2017.09.29 UP
今晩から始めるべき!女の達成感を満たす「カジュアル自炊」って?
30歳を過ぎて、より意識するようになる、体のこと。みなさんは健康のために、心がけていることはありますか?
中でも食事は、美容と健康を維持するための大切な要素ですよね。とはいえ仕事が忙しくなると、つい外食に頼りがちになる方も少なくないのでは? 疲れて帰宅して、さらに自炊となると、確かに億劫ですよね。
でも、自炊には体以上に、心にも良い影響があるんです。
自炊は面倒くさい! でも・・・
味の素株式会社が20代~50代の働く女性500名を対象に実施した「平日の夕食事情に関する実態調査」では、3割以上の女性が自炊することについて「面倒くさい」と感じていることがわかりました。
それならいっそのこと、外食や惣菜に全面的に頼りたいのかといえば、そうでもないようです。
自炊したいと思っている人は意外にも多く、「面倒くさい」と答えた人の8割以上が「できれば平日の夕食でも自炊したい」と答えています。実際に約9割の女性が、平日1日以上は自炊をしているという結果に。
「自炊は面倒くさい、でも自炊はしたい」
言葉は矛盾していますが、ちょっと共感してしまうのは、私だけでしょうか。
自炊が体だけじゃなく心の栄養になる
自炊をすることは、ただ料理をするだけの行為ではなく、女性に自信を与えてくれます。今どき、料理が女の武器とも、まして役割だとも思っていません。
ただ、仕事が中心になりがちな30代だからこそ、丁寧な暮らしが自分を大切にすることに繋がると感じます。
料理家のSHIMAさんは、「『時間がないから、食べに行っちゃった』は、ちょっと後ろめたい気持ちになることもありそうですが『時間がない中、手軽でも、自分で何かを作った』というのは、達成感に繋がり、励みにもなります」 とおっしゃっています。
さらに、「買って来たものをそのまま食べるのではなく、自分のアイデアや想像力でコンビニ食材やレトルトを使って作ったものが新しい料理へ変身するのは、お手軽感だけではなく『自炊した』という気持ちの満足感が得られます」とも。
この「達成感」と「満足感」こそが、自炊の隠れた効用でもあるんです。
達成感や満足感をかみしめて、「今日もちゃんと暮らせた」と一日を終えることができたなら、そんな自分を愛おしく感じるでしょう。自分を好きになることが、自信の源になるはずです。
そして、自信のある女性は強く、何より美しいのです。
「カジュアル自炊」のススメ
調査では、夕食を自炊する際にどのようなものが良いかという質問に、「短時間でできる」と「簡単にできる」という回答が、どちらも約6割と高い結果になりました。その結果を受けて、SHIMAさんがこれからのトレンドになるのではと予想しているのが、「カジュアル自炊」です。
「カジュアル自炊」とは、全てを一から手作りするのではなく、料理の素やレトルト食品などの調理済み食品、さらに惣菜などを用いて料理することで、手早く簡単にできるのが魅力です。これなら時間のない働く女性でも手軽にとり入れることができ、「自炊したい」という欲求も満たせます。
レトルトのパスタソースを肉や魚に絡めたり、インスタントのスープにパスタやご飯を加えて即席スープパスタやリゾットにするなど、アレンジ次第でレシピの幅も広がるのでおすすめですよ。
目指せストレスフリー自炊
「カジュアル自炊」なんていうと、手抜きのように感じるかもしれませんが、料理も家事もストレスなくできることは重要なポイントです。ただでさえ、一歩外に出たら、ストレス満載の社会が待っているんですから。
今晩もキッチンに立つ自分を、大いに褒めてあげましょう。
平 理以子
美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター