2016.03.16 UP
【常備したくなる】料理ビギナーでも究極の逸品が作れる!魔法の調味料レシピ3
味付けがうまくいかない、何を作っても味が似てしまう、いつも塩・胡椒のみの簡単調理……なんて方も多いのでは?
そんな料理ビギナーや料理が苦手な方必見! 混ぜるだけで即できて、食材に和えたりかけたりするだけなのに味が決まる超便利な万能調味料を3種紹介します。
「ゴマジンジャードレッシング」
Photo by Otonaka Sara
香ばしい風味が食材の旨味を引きたてるゴマと、爽やかな辛味が味のアクセントになる生姜の最強タッグ。
どんな野菜とも相性がいいので、食材を選ばず使えるのもこのドレッシングの魅力です。
【材料】(作りやすい分量)
白だし・・・大さじ3
すりごま(白)・・・大さじ1
ゴマ油・・・大さじ1
生姜すりおろし(チューブ)・・・約9㎝
【作り方】
材料を全て混ぜるだけで完成!
基本の使い方は、ざく切りにしたキャベツにかけたり、塩を振って水気を絞った白菜やキュウリなどに和えるだけ。
さっぱりとしたシンプルな味付けでとってもヘルシー。おつまみにもおすすめです。生野菜以外に、「生姜焼き」や「卵スープ」にもアレンジができますよ。
生姜焼き
ゴマ油をしいたフライパンに玉ねぎ1/4個分(薄切り)を入れて中火にかけてしんなりするまで炒め、塩・胡椒で下味を付けた豚肩ロース薄切り100g、ゴマジンジャードレッシング全量、砂糖大さじ1を加えて絡めながら弱火で焼きます。仕上げに醤油小さじ2を鍋肌から回し入れてさっと炒めれば完成!
ゴマの香りがよく、普通の生姜焼きとは一味ちがっておいしいですよ。
卵スープ
鍋に水200ml、ゴマジンジャードレッシング全量、千切りにしたシイタケ1個・玉ねぎ1/4個分・人参1/2本分を入れて強火にかけ、煮立ったら塩・胡椒少々、醤油少々で味を調え、溶き卵(1個分)を回し入れるだけ。
野菜は上記以外にもトマトや長ネギなどお好きな食材で作ってもおいしくいただけますので、冷蔵庫の残り物でぜひ試してみてください。
「カレーヨーグルトドレッシング」
Photo by Otonaka Sara
スパイシーな中にヨーグルトの酸味とケチャップのコクが効いた、クセになる味です。
代謝を高める効果のあるカレー粉と腸内環境を整えるヨーグルト。これら二つが入ったこの調味料は、ダイエット中の人や体型を気にする人にもおすすめ。
【材料】(作りやすい分量)
カレー粉・・・大さじ2
ヨーグルト・・・100g
ケチャップ・・・大さじ1
にんにくすりおろし(チューブ)・・・3㎝
生姜すりおろし(チューブ)・・・3㎝
塩・胡椒・・・少々
【作り方】
材料を全て混ぜれば完成。シンプルに塩・胡椒で焼いた野菜にかけたり、野菜や魚介のフリットやチキンナゲットなどのディップとして使うのもおすすめ。タンドリーチキンも簡単に作れますよ。
タンドリーチキン
カレードレッシング全量に対し鶏もも肉150gを保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて真空状態にしてから一晩冷蔵庫で寝かし、オーブントースターや魚焼きグリルにアルミホイルをしいて火が通るまで焼けば完成。
一晩つけることで身がしっとりと柔らかくなり、スパイシーな香りが食欲をそそりますよ。
「甘辛醤油ダレ」
Photo by Otonaka Sara
野菜炒めは味がマンネリ化しがちで、しかも簡単なようで実は失敗も多い料理の一つ。
この醤油ダレならバランスの取れた味なので、調味料をあらかじめ合わせておけば「醤油を入れすぎて味が濃くなった」などといった味付けの失敗を防ぐことができますよ。アクセントに豆板醤を入れたのもポイント。
【材料】(作りやすい分量)
醤油・・・大さじ2
酒・・・大さじ2
はちみつ・・・大さじ1/2
豆板醤・・・小さじ1/2
にんにくすりおろし・・・小さじ1/2
【作り方】
材料を全て混ぜます。
野菜炒めはもちろん、鮭と野菜を一緒に炒めて「ちゃんちゃん焼き風」にしたり、肉や豆腐と煮て「肉豆腐」にしたりしてもおいしいですよ。
野菜炒め
フライパンに油をしいて一口大に切ったお好みの野菜を強火で炒め、塩・胡椒を少々ふって、仕上げに甘辛醤油ダレ全量を鍋肌から回しかけて全体に味が絡むようにさっと炒めるだけで完成!
ちゃんちゃん焼き風
フライパンにバターを入れて弱火にかけ、塩・胡椒少々で下味を付けた鮭の切り身一枚を皮目から入れて片面を焼きます。このとき酒少々を振ると鮭の臭みを取り除けますよ。
焼き色が付いたら裏返して真ん中に寄せ、周りに野菜を入れて、甘辛醤油ダレ大さじ2に味噌大さじ1/2、みりん大さじ2を混ぜたものを回しかけます。蓋をして蒸し焼きにし、火が通ったら完成!
ちなみに「ちゃんちゃん焼き」とは北海道の代表的な郷土料理の一つ。鮭の旨味と野菜が甘辛いタレに絡み、ほんのりバターのまろやかで濃厚なコクもあいまってご飯が進む一品ですよ。
肉豆腐
鍋に水200ml、甘辛醤油ダレ大さじ2、牛肉または豚肉の薄切り50g、豆腐1/2丁(約150g)、しめじ1/3パック、玉ねぎ1/4個(薄切り)を入れて強火にかけ、煮立ったらお好みで卵を落し入れて白身が白く固まったら火を止めるだけ。
ちなみに調味料の消費期限は、カレーヨーグルトドレッシングは冷蔵庫で4日、他は冷蔵庫で一週間ほど。どれも使い切れる分量なのでその都度作って使い切るのがベターですが、作りたいときに即使えるよう時間のあるときに作っておいてストックしておくのも手。
超簡単でアレンジも色々な調味料で、脱・料理ビギナーの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。
音仲 紗良
フードコーディネーター&スタイリスト/エディター&ライター