2016.10.14 UP
毎日ぐっすり眠れてますか・・・?熟睡・快眠をえるために必要な条件とは
前日ぐっすり眠れたかどうかで、その日一日のコンディションや気分は変わってきます。すっかり涼しくなって寝つきが良くなったものの、まだまだ熟睡&快眠にはほど遠いという女子の皆さん!
寝室の温度や清潔さ、枕の状態などによって、眠りの質がいちじるしく左右されることをご存じでしたか? 科学的にも証明済みの、安眠に欠かせない外的条件を、研究結果と合わせて詳しく見ていきましょう。
部屋のベストな温度は18℃
室内の温度が涼しいほど、快適な眠りにつながりやすいのは、フランスの教授によって行われた研究結果の通り。人の体温は寝る前に上昇し、その後、一定の上がり下がりを繰り返しながら、朝方を目指して下降していきます。
寝る直前の部屋が暖かすぎると、この体温変化のリズムを乱してしまうことになり、寝落ちが悪くなるのだそう。専門家によると、15℃から22℃あたりが最適とのこと。
ただ、この温度は季節によって微妙に変わってきます。夏の冷房は25 ~ 28℃ 、冬の暖房は18~ 23℃に設定するのが◎。
寝る1時間前にはライトを弱くする
素早く眠りにつくためには、就寝時のライトの明るさと色もかなり重要。光の鮮度と眠りの周期に関する研究では、部屋の明るさを減らすことで、眠りを促進するメラトニンが、脳から分泌されることが判明しています。
眠りにつく1時間前には、部屋の照明を白熱灯や赤みがかった照明に切り替えましょう。また、パソコンやスマホ、テレビのブルーライトは、脳の体内時計を狂わせ、自律神経系や内分泌系にも悪影響を与えてしまうため、完全オフにしてください。
部屋の照明を落とし、できれば間接照明をつけて、読書やヨガ、ストレッチなどで脳をリラックスさせてあげましょう。
形状記憶枕は◎でも熱がこもりやすいので気をつけて
快眠に欠かせない枕は、自分の頭と首を支えてくれて、心地よいものであれば、ソフトでもハードでもOK! 形状記憶枕もありですが、熱をキープしてしまうため、暖かい季節は枕カバーの下に冷却ジェル枕などを置いてあげましょう。
また、アメリカのNational Sleep Foundation(ナショナルスリープ協会)によれば、枕は2年ごとに取り換えるのが適切とのこと。
部屋のキレイさが眠りを左右する!
前出のNational Sleep Foundation(ナショナルスリープ協会)の調査によると、朝、ベッドメイキングをきちんとしてから起床する人は、何もしない人に比べ、19%以上も良質な睡眠が取れているのだとか。汚いベッドや寝室は、不安や居心地の悪さ、憂鬱な気分を促進してしまうみたいです。
また、眠ろうと意識すればするほど、眠気は逃げていくもの。ベッドの中に入って30分経ってもなかなか眠気が来ないのなら、一度ベッドから出て眠気が来るのを待つのが正解です。
良質な睡眠は美と健康の第一歩。さっそく今日から意識して取り入れたいですね。
【参考文献】『The Best Sleep Conditions, According to Science』『ブルーライト研究会』『東京睡眠医学センター』
Timmy
ライター