2025.12.29 UP
年末年始の帰省前にチェック!いざという時のスマホ活用術『旅先防災案内所』をレポート

年末年始を前に旅行や実家への帰省を計画している人も多いと思いますが、旅先での防災について備えている人は少ないという事実が、KDDI株式会社の調査で明らかになりました。
また、旅行中の被災時に困ったこととして、スマホに関連する困り事が上位にランクインしているということも判明。
こうした課題に対応するため、“いつものスマホで、もしもに備える”をテーマに、身近なスマホで手軽に備えることができる防災対策の紹介や、旅への防災意識をチェックできる体験場『旅先防災案内所』解説。
12月25日(木)・26日(金)の2日間限定で行われた、東京・新宿の「サナギ新宿前イベントスペース」を取材しました!
旅への防災意識は?備えておきたい防災対策法

会場に入るとまず、KDDIが実施した約3万人を対象とした調査結果の掲示が。
日常生活では防災を意識している人が約4割存在するものの、旅行や帰省の際に災害への備えを意識している人は約3割にとどまり、普段の意識レベルから減少していることが分かりました。

また、被災経験者1,000人への調査では、旅先での困りごととして「スマホの充電が切れた、残量が不安だった」が23.6%、「スマホが圏外だった、電波が不安定だった」が22.3%となり、スマホに関する問題が上位にランクインしています。

旅先での備えとして、スリッパや歯ブラシがいざという時に役に立つこと、持病の情報をスマホに入れておくことや、旅行に同行しているメンバーの電話番号を知っておくと良いことを教えていただきました。
緊急時にメッセージアプリが利用できなくなったら、旅行仲間の安否確認ができなくなるためです。

また宿泊先で集合写真を撮り、すぐに仲間で共有しておくのもおすすめ。旅の思い出とともに、緊急時の集合場所を共有できるからです。
山、温泉、アウトドアで役立つ防災トピックス

こちらは、旅先別に知っておきたい防災のコツの展示コーナーです。
年末年始のお出かけといえばの初日の出スポットでは、スマホと水のペットボトルで作れる簡単なランプが展示されていました。
ライトをつけたスマホの上に水が入ったペットボトルをのせるだけで、即席ランプになります。

温泉へ旅行しているときにケガをした場合に、タオルと歯ブラシでできる止血方法も展示されていました。
応急処置が必要なときに慌てないよう、覚えておきたいハックです。

またアウトドアで想定される遭難に備え、高カロリーな非常食を選ぶクイズも。
マカデミアナッツ、ミルクチョコレート、練りようかん。みなさんはこの中でグラムあたりのカロリーが1番高いのはどれだと思いますか?
実はマカダミアナッツが最も非常食に適しているのだそうです! ナッツなら軽くて持ち歩きやすいのも良いですよね。
圏外でもつながる!バッテリーが長持ち!もしもの時に便利な機能を体験

こちらは注目の「au Starlink Direct」。日本初の、衛星とスマホの直接通信サービスです。
空が見える場所であれば、圏外でもメッセージサービスや位置情報の共有、緊急速報メールの送受信が可能! 実際に体験して、圏外下でもGoogleMapで経路を検索できることが分かりました。
旅先防災の各展示にもこの「au Starlink Direct」を用いたスマホ防災対策が多く提案されていたのですが、こうした最新技術を活用して備えるのも大切だと実感。

またGoogle Pixelの実機を使って、緊急SOSを送る方法や、リアルタイム翻訳も体験しました。
こうした長時間駆動バッテリー搭載のスマホなら防災時に役立つ機能をフル活用できるのが良いですよね。
旅先や帰省先がどこであれ、災害への備えは必要。日頃から防災に対する意識と、役立つ情報やツールを知っておくことが大事です。
旅立つ前にぜひ、身近なスマホでできる防災テクニックを調べておいてください!





