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2016.03.29 UP

あなたの日本語大丈夫?「日本語能力検定試験」を受けさせる会社

Confused Asian business woman

ネイティブが日本語検定?!

四月、新入社員が入ってくる季節ですね。ANGIE世代にとってはすでにジェネレーションギャップを感じる若者たちでは?

“ゆとり”“さとり”と呼ばれる彼らの言動に目が点になるなんてことも! 特に彼らが話す言葉に「これは日本語なのか?」と思ったこともあるでしょう。

 

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それは日常生活だけでなく、ビジネスのシーンでも飛び出し、上司・先輩はハラハラしっぱなし。そのため、新人研修の一環として「日本語能力検定試験」を受けさせる会社もあるのだとか。

そもそも日本語を勉強しているノンネイティブ向けの試験を、ネイティブが受けるなんて・・・。

それでも日本の大学入学に必須の1級は、漢字2,000字程度(常用漢字は2,136字)、語彙10,000語程度の習得が前提となっていて、なかなか侮れないかもしれません。

 

新人を笑っている場合ではない?

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新入社員たちを「本当に今の若い子は・・・」と笑っている場合ではありません。

言葉の乱れや、語彙力のなさはANGIE世代でも言われていること。普段、雑誌やweb、ブログなどを読んでいても「この人はとても綺麗な文章を書くな」とか、話していて「この人の話は心地良いな」と思う人は少ないのでは?

でも、少ないからこそ表現豊かな人って魅力的ですよね。

日本語といえばこの人! と言っても過言ではない斎藤孝先生も『語彙力こそが教養である』(角川新書)なる本まで出版されています。言い換えれば「語彙力がない=教養がない」と思われてしまうってこと!

グローバルだ! 英語だ! というのもわかりますが、まずは足元の日本語語彙力を高め、知的で魅力的な女性のイメージを手に入れてみては?

 

まずは自分のレベルを知る!

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いろいろ語彙力を試すサイトやアプリがありますが、私が試してみたのは、時事語彙も含まれているその名も「語彙・読解力検定」。

「チャレンジ!ミニ検定」という短時間で自分のレベルを試せるコンテンツがあります。まずは、社会人であることを選んでテストスタート。

辞書語彙、時事語彙、読解と全9問の設問に答えていきます。文章を書くことを生業としている限りは、無残な結果は残せません!

が! なんと! ・・・2級レベル・・・。ギャー! これはマジでやばいです。語彙力、真剣につけなくては!

とはいえ、1級の問題例を見てみると「こんなの日常生活で絶対使わない!」といったものも。

ということで、日常で使えて表現力豊かに、魅了的な女性になれる勉強法をいろいろ調べてみました。

 

【使える】語彙力をつけ、表現力豊かになるおすすめ勉強法

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1.本を読む

王道はやはり、語彙力について書かれた書籍を読んでみることでしょう。

まずは前述の斎藤孝先生による『語彙力こそが教養である』(角川新書)。

こちらは、語彙そのものよりも「どのように語彙力を伸ばすのか?」について学べます。

次に、大人が使えると素敵な語彙が詰まっている『その「ひと言」で試される! できる大人の日本語大全 (できる大人の大全シリーズ)』(青春出版社)。誤用の多い表現などもあり、「ずっと勘違いしていた!」表現が必ずあるはず。

そして、日本人として使えるとぐっと「美しい」会話に聞こえる大和言葉。どんどん使われなくなっている表現も多いですが、残していきたい表現でもあります。さりげなく会話に入っていると聞いている人はなんだかホッとするのでは。

斎藤先生も大和言葉についての書籍を出版していますが、オススメは『日本の大和言葉を美しく話すーこころが通じる和の表現』(高橋こうじ著:東邦出版)。挿絵もほっこりした雰囲気で「日本語っていいな〜」と思いますよ。

 

2.アプリでドリル

知識として頭に入れても、覚えているか? 使えるか? を試さないと身にはつきませんよね。わざわざ座学で復習するのもいいけど、通勤時間など空き時間を使って効率良く勉強するならアプリがオススメ。

おさらいの意味で高校生向けくらいがグッド。(ちなみに前述の語彙検定2級は高校卒業レベル)。

なかでも、必須語彙からおさらいできる高校生向けの進研ゼミプラス「サクッと現代文語彙」が使えます!

受講者のみが使えるアプリですが、これを機に語彙や国語以外も高校レベルから勉強するのもいいかもしれませんね。

 

3.人に教わる

知識も身についた! となったら、実践です。会社の同僚や友達との会話、取引先との打ち合わせなどで意識して使ってみましょう。「なんか、話し方が変わったね」と言われたらしめたもの。

そして、もう一段階上を目指すなら話し方教室に通うという手もあります。現役アナウンサーが講師だったり、ミス・ユニバースへの話し方指導を行っていたりと、さまざまな特色をもった教室がありますよ。検索してみるとたくさん出てくるので、お近くの教室でまずは体験してはいかがでしょうか?

 

新しい期になって「よし!何か始めるぞ!」というあなた。

会話美人を目指して改めて日本語を学ぶ。オススメです!

ANGIE編集部

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