2016.07.24 UP
たった6kcal!話題のヘルシーフード「ゼンパスタ」って?
イタリア料理の要といえばパスタですが、やっぱり気になるのは「糖質」ですよね。
いま、パスタの置き換え食材としてイタリアで大ブームの、低カロリーで食物繊維も豊富な超ヘルシー麺「ゼンパスタ」をご存知ですか?
その正体は、なんと「白滝」! 日本ではおなじみの食材ですが、イタリアで売られているのは一般的な水に浸っているタイプではなく、乾燥白滝。
意外にもどんなパスタの具材とも相性がよく、しかも腹持ちがいいのにカロリーは100gあたりたったの約6kcal程だそう! パスタは種類にもよりますが100g当たり大体150kcal程度なので、比較すると約75%もカロリーをオフできちゃうんです!
スーパーで買える手軽さとお財布にも優しいプライスもうれしいところ。今回は白滝との相性がよく、同じくヘルシー食材の「きのこ」をたっぷり使ったトマトソースレシピを紹介します!
ヘルシーなだけじゃない!栄養面でも優秀な「白滝」
白滝のカロリーはパスタに比べて圧倒的に低く、脂質はゼロと究極のヘルシーフード。栄養面でも優秀で、カルシウムをはじめ、カリウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルや食物繊維を含んでいる点も人気の秘訣かも。
なかでも食物繊維は100g当たり2.9g、カルシウムは75mgも含まれているそう。 夏本番を直前に、積極的に取り入れたい食材ですね!
ゼンパスタでつくる「トマトのボスカイオーラ」
「ボスカイオーラ」とは“木こり風”という意味で、きのこをたっぷり使うのが特徴。ビタミン、ミネラルを豊富に含む美容パワーの高いトマトと組み合わせて、さらにヘルシーにいただきましょう。
ソースは材料をなるべく使いきれるようにまとめて5食分つくります。冷ましてからラップに1食分ずつ包んで冷凍しておくと、便利ですよ。今回は乾燥タイプではなく、手に入りやすい水に浸っているタイプの白滝を使います。
味付けはとってもシンプルながらも、たっぷりのきのことツナの旨みが出ていておいしいですよ。トマトの酸味をはちみつがまろやかに仕上げ、醤油が味に深みを出しています。白滝がまるでパスタのようにソースに絡んで絶品です!
【材料】
白滝・・・1袋(200g)
醤油・・・小さじ1
■ソース(5食分)
シイタケ・・・3個
マイタケ・・・1株
玉ねぎ・・・1/2個
オリーブオイル・・・大さじ2
にんにくチューブ・・・小さじ1
塩・黒胡椒・・・少々
ツナ缶(オイル漬け)・・・1缶
カットトマト缶・・・1缶(400g)
白ワイン・・・大さじ2
はちみつ・・・大さじ1
乾燥バジル・・・小さじ1
ソースをつくります
1. シイタケ、玉ねぎは薄切り、マイタケは細かく手でちぎります。
2. フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えて中火で炒め、透明になったらシイタケ、マイタケを加えて塩・黒胡椒をして全体に油がまわるように炒めます。
3. 全体に油がまわった2に、油を軽く切ったツナ缶を加えさっと炒めます。その後トマト缶、白ワインを加え、汁気がなくなるまで中火で煮ます。焦げ付かないようにヘラなどで混ぜましょう。水分を飛ばすことで、旨みの凝縮したソースに!
4. なべ底をヘラで混ぜたときに汁っぽさがなくなったら弱火にして、はちみつ、乾燥バジルを加え、よく混ぜます。
白滝を和えます
1. 白滝は水を切り、塩少々(分量外)をふってよく揉み、水気が出てきたらざるに入れて流水でよく洗います。
白滝の独特な臭みが残っていると味を損なってしまうため、塩で揉んでからしっかり洗ってアクを抜きましょう。
2. ソースと絡める前に、白滝をから煎りします。フライパンに白滝を入れて、弱火で炒め、水分を飛ばします。
白滝の水分を飛ばすことで、ベチャベチャしなくなり、ソースとよく絡んで仕上がりに格段の差が出ますよ!
3. 白滝の水分が飛んだら、いったん取り出し、同じフライパンにオリーブオイル大さじ1をしいてソースを加え、中火で温め、ふつふつしたら白滝を戻して全体をよく混ぜて絡めます。
4. 醤油を鍋肌から加えて全体をさらによく混ぜます。こうすることで、香ばしさと味の深みをプラス!
器に盛り、乾燥バジルを散らしましょう。
白滝のパスタだから糖質オフなのはもちろん、トマトときのこで食物繊維やミネラルもたっぷり摂れてヘルシーですよ。
満足度高めのダイエットメニューで、夏に向けてウエイトコントロール!
(レシピ制作・TOP画像:Otonaka Sara)/参考:カロリーSlism
音仲 紗良
フードコーディネーター&スタイリスト/エディター&ライター