2020.05.13 UP
在宅ワークの“困った”は「場所」や「音」!みんなの工夫は?
外出自粛のなか迎えたGW、自宅でできる楽しみを見つけたり、普段できないことに取り組んだりと、例年とは大きく違った時間を過ごした人が多いのではないでしょうか?
休み明けから仕事再開となりましたが、「自宅で仕事をすること」が新たな悩みになっている人も多い様子。
今回は、リノべる株式会社が、家族を含む同居人のいる112名に対しておこなった『テレワークにおける仕事場所や家具に関する調査』をもとに、家族がいる在宅ワーカーの悩みに迫ります!
家で仕事をする場所はどこ?
リモートワークが推奨されたことで、出勤しなくていい、満員電車に乗らなくていいというメリットがある一方、「自宅で仕事をする」ことによる悩みに直面した人も少なくありません。
今回の調査でも、新型コロナウイルスで在宅ワーカーになった人の切実な悩みが見えきます。
例えば、オフィスにはデスクとチェアがありますが、自宅に仕事用のデスクとチェアがあるという人は少数派のよう。実際、テレワークをしている場所として「ローテーブル」と回答した人は最多の36.6%でした。
床に長時間座って仕事をすることで、腰や肩、首を痛める人も多そうですね。
続いて2位は「ダイニングテーブル」(35.7%)。
ローテーブルより仕事はしやすそうですが、いろいろなものが乗っていてテーブルの上を片付けるところから始めなくてはいけない、食事のたびにパソコンや資料を片付けなくてはいけないなどの問題も多そうです。
家での仕事で“気が散る”人は多い!
仕事をするときに困ったことについての質問では、「家族の声や生活音が気になる」(43.8%)という回答が最も多く、自宅で集中して作業するのは難しいことが読み取れます。
オフィスでは気にならない他の人の声や電話の音も、自宅だと聞こえてしまうのが不思議。
「テーブルや椅子のサイズが作業に適していない」と答えた人も42.9%に上り、精神面に加え、身体面でも難しさが感じられました。
「テレビ会議・電話会議で困ったことは何ですか?」という質問には、4人に1人が「家の中を見られるのが気になる」と回答。
テレビ会議でビデオをオンにすると自分の背景が相手に見えるため、「どこでビデオ会議をするのか」が問題になる人も多いようです。
なかには「背景がスッキリしていて無難な場所」を探すこと自体が難しいという人もいるはず。
また、背景問題が片付いても家族がいると「相手に家族の声や生活音が筒抜けになる」(18.2%)のも気になりますし、「家族に仕事の話が筒抜けになる」(17.0%)のも気になりますよね。
在宅ワークによって、プライベートと仕事の区切りが曖昧になってしまうことも浮き彫りになりました。
在宅ワークで仕事しやすい空間をつくる工夫TOP3!
それぞれ問題を抱えがちな在宅ワークですが、何らかの「解決策」を見つけている人も。
「居場所や家具などの設備に関して、工夫したことは何ですか?」という質問に対し、1番多かった答えは「イヤホンなどを活用して音が聞こえないようにした」(33.0%)でした。
大人だけならまだしも、家に子どもがいると、どうしても「音」や「話し声」が気になりますよね。
そんなときにぜひ使いたいのが「ノイズキャンセリング」。スマホにイヤホンを装着し、ノイズキャンセリングをオンにすると周囲の喧騒が消えます。
iPhoneには標準で装備されている機能で、アンドロイドの場合、ノイズキャンセリングのアプリなどがあります。音が気になる方は、ぜひ試してみてください!
そのほか「場所を変えながら仕事をした」(28.6%)、「テーブルや椅子に代わるものを見つけて活用」(24.1%)という答えがランクイン。お金をかけず、すぐにできることを取り入れている人が多いことがわかりました。
最後に、今後改善したいことや重視することを聞いた質問では、最も多い46.4%が「個室のワークスペース」と回答。
続いて多かったのが、「作業に適した椅子とテーブル」(42.9%)でした。
狭い日本の住宅事情で個室のワークスペースは難しいかもしれませんが、作業に適したオフィスチェアやテーブルはオンライン通販でも購入できます。
もう少し長引きそうな在宅ワーク期間、思い切って設備投資するのもアリかもしれません。
少しでも快適な環境で在宅ワークを!
通勤時間が無くなった今、業務時間内に仕事を終えれば、趣味や家族団らんの時間をたっぷり確保できます。
「快適な集中環境」を作れば、在宅ワークのストレスも減らせるはず。
在宅ワークでもサクッと仕事を片付けて、「おうち時間」を充実させていきましょう!
参考:リノべる株式会社