2015.11.03 UP
絶品の鴨料理!在フランス女性が好んで食べてるフレンチ3選
皆さんがフランス料理と聞いて、思い浮かぶのはどんなイメージでしょう? まるでアート作品のように仕立てられた、繊細な一皿でしょうか。
そのような料理が提供されるレストランもありますが、フランス人が普段着で訪れる一般的なレストランの料理といったら、驚くほどボリューム満点! 例えば、大ぶりのステーキ肉に山盛りフライドポテトを添えた「ステーク・フリット」は定番中の定番ですが、日本人のわたしたちには重すぎるのです……。
そこで、フランス在住の日本人女性たちに「女子でもペロリとイケる美味しいフレンチ」を尋ねてみました。記事を読み終わる頃には、お腹が鳴ってしまうかも!?
ソース選びが楽しい「ムール貝」
フランスのお隣ベルギー生まれの「Moules frites(ムール・フリット)」は、フランス各地で食べられるお料理です。大きな鍋にムール貝がどどーんと盛られた様子は圧巻!
白ワイン、トマトソース、クリーム、カレーなど、お店によっては様々なソースで仕上げてくれるため、選ぶ楽しさがあります。
添えられたフライドポテトをソースに絡めながら頂くのがフランス流。ふっくら柔らかなムール貝は、一度食べたら病みつきになりそう!
フランスで「カレー風味」というと、カレー風味のクリームソースを指すことが多いです。日本人の間では「白ワイン蒸し」が根強い人気ですが、カレー味は新感覚のおいしさが楽しめると思います。
あっさり頂く「ニシンの燻製とジャガイモのサラダ」
フランスきっての美食の街として名高い「リヨン」。素材の味を生かしたシンプルな料理が好まれる地域ということで、和食に通じる面もありそうですね。
ニシンの燻製と茹でたジャガイモ、玉ねぎをオリーブオイルなどであえたシンプルなサラダ「Salade de pommes de terre aux harengs fumés(ニシンの燻製とジャガイモのサラダ)」なら、リヨン以外のレストランでも味わえますよ!
「日本酒が欲しくなる味!」「あっさりしていて、いくらでも食べられそう」など、ちょっぴり和食を思わせるところが人気の秘密かも。日本人ファンの多い前菜のひとつです。
芳醇な味わいが魅力の「鴨料理」
骨つきの鴨肉をオーブンで香ばしく焼いた「Confit de canard(鴨肉のコンフィ)」。
ミディアム・レアのジューシーな鴨の胸肉に甘辛いソースをかけた「Magret de canard(マグレ鴨)」。
鴨の砂肝のソテーをサラダ仕立てにした「Salade de gésiers(砂肝のサラダ)」。
言わずと知れた「Foie gras(フォアグラ)」などなど……バラエティー豊富な鴨料理はフランスならでは。
鴨料理は、ワインで有名な都市「ボルドー」を含むアキテーヌ地方、スペインとの国境をピレネー山脈で隔てたミディ・ピレネー地方など、フランス南西部全域のスペシャリティですが、フランス全土で味わうことができます。
例えば、鴨肉のコンフィやマグレは「国内で食べる鴨南蛮の『鴨』と全然違う!」「フランスで鴨料理と出会って以来、鴨肉の虜になった」という声も多いです。リッチで濃厚ではありますが、女性でもペロリとイケちゃいそう。
フランスを訪れる際にはもちろん、国内のフレンチレストランで食事をするときにも、上記のメニューを探してみてくださいね!
Bon Appétit!(ボナペティ/食事を楽しんで!)
鈴木 香穂里
ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター