ライフスタイル

2023.03.22 UP

元気に長生きするために!今から知っておきたい「誤嚥予防」とサポートアイテム

人生100年時代と言われる昨今。ただ寿命が長いだけではなく、「健康的に長生きしたい」ものですよね。

とはいえ、気持ちとは裏腹に加速して衰える体力や身体機能。痛みや病のように明らかなサインが出るものもあれば、なんとなく不調……といった不快な症状も出やすくなります。例えば、飲み込む力が弱くなるのもそのひとつ。

食べ物を飲み込み、口から胃へと運ぶ動作のことを「嚥下(えんげ)」と呼びますが、加齢に伴って感覚や筋力、反射のスピードが遅くなることがわかっています。

そんな嚥下について詳しく知ることができるプレスイベントが行われました。

 

気付かないうちに弱くなっていく「食べる力」

主宰は、ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー。

セミナーに登壇した国立国際医療研究センター リハビリテーション科診療科長/リハビリテーション科医長 藤谷順子先生によると、嚥下機能が低下する原因はさまざまなものの、多くは加齢によるとのこと。

「年齢を重ねると、誰しも筋肉や神経、認知の働きが低下するように、食べる力も総合的に弱くなる」と言います。

 

そして、嚥下機能が低下することで気を付けたいのが「誤嚥(ごえん)」だと言う藤谷先生。誤嚥とは、食べ物や唾液を飲み込むときに、食道ではなく気道に入り込んでしまうこと。

健康な人でも、睡眠時や食事中に誤嚥が偶然起こることはありますが、気道内に入ってしまった物を排除しようという「咳」や「むせ」などの防御反応がおこり、誤嚥物は吐き出すことができます。

しかし高齢者など嚥下障害がある方の場合、この喀出する働きが弱まってしまうのです。

 

誤嚥を予防するためのポイントは3つ

では、誤嚥を防止するにはどうしたら良いのでしょうか?

同セミナーに登壇した、ネスレ ヘルスサイエンスカンパニー マーケティング&メディカルアフェアーズ統括部 ONS(経口栄養補助)グループ グループマネジャー・池ヶ谷淳貴氏によると、予防法のポイントは3つ。

食事を工夫し、

状態に合った「やわらかさ」

・「まとまりやすさ(凝集性)」

・「口腔内でのくっつきやすさ」

が重要だそう。

ネスレ「アイソカル ゼリー ハイカロリー」は、誤嚥防止のための3つのポイントを押さえた栄養補助食品。なめらかなゼリー状なのでデザート感覚で手軽にカロリー補給することができます。

嚥下機能が低下すると食事が苦痛になり、食が細くなることで必然的に栄養不足にも陥りやすいのですが、そんなお悩みも「アイソカル ゼリー ハイカロリー」がサポート。

わずか66gの手のひらサイズにおかゆ一杯分と同じカロリー150kcalと、たんぱく質3gが含まれているため、少量で高カロリーを摂取できます。

 

日本初! “誤嚥防止”表現での表示許可を取得


2009年の発売以来、医療・介護現場で最も使用されている(※1)カップゼリーとしてプロの現場で高い評価を得てきた「アイソカル ゼリー ハイカロリー」。

昨年には10製品(※2)が国の定めた許可基準をクリアし、「特別用途食品えん下困難者用食品表示基準II」の“誤嚥防止を目的とした嚥下困難者に適した食品”として表示許可を受けました。

しかも、 “誤嚥防止”という表現での表示許可取得は日本初の快挙!これにより、飲み込みに困難を感じる方が、ますます安心して使用することができるようになりますね。

 

誰にでもいつかは訪れる、加齢による身体機能の衰え。とくに食事は生きる楽しみのひとつです。

いざという時に困らないよう、嚥下について正しく役立つ情報を知っておきましょう!

 

(※1)ネスレ調べ[医療機関・介護施設へ販売されたカップゼリー販売数量(2022年)より算出]
(※2) 【対象製品】「アイソカル ゼリー ハイカロリー」10製品(りんご味、もも味、あずき味、コーヒー味、チョコレート味、とうふ味、スイートポテト味、黒糖風味、きなこ味、レアチーズケーキ味)※いずれも無果汁・香料使用

 

取材/出典:ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー

大西 マリコ

大西 マリコ

美容ライター/西洋占星術家

≫このライターの記事を読む

Related 関連記事