ライフスタイル

2016.09.23 UP

流行と上手に付き合おう!【自信がつく】コンプレックスとの向き合い方


前回の「あなたはもしかして流行依存? チェックシート」、結果はいかがでしたでしょうか?

情報過多、ストレスフル、SNS……現代は誰もが「流行依存」になってもおかしくない時代です。もしも自分が「流行依存だった! しかも深刻かも?」という結果であっても、あまり落ち込みすぎないようにしてくださいね。

今回は、流行と大きな関係のある“自信”に関するお話と、どうしたら流行依存にならず上手に流行とつきあっていけるのかを解説していきたいと思います。

 

流行依存の人に共通するのは“自信のなさ”

流行依存に陥りがちな方に共通するのは“自信のなさ”です。

実は“流行”そのものにも、自信をなくしてしまう原因があるのです。というのも、流行を追っている人は継続が少ない傾向があります。すぐに移り変わっていく流行に乗り続けてしまうため、「ずっと好きなこと」「ブレない自分の好み」といったものが養われにくいのです。

継続には、「ずっとこれをやってきている」という確固たる自分を築ける力があります。「自分にはこれがある」という何かは、その人に自信をつけるとともに、個性を育んでもくれます。

また、継続していることは誰か他の人からそのことについて聞かれたときに、しっかりと語ることができます。表面的ではない言葉を紡ぐことができるんですね。

しかし流行に乗って流されていると、どうしても一つのことに対して知識が浅くなってしまいます。ヨガが流行ればヨガに飛びつき、酵素が流行れば酵素に飛びつくといった具合です。

こういう人の場合は、「ヨガってどうなの?」「酵素ってどんなところが体にいいの?」などと聞かれた場合にも、深い知識がなく、すごく好きというわけでもないので、話しているうちに自分でも混乱してきてしまい自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。

結果、さらに自信を失うことに……。こうなってしまうと、もはや悪循環ですね。

また、「私、最近毎朝スムージー飲んでいるの」などと話したときに、「最近それ、流行っているよね」などと言われて「違うの。流行っているから飲んでいるんじゃなくて、美味しいし、体にいいから飲んでるんだよね」などと答える人っていますよね。明らかに流行っているからソレを取り入れているように見えるのに、という人です。

つまり流行に依存しているのに、言い訳を用意することで、本当の自分の心をさらに奥深くに閉じ込めてしまうのです。「流行ってるからじゃなくて〜」とアレコレ語るのですが、段々表面的なことが露呈していく……。この姿勢は流行依存から抜け出せなくなる可能性が大! まずは「そう、流行っているから興味があって取り入れてみたんだよね」と認めましょう。

 

オススメは「趣味」を持つこと

こういうタイプの方にオススメなのが、趣味を持つことです。単純に、趣味をしている間は流行のことを考えなくてすむというメリットもあります。それだけでなく、感動できること、集中できることが毎日の生活に加わります。どんなに小さなことでもいいので、生き生きと話せるものを持っている人は強いですよ。

趣味の中でも特にオススメなのは、触覚や聴覚、嗅覚など視覚以外の五感を使うもの。普段、人間は五感のうちかなりの部分を視覚に頼っているからです。例えば、触覚を使う陶芸などはカウンセリングでも粘土療法というものがあるほど人にパワーを与えてくれます。嗅覚ならアロマセラピーや香道(こうどう)、聴覚なら楽器の演奏などがありますね。

また、趣味はうつ病の予防になると言われています。心が動きますし、自分の成長を感じる機会が増えるからです。ゴルフならスコアがよくなったとか、ヨガなら前回できなかったポーズができるようになったとか、成長を感じることができます。

 

自分に自信をつけるには?

