2016.09.04 UP
アラサー女性は気をつけて!「スピリチュアル女」にならないための対策法
女子たちを不思議な魔力で魅了する、スピリチュアルなパワー。自由にお金が増えるアラサーは、スピリチュアルにお金をかける女性が増えてきます。
しかし、「スピリチュアルのおかげで結婚できました」や「占いに行った私は幸せの絶頂!」なんて話、あまり聞きませんよね? それどころか「痛い人」というレッテルを貼られてしまうのが、悲しきスピリチュアル女子、略してスピ女。
そんな彼女たちの本音や周囲の反応について分析します。
占いに何万円もつぎこむスピ女……!?
スピリチュアルにはまる女子たちに、少し話を聞いてみました。まずは28歳で占いにはまり、今はお気に入りのサロンに2か月に1回は行くというAさん(30歳)。1回のセッションは1時間1.5万円だそう。
「今の先生には、過去の恋愛をズバリと当てられたので、この人しかいないと思っています!」
と興奮気味に語るAさん。ちなみに、2年ほど通っていますがまだ彼氏はいないようです。
続いて、趣味はパワースポット巡りだというBさん。恋愛結婚に効くパワースポットがあると聞けば友人と足をのばし、Facebookにその活動を記録。都内の神社はすべて制覇したようです。
「50か所近くは行ったかな。収集癖があってグッズも必ず買うんだけど、それを部屋に飾っていたら友達に怖いと言われました(笑)」
と、明るく自虐的な雰囲気で笑いを誘うBさん。まだ結婚相手には巡り合えていないようです。
男性にはなかなか理解されない「スピリチュアル」
女性ならば、なんとなくわかるスピリチュアルにはまる気持ち。それに対する男性の反応はどうでしょうか。そういえば、占いサロンに男性が行列を作っていることはあまり見ませんよね。
数人に聞くと「根拠がないのになぜ信じられるの?」「地震予知もできないのに、人間の人生を予言できるわけない」と懐疑的な意見が多いのが特徴。男性は現実的な理系脳。「根拠」がないものは信じられないということなのでしょう。
スピ女に対する意見は、「遊び程度に軽くやるならいいけど、浪費する人はちょっと」「信じ込んでしまう人は、ちょっと頭が弱い女性なのかな、と思う」などの厳しいものが聞かれました。
スピ女の隠されたデリケートな本音
そもそも、なぜ女たちはスピリチュアルにはまるのか? 調査を進めていくと、自分に自信を持てない人ほど、見えない力に頼るデリケートな傾向があるとわかりました。
先のBさんは「アラサーになっても、なかなか結婚できる気配がない。だから、少しでも縁起を担いで、焦る気持ちを落ち着かせたいんです。こんなに参拝しているのに、なかなか出会えません。なにが足りないのかな。友達の友達は、鈴虫寺に参拝してすぐに彼氏ができたらしいんだけど」と愚痴ります。
Aさんは、自分のことを男運がない恋愛下手であると評価。「ぶっちゃけ、予言に当たる当たらないは求めていないかも。話をすると前向きになれるので、つい行ってしまう。先生は、今の私が欲しい言葉を言ってくれるんです」と言います。
たしかに、近しい友人から現実的なアドバイスをもらうと、傷つくこともありますよね。占いは、そんなデリケートな自分を慰めてくれる存在。ある意味、カウンセリングのようなものなのかもしれません。
スピリチュアルにはまりすぎるのを防ぐには?
スピリチュアルにお遊びで興じるのはいいとして、高額なお金をかけるのはいかがなものか。つい心配になってしまうものです。繊細な女子たちが、スピリチュアルに頼らないで生きる方法は、あるのでしょうか。
まずは自分の意志を養うことが大切でしょう。誰が言ったから、占いが言ったからではなく、「自分はこうしたい」という意志を徹底的に探ること。まずは1週間、そうやって生活を。そのうち、自信を取り戻します。日記やノートをつけて、自分の状態や気持ちを振り返ることも大切ですね。
注意したいのは、「占い師が言っていたから大丈夫。パワースポットでお願いしたから大丈夫」と安心してしまうこと。これは、あまりにも安直な考えかた。参拝で結婚できるなら、こんなに楽なことはありません。
スピリチュアルは、人生の指針ではなく、単なるエンタテインメントです。妄信してお金がとんでいかないように注意しましょうね!