2016.01.22 UP
ああ、もどかしい!私がSMAPの解散に反対しているワケ
日本を激震させた「SMAP解散危機」のニュース。いや~、驚きましたね。13日のスクープ報道から事態は二転三転し、ファンのみならず日本中の注目を集めました。18日の「SMAPxSMAP」に5人が揃って生出演しましたが、彼らの苦渋の表情に、思わず泣きそうになった平です。
私はSMAPのファンではありませんが、それでもデビュー当時からSMAPを見てきた同世代として、当たり前に存在したものが無くなるかもしれないというのは、とても複雑な気持ちでした。ファンでなくとも、解散して欲しくないと願ったのは私だけではないでしょう。
そこで今回は、私がSMAPの解散に反対だった理由を改めて振り返ってみたいと思います。
民意を尊重するため!
今回の解散騒動では、SMAPメンバーやファンの意思が反映されていないという印象を受けました。「アイドルの解散に、民意もへったくれもない」と思う方、それはその通りですが、そんな小さな問題だからこそ本人たちの意思が尊重されていないことに疑問を感じていました。
多くの人が解散を惜しむ声を上げている今、メンバーにグループを続ける意思があるのなら、それ以上に尊重されるべきことなどないのでは? ここまで解散を惜しまれるグループも内閣も、私は見たことがありません。
SMAPに年齢に関する固定観念を払拭してほしい
「40代にもなってアイドルって」などと揶揄されることもあるSMAP。40代の私は「40代にもなって恋愛コラムって」と嘲笑される自分と重なり、身の毛もよだつ思いです。
年相応というのは一つの美学ですが、年齢で活動が制限されるのは悲しいこと。アイドルに限らず若い世代に相応しいと思われている活動があることは事実ですが、何事も本人がやりたいと思ったら、やってもいいじゃないですか。一度きりの人生です。
(リアル半沢直樹を見てみたい)
半沢直樹や下町ロケットなど、池井戸潤さん原作の完全懲悪系ドラマが人気です。そこでは大企業に挑む個人や中小企業など、いわゆる弱者の奮闘が描かれ、多くの人は、弱い方を応援したくなるのではないでしょうか?
今回の解散騒動では真実の所在はともかく、所属事務所や芸能界といった大きな力が働いているというのがもっぱらの報道でした。中には「SMAP潰す」といった物騒な表現もあり、意外にもSMAPがもろい存在であることを知りました。
弱者が窮地に立たされれば応援したくなるのが人情というもの。がんばれ、SMAP!
そこにいるだけで安心するから・・・
「SMAPがいると、安心する……」多くの人が、SMAPをそんな風に思っているのではないでしょうか。ファンとまではいかないけれど、何となく安心する存在。なんとも曖昧な感情ですが、安心する存在というのはそう簡単には現れないものです。
今回本人たちが安心できない状況となってしまったSMAPですが、また私たちを安心させる存在として活躍してほしいものです。
メンバーが誰も腐らないのがスゴイ
今年は、SMAPの結成から25周年を迎える年だそうです。集団の中にいると普通は、長い間にいざこざが起きたり精神的に不安定になり、いわゆる腐ってしまう人が出てきたりすることも。
でもSMAPに限っては、腐ったことってないと思いませんか? 恐らくこれからもずっとSMAPは腐らないのではないでしょうか。
SMAPの消費期限、まだまだ有効だと思いますよ。
平 理以子
美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター