2017.07.28 UP
夏ダイエットの味方♡おいしいのに超ヘルシーと話題の「ラブネ」とは?
ビタミンCたっぷりのフルーツと合わせても、ドリンクにプラスしてもおいしいヨーグルトは夏バテ予防にも効果的!
さて、ギリシャヨーグルトブームも過ぎ去り、欧米で今注目を浴びているのが「ラブネ(Labneh)」。ヨーグルトで作る、とってもヘルシーな中東生まれのチーズです。
低カロリーなラブネ、カロリーは◯◯の半分以下!
塩気を効かせたヨーグルトを水切りして作る「ラブネ」。イスラエルやレバノン、シリアにイラクなど、中東の人々の食卓に欠かせない存在です。
中東では、塩気の効いた「Za’atar(ザータ)」と呼ばれるミックススパイスとオリーブオイルをかけて、朝食の一品やサンドイッチに挟んだり、オリーブオイルに漬け込んでいただくのが一般的。
このラブネ、おいしいのはもちろん、低カロリーなところも注目されています。通常のプレーンヨーグルトで作ったラブネ100gのカロリーが155kcalに対し、クリームチーズは346kcal。100gあたりの脂質を比べると、ラブネが7.5g、クリームチーズは33g。カロリーは半分以下、脂質は実に1/4以下と、ラブネの方がはるかにヘルシーなのです!
食事にもデザートにも、ラブネのおいしい食べ方
ラブネの面白いところは、水切りする時間によって硬さが変わること。8〜12時間ほど水切りすれば、なめらかなスプレッド状に。24時間かけて水切りすれば、市販のクリームチーズのような硬さになります。
スプレッド状のラブネはトーストに塗ったり、野菜のディップにして楽しんだり……と、さまざまな食べ方ができます。マイルドな味なので、刻んだニンニクと塩、お好みでハーブやオリーブオイルをプラスしてもおいしいですよ。
24時間かけて水切りしたものは、フルーツやハチミツを添えてデザート感覚でいただいたり、お菓子の材料に使ったりして楽しみましょう。現地ではザクロやイチジクなどと合わせるようですが、ベリー系との相性もよいのでおすすめです。
また、しっかり水気を切ったラブネは、オリーブオイルに漬け込むことで日持ちがよくなります。レバノンの人は「水切りしたものは冷蔵庫で2週間ほど日持ちする」と言いますが、私は夏場は5日以内には食べきるようにしています。
混ぜて寝かせるだけ、ラブネのレシピ
Photo by sweetsholic
材料はヨーグルトと塩だけ! レシピ不要なぐらい、とってもカンタンです。
【材料】(正味200g分)
プレーンヨーグルト・・・500cc
海塩・・・小さじ1/2
ボウル、ザル、ティータオルまたはガーゼ
【作り方】
1. ヨーグルトに塩を加えてスプーンでよく混ぜます。
2. ボウルにザルをのせてティータオルを敷き、ヨーグルトを入れて包みます。
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12時間寝かせたヨーグルトは、チーズのような塊に変化!
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冷蔵庫で寝かせて水気を切り、器に盛り付ければ完成です。
美容にも体にもよいヨーグルトから作るラブネ、活用しない手はなさそう。食欲のない夏でもおいしくいただけるはずですよ!
同じく中東発の人気ディップ「フムス」やピタパン、野菜スティックなどと共に盛り付けた、中東風のヘルシーフードはSNS映えもバッチリです。
参考:Dirty Kitchen Secrets、文部科学省 食品成分データベース
鈴木 香穂里
ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター