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2017.07.17 UP

健康だけじゃない?ドイツ人に聞いたベジタリアン&ビーガンになる魅力とは?

肉や魚を一切摂らない菜食主義者の「ベジタリアン」や、肉や魚のみならず卵や牛乳といった動物性のものも摂らない「ビーガン」は最近日本でもたびたび見かけます。

とは言え、まだまだその認知度は低く、特にビーガンという言葉を初めて聞いたという人もいるのではないでしょうか。

ベジタリアン&ビーガンになると、一体どんな利点があるのだろう……。そう疑問に思ったあなたのために、今回はベジタリアン&ビーガン先進国のドイツからレポートしたいと思います。

 

“ベジタリアン&ビーガンメニュー”があるのは「当たり前」!

私が住むここドイツではベジタリアン&ビーガンは非常に多く、何人かで一緒に食事に行くと必ずと言っていいほど「肉や魚を食べても平気?」と聞かれます。私のイメージだと、5~6人で食事に行くと1人はベジタリアンまたはビーガンがいるイメージです。

それを実感するのがレストランでの一コマ。メニュー表を開くと、多くの店が、前菜、スープ、メインの他に、なんとベジタリアンメニューを備えています。それもそのはず、ドイツベジタリアン連盟「vebu」の調査によると、ドイツ人の約10人に1人がベジタリアンなんだとか。ベジタリアン&ビーガン専門のレストランが多いのも納得です。

ちなみにビーガンは動物性のものは全て口にしないので、肉や魚に加え、卵や牛乳、バター、チーズさらにはハチミツまでも摂りません。そんな生活、日本人からしたら大変そうに思うかもしれませんが、ドイツではビーガンメニューも豊富に揃っているのでそこまで苦労することもないんだとか。

またスーパーに行っても、お菓子から調味料に至るまでベジタリアン&ビーガンマークの付いた商品が並び、家での食事にも困らないようです。ベジタリアン&ビーガンはライフスタイルの一つとして多くの人に認識されているんですね。

 

健康のためだけではない、「私がベジタリアン&ビーガンになった理由」

しかしここまで多くの人がベジタリアン&ビーガンになるとは、何か理由があるはず。それを探ってみると意外なことが分かりました。

まず、彼らがベジタリアン&ビーガンになった理由の一つは「健康のため」。ドイツではオーガニック商品にこだわるなど健康に気を使う人が多いので、その延長でベジタリアン&ビーガンになったようです。

そして興味深いもう一つの主な理由が「環境を守るため」。実はあまり知られていませんが、家畜を育てるためには多くの森林が切り崩され、また家畜を育てることで酸性雨の原因となるアンモニアや温室効果ガスが排出されているそうです。そういった事情を知り、小さいことでも「地球のために始めてみよう!」と考える人が多いようです。

 

ぽっこりお腹にサヨウナラ!“肉なし生活”も悪くないかも

それぞれにベジタリアン&ビーガンになったきっかけはあれど、その後の体調の変化も気になるところ。お肉や魚を食べないと、力が出ないのでは? と、なんとなくイメージしてしまいますが実際はその逆。ベジタリアン&ビーガンになってからというもの、朝はスッキリと起きることができ便通もよくなって、肌や髪の毛の質も断然よくなったと皆さん言います。

さらに見た目にも変化が現れ、特にぽっこりお腹が気にならなくなり、むくみがちだった脚もほっそりしたんだとか。もちろん個人差はあると思いますが、少なからず私の周りのベジタリアン&ビーガンたちはみんなスタイル抜群です。

肉や魚を食べないとタンパク質が摂れず、筋肉量が減ってしまう心配をする人も多いかもしれませんが、豆やナッツ類からも良質なタンパク質を摂ることはできるんですよ。ベジタリアンやビーガンになると、そういった健康に関する知識も身についていくので、自然と健康的にダイエットができてしまうのかもしれません。

 

まずは「和食中心」の食事からスタートさせて

ベジタリアン&ビーガンを明日から志そうとするとハードルはとても高いかもしれません。しかし実は野菜や豆類が中心の和食はベジタリアン&ビーガンメニューに近いので、日本人にとってはそこまで難しいことではないんですよ。

実際、ベジタリアン&ビーガンたちに日本食レストランは人気があり、豆腐も彼らの料理に必要不可欠な食材になっています。

日本でもダイエットに効果があるとしてベジタリアン&ビーガンが一気に流行り出した時期がありましたが、ドイツではそれがトレンドとして終わらなかったのは、環境のことも考えられるプラスαの視点があったからかもしれませんね。

あなたも少しずつ、自分と環境のために菜食生活を始めてみてはいかがでしょうか?

 

参考:vebu

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Asuka Yoshida

Asuka Yoshida

フリーライター/ドイツ在住

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