2016.08.24 UP
布アイテムだけでおしゃれ部屋に!【パパッとできる模様替え術】
インテリアを劇的におしゃれにするために必要なアイテムは何でしょう。ソファやキャビネットなどの大型家具? それとも、人気の雑貨?
答えは、”ファブリック”です。カーテンや、ラグなど面積の広いものを取り入れれば、部屋のイメージを大きく変えることができるのです。
「理論的にはそうかもしれないけど、ファブリックだけでそんなに変わるの!?」と疑う方も少なくないはず。
そこで、雑誌などさまざまな媒体で取り上げられている人気ショップ「ieno textile」の森永さんに、編集部員の部屋をコーディネートしてもらいました。
ファブリックを変えるだけだから、大きな家具の配置変えなどの力仕事は一切なし! 手軽に“最愛ルーム”をゲットできるはずですよ。
ガーリーテイストに変身!
Before
Photo by 木村武司
ベッドとソファが置かれたワンルーム、一見そつなくまとめているように見えますが……。
「カーテンとベッドスプレッドをブルーで統一しているものの、テイストが定まっておらず、アクセント不足で寒々しい雰囲気ですね。面積の広い床に何も置かれていないのがもったいない!」(森永さん)
After
Photo by 木村武司
カーテンとベッドスプレッドを変え、アクセントとしてラグとクッションを加えただけで、この変わりよう! 30代女子にも人気の高い”ガーリーテイスト”にコーディネートしてもらいました。
インテリアを組み立てる際、まず決めるのは、北欧、モダン、クラシックなどのテイスト。自分好みのテイストさえ固まれば、それを表現するために使う色が絞れてきます。
今回コーディネートしてもらった”ガーリーテイスト”は、パープル、レッドで女性らしさを表現。
「ビギナーさんは、まず主役となる色を決め、それを軸にしてマッチする色を1〜2色挿し色に持ってくるとイメージ通りにしやすいですよ。今回のように暖色など、トーンをそろえるのがまとまり感を出す秘訣です」(森永さん)
3色使いがポイント【カーテン】
Photo by 木村武司
カーテンは、3色のファブリックを使用したのがポイントです。これが、窓全体をレッドだけで覆ってしまうと、派手すぎて、ほかのアイテムの存在感が薄れてしまいます。落ち着いた色合いのグレー、パープルを加えることでレッドの派手さを調整する作用があるのだとか。
また、カーテンとして加工されていないファブリックをカーテンクリップで留めているだけだから、模様替えが気軽にできるのもポイント。
「カーテンとして使わなくなったら、テーブルクロスやベッドスプレッドとして使うのもおすすめですよ。引っ越しをしたとしても、窓の高さに合わせて折るだけだから、買い替えの必要もなし」(森永さん)
カーテンとして使用したファブリック/ FR7042フレカラー (各色9,800円)
カーテンとのバランスを考えて【ベッドスプレッド】
Photo by 木村武司
カーテンに色をたくさん使用したため、ベッドスプレッドはホワイトにして、バランスをとります。
銀糸がアクセントになっているものを選び、大人の女性らしさをさりげなくアピール。
ベッドスプレッドとして使用したファブリック/1804WT244ピュア(11,800円)
スパイシーなアイテムで空間を引き締めて【ラグ】
Photo by 木村武司
カーテンなど全体的に甘めのアイテムでそろえたため、ラグは モロッコ調の柄を選び、スパイスを利かせます。
「甘いテイストのものばかりではなく、辛口なアイテムも組み合わせることで、雰囲気を引き締めました。ファッションのコーディネートの考え方と似ているかもしれませんね」(森永さん)
また、フローリングの色が暗い場合は、明るめのラグを選ぶなど、反対の色味を選ぶようにしましょう。同系色で選んでしまうと、ラグがフローリングに馴染んでしまい、存在感が半減してしまいますよ。
ラグ/15s4249PT2-325PT2(19,800円)
複数の色柄の組み合わせで賑やかに【クッション】
Photo by 木村武司
クッションは、ソファの印象を変えるのに役立つアイテム。ほかのアイテムと同色・柄のものをチョイスすると空間に馴染みやすいですよ。柄と無地のものを組み合わせると賑やかになって◎。
写真手前右のクッションは、「ieno textile」デザイナー・南村弾さんが撮影した写真をデジタルプリントしたもの。 自然素材の麻に発色よくプリントしたものは珍しいのだとか。
クッションカバー/右上から時計回りで、7042REIV003フレカラー(5,000円)、0027-005ピンクウォール(7,800円)、15S4249PT2-005PT2(9,200円)、1804WT005ピュア(5,600円)。クッションは別売り。
カーテンは透け感のある麻、ラグはボリューム感のあるインド綿を使った重厚感のあるものにするなど……ファブリックを選ぶときは素材にもこだわると、部屋が上質な雰囲気になるのだとか。
あなたも、ファブリックを使った模様替え作戦を実行してみてはいかがでしょうか?
今回紹介した商品を取り扱っているお店については、こちら。
「ieno textile」
Photo by ieno textile
“「なんかいい感じ」を共有してくれる人の元へ、気持ちのいい「家のテキスタイル」を伝え届ける布の専門店”をコンセプトに、インテリアファブリックをトータルコーディネートできるショップです。
メインデザイナーは、ヨーロッパ最大のホームテキスタイル展示会「ハイムテキスタイル」のトレンドセッターも務める南村弾さん。
ベルギーやトルコ、インドなど、生地生産で有名な国の職人の手で丁寧に作られたハイクオリティなアイテムがそろいます。
住所 東京都渋谷区猿楽町30-3 A2F
電話番号 03-5784-1657
営業時間 11:00〜19:00
定休日 水曜日
武蔵英介(ANGIE編集部)
メディアプランナー
主にインテリア、料理など暮らし関係の記事を担当。 趣味は、インテリア、料理、自転車、海外ドラマ。 「皆さまに毎日の暮らしが楽しくなる情報をお届けいたします」