2016.04.26 UP
デスクワーク女子必見!うしろ姿が見違えるほど美しくなる「肩甲骨エクササイズ」
誰もが憧れる女性には、ある共通点があります。それは姿勢が良いということ。それだけで、スッキリとしたキレイな印象を与えることができるのです。
その美姿勢の要になるのが肩甲骨。別名「天使の羽」とも呼ばれるこの肩甲骨が正しい位置にあるだけで、背筋がのびてスッキリ、シャープになるのだとか。
しかし、最近は長時間パソコンに向かっていたり、デスクワークをしていたりすることで、この肩甲骨が必要以上に開いてしまっているそうです。春は、意外に背中が見られる季節。「この先輩、姿勢悪いな〜」と思われているかもしれませんよ。
肩甲骨ってどこにあるの?どんな役割があるの?
肩甲骨とは、背骨を挟んで左右対称にある骨のこと。肩と腕をつないでいるため、肩甲骨のおかげで腕を360度大きく動かすことができるのだそうです。
また、胸やお腹、肩、腕、など上半身を動かす6つの筋肉と重なり合っているため、肩甲骨の動きが鈍くなったりずれたりすると、肩こりや腰痛などの不調となって表れてしまうのです。
例えばパソコンを使っている際には、体より腕が前に出ています。これは、腕を前に出すために肩甲骨が背中の外側に向かって開いている状態。長時間続けていると、肩甲骨の周辺の筋肉は伸びたままになり、筋肉がこわばって動きにくくなるのです。長時間スマホを見ているのも同じことが言えます。
また、目を動かす筋肉ともつながっているので、肩甲骨の動きが悪くなると疲れ目にもなってしまいます。さらに肩甲骨と骨盤は上半身と下半身の要として対になって体を動かしているため、肩甲骨がスムーズに動かなくなると骨盤がゆがみ、ポッコリお腹になってしまう可能性も否めません。
あなたの肩甲骨ずれてない?自分でできるチェック方法
背中はなかなか自分では見ることができないもの。そこで、自分の肩甲骨が開いているか簡単なチェックをしてみましょう。
1、自分は人よりも猫背だと思う
2、肩こりや偏頭痛に悩んでいる
3、春夏でも体が冷える
4、パソコンやスマホを長時間使う
5、最近、体のたるみが気になる
6、日ごろから運動をあまりしない
7、ポッコリお腹が気になる
8、背筋をまっすぐにして座るのがつらい
2つ以上にチェックが付いた人は肩甲骨が開いた状態にあり、不調がもっと出てくる可能性もあるので注意が必要です。
また鏡の前であまり力を入れずに両腕を上げた際、耳と腕との距離がこぶし1個以上空いている人は、肩甲骨が開いている可能性があるため要注意。
美姿勢を作る!「カンタン肩甲骨エクササイズ」
肩甲骨が開いているという結果が出た人にオススメのエクササイズをご紹介。まずは「基本の姿勢」を体に覚えさせましょう。
基本の姿勢
まっすぐに立ちます。その際、お尻の山を合わせるようにしてお腹をキュッと引き締めて。両ひざはできるだけつけるように。また、かかとはつけてつま先を少し開き、上に向かって伸びるようなイメージで立つようにしましょう。
理想的な肩甲骨の位置を作るため、この姿勢をエクササイズ中にキープするように心がけましょう。
肩甲骨エクササイズ
1:基本の姿勢のまま脇を締め、手のひらを上にして両肘を90度に曲げます。そのまま肘が体から離れないようにしながら、両手を外に開きましょう。限界まで開くように。
このとき、肩が上にすくまないよう注意しましょう。これを10回繰り返します。
2:基本の姿勢のまま、手の甲を前に向けながら両腕を真上に上げます。その後、脇を締めるようにしながら手の平を外に向けてゆっくりと腕を下ろしましょう。
肩甲骨がぐるりと回る動きを意識しながら、これを10回繰り返します。
3:基本の姿勢のまま、ゆっくりと手首を外側に回転させ、腕を体の斜め後ろへ。肩が上がらないように意識しながら、ゆっくりと元へ戻します。これを10回繰り返しましょう。
肩甲骨を正しい位置に戻して姿勢を良くすれば、好印象を与えて注目度もアップ。新入社員の憧れの先輩になること請け合いです。
あなたも肩甲骨を鍛えて、美姿勢を目指してみてはいかがでしょうか?
佐治 真澄
ビューティライター