2018.04.17 UP
自分の肌質が科学でわかる!「遺伝子レベル」で調査する肌リスク分析とは
乾燥しやすい肌だから、とにかく保湿アイテムを重ねまくっている。テカりやすいから乳液・クリームは使ってない。自分の肌はこうだから、それに合ったケアをしているという人も多いですよね。
でも「スキンケア、本当にこれで良いのかな?」と疑問に思うことはありませんか? 肌のことは分かっているつもりでも、自分のしているケアが肌に良いことなのか、合っているのかどうかは確信が持てなかったりすることもありますよね。
ずっと前から自分の肌質について正しく調べたい! と思っていた私。そんなとき遺伝子の情報から自分の肌のことが詳しく分かるサービスを発見! 実際にやってみることにしました。
遺伝子レベルから解明!遺伝子検査に基づいた肌リスク分析とは
私が今回試してみたのは最新の研究でつくられた質の高い科学的根拠に支えられている遺伝子検査です。
この検査では肌質や肌老化にかかわる15種類の遺伝子バリエーションを調べることで、その遺伝子調査に基づいた肌リスク、今後の最適なケア法、とりいれていきたい成分などが分かるそう。
デパートのコスメカウンターで自分の肌状態を知ることができたりしますが、これは遺伝子レベルから自分の肌状態を知ることができるとあってとっても興味深い…!
でも、肌リスクって具体的にはどんなリスクなのでしょうか。この調査をして判明した私の肌リスクについて、次からご紹介していきましょう。
「脂性肌」「毛穴」の肌リスクは思い込みだった!?
私の肌はおでこや小鼻がテカりやすいものの、普通肌に分類されるような肌質。ただ毎月1~2度は悩まされる吹き出物のトラブルや毛穴の目立ちがあることから「脂性肌なのかも」「さっぱり系のスキンケアのほうがいいのかな」などと使うアイテムに迷いを覚えることがありました。
けれど今回の遺伝子検査結果によると私の肌リスクは脂性肌でも毛穴でもありませんでした。最も高かった肌リスク、それは「シミ・そばかす」。次いで「しわ・たるみ」のリスクもあることが分かりました。
私は現在34歳ですが、確かに20代後半に入ってから薄い小さなシミが増え、顔のくすみが気になるようになっていました。
年齢のこともあるし仕方ないと対策を怠っていたのですがシミ・そばかすは最も力を入れてケアしたほうがいいことが調査で判明。今まではニキビやテカりなどが気になってそちらのケアにばかり目がいっていたのですが、この調査でスキンケアの見直しを考えることにしました。
「とりいれると良い成分」のアドバイスをしてくれる
調査結果には、リスクにおけるスキンケアポイント、おすすめ成分が具体的に書かれています。
たとえば「シミ・そばかす」リスクが最も高かった私はUV感受性が特に高いとのことなので、1年を通した日焼け止めが大事なこと。日常生活ではSPF15、PA+程度で十分なので、こまめな塗りなおしを心がけること。すでにできてしまったシミのために、美白化粧品やピーリングをとりいれていくと良いという内容が書かれていました。
具体的にはトラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸、ビタミンC誘導体など。これら美白成分の配合された美白化粧品をとりいれていくのがおすすめとのことでした。
また「しわ・たるみ」も若干できやすい体質であることが分かりましたが、今のところその点で悩みがない私。今悩んでいなくても「もとの体質に生活習慣が積み重なってでてくるので日ごろの予防が大切」と書かれていたので、肌を良い状態で保つためのケアとしてレチノールをとりいれたケアがおすすめとのこと。
レチノールはコラーゲンやエラスチンの合成を促して真皮内の新陳代謝を活発にさせてくれる働きがあるようです。
このほか食生活ではメラニン色素の沈着を防止する働きのあるビタミンC、肌のターンオーバーを促進する働きのあるビタミンAを積極的にとろう! とのこと。今までもビタミンCはとるように意識していたので「やっぱりとったほうがいいんだな」と自身の食生活に対して確信が持てました。
「自分の肌」への理解が深まる!
「1年中テカりが気になる脂性肌」「ひどい乾燥肌」「調子が悪くなりやすい敏感肌」など、自分の肌の傾向はある程度理解している人が多いですよね。調査を受ける前は私も「たぶん自分の肌はこんな感じで、肌リスクもこんな感じだろうな」と予想を立てていました。
けれど遺伝子検査を受けてみると思いもよらなかった肌リスクを抱えていたことが分かり、自分の肌への理解が一層深まった気がします。
科学の力ではっきりと自分の肌質が分かったのでリスクに備えた対処法もこれから不安なく実践することができそうです。遺伝子検査による肌リスク分析は「これからのケア」に自信が持てるようになるという点でなかなかおすすめできるサービスだと思いました。
自分の肌質、肌リスクを知る遺伝子検査はどうやって受ける?
今回私が試した遺伝子検査は、インターネットで検査キットを取り寄せることができました。
検査キットの中には返信用の封筒、申し込み用紙、中に綿棒が入った細長い容器が入っています。遺伝子調査は口腔粘膜でおこなわれるので、綿棒を口の中に入れ頬の内側部分をこそげとるような形で粘膜を採取します。
綿棒を容器に入れ、申し込み書とともに返送するとおよそ1か月ほどで調査結果が送られてくる… という流れでした。
このような肌リスクが分かる遺伝子検査をおこなっている会社は現在3~4社ほどと意外と少ないようです。いくつか比較してみましたが、値段も会社によって5,000円~20,000円ほどと幅があります。自分の肌リスクについて気になる、興味があるという人は試してみると意外な発見があるかもしれませんね。
遺伝子レベルでの科学的根拠のある調査で、これからの美容ケアに自信がついたような気がします。自分の肌を正しく知ることで、さらなる美を追求していきたいものですね!
すだ あゆみ
コスメコンシェルジュ