ライフスタイル

2023.12.22 UP

デフアスリート高居千紘さんが「バンクーバーファッションウィーク」にモデルとして出演。「多様性」への想いをインタビュー!


多様性、ダイバーシティという言葉をよく目や耳にするようになりました。

一言で多様性と言っても難しくイメージしにくいという人も多いのでは。

「多様性って、具体的にどういうこと?」と内心首をひねっている人もいそうです。

さて、2024年4月に開催予定のバンクーバーファッションウィークに、デフアスリートの高居千紘さんがモデルとしてランウェイを歩くことが発表されました!

このバンクーバーファッションウィークこそ、「多様性」のイベントなんです。

 

デフアスリート高居千紘(たかい かずひろ)さんとコカ・コーラ ボトラーズジャパンの取り組み

さまざまな障がいを持ちながらもスポーツに取り組むアスリートを、パラアスリートと呼びます。そして、デフアスリートは、聴覚障がいを持つアスリートのことです。

高居千紘さんは先天性感音性難聴のデフアスリート。2020年4月にコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社に入社し、業務と両立しながら、陸上競技の走り高跳びと十種競技のデフ(聴覚障がい)アスリートとして活動しています。

 

高居さんが勤務するコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、「多様な人材が力を合わせ、さまざまな変革を起こすことで、あふれるほどのハッピーを生み出し、豊かな生活に貢献できる」と言います。

また、高居さんが今回、「多様性」をテーマとするバンクーバーファッションウィークに挑戦することについて、「変革を起こし、あふれるほどのハッピーを生み出すことにつながると信じています」とコメントしています。

 

「多様性」がテーマのファッションウィークとアパレルブランド「SOLIT!」

出典:SOLIT!

「SOLIT!」は、オール・インクルーシブな社会の実現を目指すアパレルブランド。

オール・インクルーシブとは「全て含まれる」という意味で、多様な人も動植物も地球環境も、誰もどれも取り残さないことを掲げています。「違い」もありのままに受け入れ、健全に共存できる社会を目指すブランドです。

また、バンクーバーファッションウィークは「ダイバーシティ(多様性)」をコンセプトに掲げています。国籍や人種の枠を外したコスモポリタンなスタイルが大きな特徴となっており、若手デザイナーの登竜門として知られています。

 

高居さんインタビュー「希望を持って歩く姿が、誰かの希望に」

モデル出演が決定した高居さんに、現在の気持ちや多様性への考え方などのインタビューを行いました。

――ファッションウィーク出演、どのようなお気持ちでしょうか。

高居さん:出場が決定した直後は不安がありましたが、撮影などを経て、自信を持てるようになりました。本番では緊張すると思うのですが、走り高跳びの助走のイメージで歩きたいと思います。自分自身が自信を持って歩くことで、希望を持つ方がいらっしゃると思うので、頑張りたいと考えています。

そして、音のない世界を自分らしく表現し、より多くの方々にデフリンピックのことを知ってもらうきっかけにもしたいと考えています。

高校生の頃、デフリンピアンのメダリストの話を聞く機会があり、自分自身もデフリンピアンとして活躍したいという夢ができたので、同じく聴覚障がいを持つ子どもたちにも、僕がそうだったように夢や希望を与えたいと思っています。

 

――「ダイバーシティ」「オール・インクルーシブ」への想いをお聞かせください。

高居さん:私が働いているコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、多様性を重視し、ダイバーシティ・エクイティー&インクルージョン(DE&I)の推進を進めており、「多様性」は僕にとっても身近であり、普段からとても大切にしていることでもあります。

そのため、SOLIT!が掲げる「オールインクルーシブ」、「多様な人も、地球環境も、誰もどれも取り残さない」という言葉にもとても共感していますし、僕も困っている人が一人でもいれば、助けたい、協力したいと思い、そのように普段から行動しています。

 

――ファッションへのこだわりや思い出はありますか?

高居さん:もともとファッションには興味があり、いろいろなものを見るのが好きですが、最終的にはシンプルなデザインを選ぶことが多いかもしれません。また、アスリートならではかもしれませんが、動きやすいものという観点で選ぶことも多いです。

普段はトレーニングウェアでいる時間帯も多いので、おしゃれができる日は着る服を選ぶこと自体を楽しんでいます

 

多様性のある、オールインクルーシブな社会の実現を

「同僚も含め、応援してくださっている皆さんと一緒に、多様性のある、オールインクルーシブな社会の実現を目指していきます」と語ってくださった高居さん。

ランウェイを歩く姿を、ぜひ中継や動画で拝見したいですね。

高居さんの姿に元気や希望をもらう人は多いはず。悩んでいる人の背中も押してくれそうです。

Rie Kanno

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