2025.11.11 UP
快適な住まいのキーワードは断熱性能!熱中症やヒートショック対策でも注目の高断熱住宅を取材

年々厳しくなる夏の暑さに、これからやってくる冬の寒さ。年中快適な自宅時間を過ごすために欠かすことができないのが、“断熱”です。
断熱性能が高い家に住むことで、夏は外からの熱を遮断し涼しく、冬は室内の暖かさを保つ断熱効果が期待できます。エアコンの過剰な使用を抑えて、省エネにもつながります。
また快適な室温を保つことで、熱中症や冬のヒートショック対策としても期待できるそう。
今回は実際に、断熱性能を体感できるショールーム見学を取材。高断熱住宅のさまざまなメリットをリポートします!
快適性アップで省エネにも!高断熱住宅の価値を語るトークセッション

トークセッションでは、ライフスタイルや暮らしに関するインフルエンサーのkahoさん、税理士で賃貸住宅のオーナーでもある渡邊浩滋さん、高断熱賃貸住宅の専門家としてWELLNEST HOMEの川嶋廉さんが登壇しました。
kahoさんは今年賃貸住宅に引っ越す際、アクセスや間取りのほか「築年数」を重視して物件を選んだそう。以前古い物件に住んでいたときに、夏の暑さに悩まされた経験があるのだとか。
古い物件で夏の暑さや冬の寒さが気になる要因として、「建物の蓄熱性と断熱性が落ちていることが原因に挙げられる」と、川嶋さん。

建物の断熱性が高いと室温を一定に保ちやすく、冷房や暖房の効率が良くなり、光熱費にも影響するそうです。
「一例ですが、一般的な住宅の月1〜2万円の光熱費に対して高断熱住宅では月7千円程度にまで抑えられることもあり、年間で約20万円程度の差が生じる可能性もあります」と川嶋さん。
光熱費の高騰で頭を抱える方も多い中、これはかなり重要なポイントですね。
子ども・高齢者・ペットの健康対策としても必須!高断熱の重要性

渡邊さんと川嶋さんは近年の酷暑について、小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭の健康問題を指摘しました。
(渡邊さん)「特に高齢者は暑さに対する感覚が鈍くなり、室内温度が30度を超えても気づかないことがあります。エアコン使用に罪悪感を持つ傾向もあるため、危険な状況に陥りやすい懸念もあります」
(川嶋さん)「これからの季節はヒートショックのも心配もあるので、高齢者がいるご家庭では断熱性能をうまく活用してもらいたいです。またペットがいる家庭では24時間快適な室温を保つ必要があり、断熱性能の高い住宅が必須と言えます」
住宅の断熱性能が向上すると省エネにもつながるので、CO2削減にも貢献。高断熱住宅は環境面でも健康面でもメリットがありそうです!
冬暖かく夏は涼しく!リフォームでも叶う断熱性能を実際に体験!

イベントではプロ向けのYKK AP体感ショールームにて、実際に断熱性能を体験できる時間も。
まず、断熱性能の違いによる室内温度の感じ方を体感。等級が上がるにつれて足元が暖かく感じ、同じ暖房をつけた部屋でも体感温度が全く異なりました。

こちらは内窓をつけるなど、窓の断熱リフォームが施されたお部屋。
暖房をつけると窓付近でも室温がしっかり暖かく感じました。結露も抑えられるそう。夏場の熱も内窓をつけることで抑えられ、室温の上昇を抑えられるそうです。

また、内窓によって窓が二重になることで、防音効果もアップし、騒音対策にも◎!
内窓設置は1窓およそ60分ほどで取り付けられる、簡単なリフォーム方法なんだそうです。
近年の異常気象に、もはや必須とも言える断熱性能。実際にその性能を体感し、快適さを実感できました。
物件選びやリフォームをする際は、「高断熱」を検討材料に加えてみてはいかがでしょうか。





