2016.07.25 UP
100均や身近なもので!プロ考案のキッチン収納術
「あの調味料どこだっけ?」「鍋がいっぱい重なっていてフライパンが取りづらい……」
上手に整理整頓できていないと、キッチンに立つのが億劫になってしまいますよね。美味しい料理を少しでも短時間で作るためにも、サッと物を取り出せる収納を心がけましょう。
そこで、収納インテリアアドバイザーの大橋わか先生に、キッチン収納のお手軽テクニックを教えてもらいました。
どれも100円ショップのグッズや身近なものを活用しているから、マネしやすいはず!
調味料は保存袋に小分け収納
小麦粉や片栗粉、春雨など……。形も大きさもまちまちな調味料や乾物などは、そのまましまっておくとかさばりますよね。
すべて食品用の保存袋に移し替え、まとめてかごに入れておけば、収納スペースを大幅に節約できちゃいます。同じデザインの瓶に移し替えるテクニックもよく聞きますが、保存袋の方がコンパクトですよ。
さらに、保存袋の上の部分に”中に入れたもの”と”賞味期限”を記したシールを貼ったクリップをプラスして、探しやすくしましょう。
かごの手前から賞味期限の近いものを配置すれば、使い忘れ防止になって◎。
シンク下収納の扉裏を活用
シンク下収納の扉裏は、サッと物を取り出しやすい好立地なスペースです。
A4サイズのビニールネットケースを両面テープで接着し、ゴミ袋入れに。1枚ずつ手早く取れるように、ネットケースの下部分に切り込みを入れるだけで完成です。
ネットケースの形が崩れるようなら、中に厚紙やクリアファイルを忍ばせましょう。
置き場所に困りがちな細長いラップも、ファイルボックスを扉裏に接着すれば、定位置の完成! かがまずに取り出せるのもいいですね。
包丁ラックにS字フックをかけて収納力アップ!
一人暮らしだと包丁ラックにさすのは、1〜2本程度ですよね。そこで、使っていない穴にS字フックをかけてピーラーやキッチンバサミを吊り下げられるようにしましょう。
扉裏についていることが多い包丁ラックも好立地なスペースだから、デッドスペースにするのはもったいないですよ!
フライパンはファイルボックスにIN
鍋やフライパンの重ね置きは、取り出しにくくなるから避けたいところです。
写真のようにファイルボックスに立ててしまえば、サッと取れて◎。しっかり間仕切りすることですっきりした見た目にもなりますね。
保存容器を入れるバスケットは平ゴムでリメイク
食品用の保存容器は、フタと本体を別々にスタッキングし、バスケットに入れるだけだと、ゴチャゴチャになってしまいます。
写真のように平ゴムを間仕切りとして使えば、しっかり分別可能。ゴムだから、フタをとるときもひっかかりにくいですよ。
作り方は、平ゴムをバスケットの左右の側面に通して輪にし、後ろ側でホッチキスで留めるだけ。
チューブタイプの調味料は吊り下げ収納
冷蔵庫の扉をあけるたびに倒れてしまうチューブタイプの調味料は、イライラの原因ですよね。
カーテンクリップに挟んで吊り下げ収納にチェンジすれば、そんなストレスともおさらば! 冷蔵庫奥に埋もれなくなるから、間違って買い足すミスもなくなります。
タオルバーでまな板の定位置を確保
シンク上収納に両面テープ付きのタオルバーを2点つけて、まな板を置けるようにしたアイデア。洗った後に乾燥させやすいのも魅力。
よく使うキッチンツールは、ここにS字フックで吊り下げるのもおすすめです。
キッチン収納が整えば、毎日の料理が快適になること間違いなし! ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【大橋わか】
収納インテリアアドバイザー。これまで440軒以上の個人宅を整理収納した実績を持つ。
使い勝手がよく、リバウンド知らずの収納術は、セミナーやさまざまなメディアでも話題。著書『おうちデトックス』(大和出版)も絶賛発売中。
Facebookページ、ブログも人気。
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武蔵英介(ANGIE編集部)
メディアプランナー
主にインテリア、料理など暮らし関係の記事を担当。 趣味は、インテリア、料理、自転車、海外ドラマ。 「皆さまに毎日の暮らしが楽しくなる情報をお届けいたします」