も元気に育つはず!
After
Photo by 木村武司
取り入れたのはたった5種類ですが、瑞々しい雰囲気にガラリと変わりました! これだけボリューム感が出ても全部で9,000円というミラクルプライスにおさまっているのも、うれしいですね。
植物のコーディネートのポイントは3つ。
1.写真左のように大・中・小のサイズ違いで3株まとめるとバランスのいい見た目になります。
2.ツル性の植物をハンギングして、窓の余白にアクセントを出します。
3.手のひらサイズの多肉植物は、ワイヤーバスケットに入れて雑貨感覚に飾ると愛らしさが際立ちます。
また、お好みで手持ちの雑貨をそこここに置くと、インテリア性もアップ!
窓辺で育てやすい植物5
窓辺は、日照だけでなく風通しも確保しやすいから、植物を育てるのにぴったりの場所です。
ただし、例外としてシダ類、フィロデンドロンなどのサトイモ科の植物で強光線を苦手とする品種もあるため、選ぶときは気をつけて。
「室内のため、霧吹きで葉に水を与えて乾燥を防ぎ、ホコリも落としてあげましょう。冬は冷気にさらされやすい場所なので、寒がりな植物は窓から遠ざけてあげて」(佐藤さん)
ビギナーでも比較的育てやすい5種の植物をご紹介しましょう。
セネシオ・ブルーマウンテン
Photo by 武蔵英介
特徴
まっすぐに伸びやすい多肉植物です。挿木や挿し芽で増やすことも可能。
基本的に剪定はしませんが、暖かい時季に邪魔な葉を切っても大丈夫です。
環境
乾燥には強いですが、寒さには弱いので霜が降りるような時季には、暖かい場所に移動して。夏・梅雨時のムレに弱いので、風通しが良い場所で管理すると◎。
水やり
月に2〜3回。冬だけは回数をかなり控えめにし、1〜2回。鉢底からあふれるくらいたっぷり与えてください。
(4,000円)
サンセベリア・カナリクラタ
Photo by 武蔵英介
特徴
スラッとした棒状の葉はまっすぐに伸びるため、小さなスペースにも置きやすいです。挿木で増やすことも可能。
環境
暑さと乾燥には強いですが、寒さには弱いので霜が降りるような時季には、暖かい場所に移動して。
半日陰でも育てられます。
水やり
月に1〜2回。冬だけは控えめにし、月に1回程度。鉢底からあふれるくらいたっぷり与えてください。
(1,200円)
ビカクシダ
Photo by 武蔵英介
特徴
四方に伸び、切れ込みのある胞子葉の形は、トナカイのツノに喩えられています。板などに着生させることができるため、ワイルドなディスプレイも可能。
環境
暑さには強いですが、寒さには弱いので霜が降りるような時季には、暖かい場所に移動して。乾燥にも弱いので、エアコンの風が当たる場所は避けましょう。
半日陰でも育てられます。
水やり
湿度を好むため、毎日霧吹きで水やりをして。週1回バケツに水をはり、鉢から胞子葉まで全体を数分浸して水を吸わせるようにしましょう。
(1,500円)
ホヤ・ゴールデンマージン
Photo by 武蔵英介
特徴
葉脈の模様と葉の外側に入る、斑の美しさが特徴。伸びすぎたツルは、暖かい3〜4月ごろに剪定しても。
環境
乾燥には強いですが、寒さに弱いので霜が降りるような寒い時季には、暖かい場所に移動して。夏・梅雨時のムレに弱いので、風通しが良い場所で管理すると◎。
半日陰でも育てられます。
水やり
水やりは土の表面が完全に乾いたら、鉢底からあふれるくらいたっぷり与えてください。
(1,500円)
エケベリア・ジャイアントブルー
Photo by 武蔵英介
特徴
フリルのような葉が乙女心くすぐる多肉植物。挿し芽で増やせます。
基本的に剪定はしませんが、暖かい時季に邪魔な葉を切っても大丈夫です。
環境
乾燥には強いですが、寒さに弱いので霜が降りるような寒い時季には、暖かい場所に移動して。夏・梅雨時のムレに弱いので、風通しが良い場所で管理すると◎。
水やり
月に2〜3回。冬だけは回数を控えめにし、1〜2回。鉢底からあふれるくらいたっぷり与えてください。
(800円)
「今回紹介した品種以外にも、パキラ、シェフレラ、アジアンタム、エバーフレッシュなども窓辺ガーデンにおすすめですよ」(佐藤さん)
毎日すくすくと育つ植物を見れば、きっと元気をもらえるはず! 休日に窓辺ガーデンをつくってみては?
レクチャーいただいた園芸店「プロトリーフ」についてはこちら。
「プロトリーフ」
Photo by 武蔵英介
今回紹介した植物をはじめ、多肉植物、エアプランツ、観葉植物、ハーブ、花など豊富な種類の植物がそろう都内最大級の園芸店。鉢や土、テラリウム用の容器などもそろいます。植物の選び方や育て方を相談できるプロのアドバイザーがいるのも◎。
テラリウムの作り方などワークショップも定期的に開催されています。
【プロトリーフ】
Photo by 武蔵英介
住所 東京都世田谷区瀬田2-32-14 玉川高島屋S・C ガーデンアイランド2F
電話番号 03-5716-8787
営業時間 10:00〜20:00
定休日 元旦のみ
(トップ画像:木村武司)
※価格はすべて税抜きです。
武蔵英介(ANGIE編集部)
メディアプランナー
主にインテリア、料理など暮らし関係の記事を担当。 趣味は、インテリア、料理、自転車、海外ドラマ。 「皆さまに毎日の暮らしが楽しくなる情報をお届けいたします」