2016.09.07 UP
オンナは“胸”がすべて!? おっぱいコンサルタントが胸にこだわる理由とは?
プロボディデザイナーとして女性の骨格や筋肉に触れ、オールハンド施術による美を追求してきた益本香織さん。加齢や出産によって「垂れて、削げる」おっぱいを、ふわふわに変える“おっぱいコンサルタント”としても活動しています。
益本さんが“おっぱい”にこだわる理由とは何か。そして自身はこれまでどんなケアをしてきたのか、話を聞きました。
無理なダイエットに励んでいた10代~20代崩れたおっぱいにショック!
華奢な体にふくよかなおっぱい。多くの女性が憧れるプロポーションの益本さんですが、20代の頃は「体に負担をかけることばかりしていた」と振り返ります。
「10代までぽっちゃり体型で、大学受験でさらに太ってしまった自分にコンプレックスしかありませんでした。大学時代は“醜くなりたくない!”の一心で、カロリー重視、サプリメント頼りのダイエットに専念。一年で7kg痩せ、体重計の数字しか目に入っていませんでした。
“痩せたけど、美しくない”と感じたのは、仲良しの先輩に連れられて、下着専門店に行ったときのこと。かわいいブラジャーを試着したら、店員さんに“顔は若いのに、体が老けている”と言われて大ショック!
うすうす気づいていましたが、たしかに、胸は垂れて削げて離れていて、肌にハリがありません。まるで、一度ふくらんだ風船の空気がぬけた姿みたい。これでは、痩せても全然キレイじゃない!と、体重という数値だけではなく、形としてカラダやおっぱいのことを考えるようになりました」
妊娠、授乳をへて おっぱいケアの重要性を再確認
“皮膚や肉質がやわらかいから、しっかりケアしないとおっぱいはどんどん垂れてしまう”と店員さんにアドバイスされ、バスト用のケアクリームを使うようになった益本さん。さらに29歳でプロボディデザイナーとして独立し、また妊娠・出産をへて、おっぱいが女性にどれだけ影響を与えるか、再確認したそう。
「体についての知識がついたことに加え、体の変化に悩む30代女性のお客様と話す中で、“産後のおっぱいの変化”に悩んでいる方がとても多いと気づいたのです。私自身も32歳で妊娠したとき、おっぱいの形の変化で“もしかして妊娠したかも”と思ったほど、おっぱいは女性ホルモンの変化が目に見えて現れる部位。
子どもを母乳で育てた私は、風船が膨らむようにおっぱいが張り、母乳をあげたり搾乳したらしぼみ……という繰り返しを重ね、明らかに皮膚感が変化していくおっぱいを見ながら日々を過ごしていました。
そして、多くの女性のバストの変化をみていたものの、断乳したとたん、シュンと萎縮して小さく小さくしぼんでしまった自分のおっぱいに愕然。やっぱりこんなに変わるもんだなと思いながらも、女性としての柔らかさやふくよかさがなくなってしまったようで、多くのお客様が悩んでいたように、私もさみしい気持ちになりました。
ライフイベントの変化が多く、加齢を実感し始める30代だからこそ、しっかりしたおっぱいケアが必要だと、改めてその大切さを感じることになりました」
おっぱいを大事にすると、どう変わる!?
では、おっぱいをしっかりケアすると、体にはどんな変化が現れるのでしょう。おっぱいケアの基本とその魅力を教えてもらいました。
「おっぱいを大事にする大前提として、自分のおっぱいの形に合った、正しいカップのブラジャーをつけること。ここがまずスタートです。人間のカラダは非常に繊細で、皮膚が1cm下がったり上がったりしただけでも、カラダが固まってしまい呼吸がしにくくなったり動きにくくなるんです。
バストに関して言うと、自分に合ったブラジャーをつけると、おっぱいが下がることなく、デコルテラインの皮膚もしっかりと持ち上がった状態になります。すると、おっぱい周りの皮膚が下につっぱらず、呼吸もしやすくなるのです。
呼吸が深くできるようになると、血行がよくなり、バストにも栄養がいき届きますし、肩こりや顔のむくみも解消して小顔に。その上、顔色がよくなって若々しくなるという好循環が生まれます。
そして、背面や側面のコリがなくなっていくことで、皮膚も柔らかくなっていき、おっぱいの形が整っていきます。そうすると、自分の“女性性”が肯定された気分になって、明るくなります。ふわふわになったおっぱいを見て、嫌な気持ちになる方はいないはず。パートナーがいる方は、必ず相手も喜んでくれて、関係性の向上にもつながるかもしれませんよ」
ブラジャーは必ず試着し、下着専門店の店員さんに見てもらって、サイズや形が自分のバストに合っているかを確認しましょう。女性の7割は自分のバストに合っていないブラジャーをつけていて、そのうち3割は本来のサイズより小さいものをつけているとのデータもあるそうです。
おっぱいを窮屈に締め付けてはいないか、あるいは古くて伸縮性のなくなったブラジャーをつけ続けて、垂れ乳を野ばなしにしていないか、快適なブラジャーを付けられているか、自分のブラジャーをチェックするところから始めましょう!
最初は「おっぱいなんて、もういいんです」と言っていた子育て中のお客様も、益本さんのケアで、ふっくらやわらかくなった自分のおっぱいに触れると、表情がみるみるうちに明るくなっていくと言います。
では、益本さんは具体的にどんなケアをしているのでしょう。毎日できる簡単ケアを次回ご紹介します!
プロボディデザイナー ・アフェクティブバストセラピスト。パートナーに選ばれ続ける、愛されボディづくりの専門家。女性らしい曲線美とやわらかな質感をオールハンドでうみだし、愛される大人の女性のボディづくりを応援している。
rumi
ライター・編集者