ハピネス

2016.10.14 UP

「もっとキレイにならなきゃ!」【女子力磨き×整形】は罠だらけ


女子会に潜む見栄の張り合いやマウンティング……周りの友達と自分を比べることで「もっと痩せなきゃ」「もっとキレイでいなければ」と過度な女子力磨きをし、どんどん依存が進行していく。でもその行動こそが逆に「モテない」という現実をうみ悪循環につながっているということが前回分かりました。

もしかしたら自分もそうかも!? とハッとしたあなた。まだ客観的に自分の容姿をジャッジできていますか? 「女子力を高めよう」と外見をキレイに整えるうちに、美しさの基準が歪んでいくこともあるんです。

プチ整形依存はそのひとつ。今回は、“女子力磨き”に潜むさらなる落とし穴について探っていきたいと思います。

 

海外セレブや芸能人と自分を見比べていませんか?

もはや私たちの生活と切り離せなくなったSNS。インスタやブログを見ると、海外セレブや芸能人の日常をのぞき見ることができます。以前は、雑誌などを買わないと見られなかったものですが、今ではスマホでいつでも無料で見られます。それにより、“自分と比べる対象”が増えてしまっているのです。

特に、ネット上の有名人である“ブロガー”や“インフルエンサー”などは、もともとは一般人。そのため、彼女たちのファッションやメイクを見ると、自分と比べてしまう気持ちがどうしてもメラメラしやすいもの。

そしてそんなプチ有名人が身につけたコスメを使ってかわいくなれば私もああいう立場になれるかも? なんて思ってしまうかもしれません。宣伝であると薄々感づいていても気になってしまって真似する行動を止めることができない、という方もいるでしょう。

小顔矯正サロン、ブランドのファッション、レストラン……次々と“女子力が高そうなこと”をしても、願っている劇的ないいことはちっとも起こらず、お金と時間ばかり失っていくだけ。このような状態になっている方はもはや依存に足を踏み入れています。

 

女子力依存から始まる整形依存

そんな方に気をつけていただきたいのが、女子力を高めるための“整形依存”です。

実は私のカウンセリングルームには、整形依存のクライアントさんが少なからずいます。

以前、ある女性が「自分のバストが小さいからずっとソンをしてきた」と話していたことがありました。男性からモテないのも、ファッションが決まらないのも「バストが小さいせい」だと。そして豊胸手術をしたのです。

バストが望み通り大きくなったおかげで、彼女の人生は劇的に変化したでしょうか。望み通りに生きられるようになったでしょうか。もちろんそんなことはありません。彼女の場合、「うまくいかないこと」「今抱えているちょっとした不幸」を、すべてバストが小さいせいにしてしまっているんですね。本当は、自分の性格が原因であるにも拘らず……。

他にも、親のせいにしたり、生まれ育った環境のせいにしたり、本当の問題と向き合わず何か別のもののせいにしてしまうと、内面を変えていくことができなくなってしまいます。

トラブルや悩みを解決するなら、整形ではなくもっと別の方法があるはずです。でも整形は「お金さえ払えば、一瞬で大きく変化できる」魔法のような技術です。痛いのを我慢さえすれば、すぐに痩せた体、二重のパッチリした瞳、豊かなバストが手に入る。本来の問題を解決しないまま、整形に頼っていってしまうとどうなってしまうでしょうか。

 

アンチエイジングをいいわけに、罪悪感を持たずに整形に走る熟女たち

整形のなかでも昨今の主流は“プチ整形”。ヒアルロン酸やボトックスを注入したり、溶ける糸で顔をリフトアップしたり、レーザーでシミやシワを消したりと様々な方法があります。こういう施術を受けている女性たちが口にするセリフがあります。

「私がやっているのは整形じゃないの。アンチエイジングなの」

その言葉からは、年相応の美しさを受け入れるのではなく、若さといった分かりやすい美を求める価値観が見られます。その価値観自体が幼稚だとは思いますが、プチ整形をすること自体が悪いのではありません。

適度にすればお手入れ感覚なのかもしれませんが、カウンセリングを受けにくるような方たちの中には、かなりの金額を整形に注ぎ込んでしまっていたり、プチ整形を繰り返しすぎて顔の筋肉などが固まってしまい表情がなくなってしまったりしている人たちもいます。

本当に顔や体型にコンプレックスがあり、それを解消するために整形をするのはいいと思うのですが、実は本当のコンプレックスの原因は他にあるため、1カ所整形をすることで「あそこも気になる」「もっとここもこうしたい」とどんどんのめり込んでしまう人が多数派です。1カ月前に整形したばかりなのに、「今度ここが気になるんだよね」と頻繁に整形を繰り返し、ローンを組んででも整形してしまうのです。

ここまでくるともう立派な病気、“依存症”です。この段階まできてしまうと、もはや自分だけの力では立ち直ることは不可能です。クリニックへ行きカウンセリングを受けましょう。

さて、整形依存に話を戻すと、アンチエイジングをいいわけにプチ整形を繰り返す“パッと見はキレイな熟女”たち。一見「ステキ!」と思ってしまいますが、接してみるとボロが剥がれてきます。

40代、50代ともなればそれまでの生き方が表情に現れ、「優しそうな人だな」「明るくて大らかな人だな」とシワまでもが魅力となってくるもの。これは心理学的にはコミュニケーションの非言語的情報と呼ばれるものですが、人と接する上でとても大切な情報です。

ところが整形をしすぎたことで顔の表情が動かなくなってしまい、「反応が薄い人だな」「ずっと無表情だけど怒ってるのかな?」と思わせてしまったら、人間関係にマイナスに作用しているといえるでしょう。

もちろん若い女性も同じように整形依存になりえます。本来モテたくて取り組んだ女子力磨きなのに、相手に不快感を与えてしまうほど磨いてしまうと、モテから遠ざかっていってしまいます。

また、ストレスはビタミンCを大量に消費するので、肌がくすんだり、荒れたりと美からも遠ざかってしまうでしょう。

 

キレイを磨きすぎると、キレイじゃなくなる……なんとも皮肉な話ですよね。「女子力」とは中身だけではなく、外見も大きく関わっているようです。みなさんも「女子力を高めなきゃ!」と感じたとき、一度立ち止まって考えてみてください。

nakayama

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