自分に自信をつけていくためには、「自分で自分を褒めること」が必要です。他人からの評価のために行動するのではなく、自分自身で「スゴイじゃん!わたし」と言えるようになることです。趣味には、仕事や学業と関係なく、自分自身を褒めることができるというメリットがあるのです。

コンプレックスと向き合えない人は、いわばギューッと目をつぶって両手を前に出して、そのコンプレックスとなる対象を避けている状態。そのため余裕を持つことができません。

でもコンプレックスと向き合えている人は、目の前にその対象があっても受け入れているため両手が空いていて余裕のある状態です。ツラい感情からは目を背けたくなりますが、一度じっくり向かい合ってみましょう。コンプレックスを受け入れることではじめて改善に向けて努力することができるのです。

そして受け入れた後、それを自分から話題のネタにしてみたり、人に相談してみたりすると、周囲がどう思っていたかも分かりますよ。案外、自分がコンプレックスに思っていたことが、他人から見たら魅力だったりすることもあります。

「バストが小さいからセクシーな洋服が似合わない」と漏らしたら、「えー? それむしろ長所だよ。スタイリッシュな服が似合ってうらやましい」なんて言われることはよくあること。

それに、完璧すぎる人って、ちょっと近寄りがたいもの。多少の欠点、つまりコンプレックスを変に隠そうとせず思い切って見せることでちょっとかわいらしく見えたり、愛されキャラになったりします。

最近は、おデブキャラがテレビなどで人気ですが、ご飯を頬張って幸せそうに食べる姿などを見て「美味しそうに食べるなあ、癒されるなあ」と、視聴者は癒されているのです。

 

自分にポジティブな言葉かけをして自信をつけよう

心理学では環境、心(感情)、身体、行動・言葉、認知(考え方)は全部つながっています。例えば、うつ病の人がハワイに移り住むと、それだけで治ってしまうケースがあるようです。つまり、この5つのどれかに働きかけることで、他のどこかが変わるのです。

言葉もプラスのものを使っていくと、心や体が軽くなったり、考え方もポジティブになっていきます。毎朝、家を出る前に鏡を見て、「これが一番、今日の自分に似合っている!」と自分に声をかけると、身体にも変化が出てきます。姿勢がよくなったり、表情が明るくなったりするほか、行動が積極的になったりしていくのです。

洋服って、表情ひとつで似合う似合わないが変わってくるもの。真顔だと似合わない服でも、ちょっと口角が上がって笑顔になってきたら似合うようになってきた、という経験は誰にでもあるのでは?

毎朝着替えたときなどに、鏡を見て「似合ってる!」「かわいい!」などと自分に言ってあげましょう。それだけでも一日の気分がずいぶん変わるはずですよ。「太ったからデブに見える」ではなく、「ぽっちゃりしたからセクシーになった」などと言い換えるなど、笑顔が似合う言葉を探して使っていきましょう。

 

心の潤いは、ビジュアルの潤いにつながってきます。ストレスは抗酸化物質であるビタミンCを非常に多く消費するので、どんどん老けていってしまうんですよ。

現代社会は、確実にストレスフル。特にファッションにおいては流行も早く、周囲と比べ合いマウンティングする(どちらがポジション的に上か下かを決めてしまう)傾向があるため、流行に依存してしまうケースが少なくありません。

でも、流行は悪いことばかりではありません。おデブキャラも流行の一つではありますが、流行したことでおデブちゃんたちが生きやすい世の中にはなったというメリットもあります。

同じように一昔前までは、40歳をすぎたら“オバチャン”とひとくくりでしたが、今では流行語にもなった“アラフォー”をはじめ、アラフィフやアラカンなどと呼ばれるようになり、それぞれの年代でのおしゃれを楽しみながら生きていける時代です。

自分に声かけをして、心もお肌も潤いたっぷりな状態で、流行と上手におつきあいしてくださいね。

 

山名裕子

メンタルオフィス「やまなmental care office」代表臨床心理士。

大学にて心理療法の心得と技術を学び、2013年に臨床心理士の資格を取得する。主に認知行動療法によってカウンセリングをすすめ、心の専門家としてメディア出演をはじめ幅広く活動中。

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