2016.06.19 UP
失敗しないワインの選び方!お酒が弱い&甘口好きな女子には・・・
お酒があまり強くなかったり、飲みにくいと感じることが多い女子にぜひおすすめしたいワインが”リースリング(Riesling)”と”マスカット(Muscato /Moscato)”。
どちらも甘めでフルーティー。普通のワインのアルコール度が12%程度に対して、リースリングとマスカットは6〜10%程度のものも多くあります。微発泡タイプもあり、果実味が豊かなので、いわゆる「お酒っぽさ」をあまり感じません。
これまではドイツ産のリースリングが甘いワインの代表でしたが、世界各地での人気を受けて、アメリカ、オーストラリア、スペイン、チリ、イタリア、ニュージーランドなどでも多く作られるようになり、さらにおいしく、お値段もお手頃になりました。
ということで今回は、それぞれのワインの特徴、楽しみ方、そして1,500円以下でデイリーに楽しめるものをピックアップ!
”リースリング”ってどんなワイン?
リースリングという白ワイン用のぶどう種を使ったワインのことで、果実味が豊かで酸味がしっかりあるのが特徴。色は、濃いめのイエローです。
洋梨やりんご、ピーチの香りがする甘みのあるタイプと、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りがする甘さ抑えめタイプ(ドライ・リースリングとも呼ばれる)があります。どちらもシャルドネ種やソーヴィニヨンブラン種で作られたワインより甘めで濃厚。後味はすっきりしているので食事によく合います。
特に豚肉料理に合うと言われていて、ドイツやフランスでおなじみのシュークルート(豚肉とキャベツの酸っぱい煮込み)、マスタードソースを使った料理が合います。
またアジアン料理とも相性◎。照り焼きチキンや寿司、卵焼き、オイスターソース味の中華炒めや酢豚、スイートチリソースを使ったベトナム料理など、甘辛の和食、アジアン料理に合います。
飲むときは冷蔵庫でキンキンに冷やして。他の白ワインに比べて時間が経っても酸化しにくい(味が落ちにくい)と言われているので、飲みきれなかったときは栓をして冷蔵庫で数日キープしても。
1,500円以下で買えるリースリングはこれ!
Photo by Amazon
「コノスル リースリング レゼルバ」。中口。上品でフルーティー、柑橘系の香りで後味にほんのりミネラル感。さわやかな酸味でわずかにシュワシュワした感じがします。市場価格約1,400円。このクオリティーでこの価格はさすがチリ産です。
よりすっきりしたタイプが好きな人には「ジェイコブス・クリーク リースリング」。日本でもよく目にするオーストラリア産ブランドのリースリングで、柑橘系の味わい、甘さは控えめで全体的に軽い感じ。市場価格約1,300円。
”マスカット”ってどんなワイン?
マスカット(Muscat)種で作られたワインで、”モスカート(Moscato)”とも呼ばれ、もともとイタリアで作られてきた甘口ワイン。
熟成に時間をかけずフレッシュな味わいを楽しむワインで、マスカットの果実味に加えて、オレンジやりんご、はちみつ、アーモンドなどの甘い風味がします。微発泡のものやしっかりと泡のあるスパークリングワインもあり、アルコール度は6〜10%と低め。まるでぶどうジュースみたいな飲みやすさで、主にアペリティフやデザートワインとして楽しまれています。
カプレーゼや、きのこのバルサミコ酢マリネのようなイタリアンのさっぱりとした前菜に合います。さらに、いちごやベリー、ピーチなどのフルーツ(またはフルーツサラダ)、チーズケーキやレモンパイ、パンナコッタなどのさっぱりしたデザートにも◎。
暑い夏はキンキンに冷やして、さらに氷を入れて飲むのもおすすめ。オレンジジュースやレモネードなどで割ってカクテルにしても。リースリングと同様にアメリカ、オーストラリア、スペイン、チリなど各地で作られるようになり、マスカットの風味をいかしながら辛口に仕上げた”マスカット・ドライ”も出始めています。
1,500円以下で買えるマスカットはこれ!
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「ブラウン・ブラザーズ モスカート」はオーストラリア産の甘口ワイン。パイナップルやマンゴーを思わせる風味です。微発泡タイプで後味すっきり。市場価格約1,500円。
さらにお手頃なのはアメリカ産の「ベアフット モスカート」。アメリカではほとんどのリカーストアで扱われているほど定番人気のブランドです。甘口でアルコール度8%と低め。市場価格約1,000円。
「フルーティーで飲みやすい!」と世界でも人気上昇中のリースリングとマスカット。この2つをおさえればワイン選びは間違いなし!
Nora
アメリカ在住フリーライター