2015.12.05 UP
プロ並みの前髪を作るには?自分でできるトレンド前髪の作り方
1cm長さが変わるだけでも雰囲気が変わる前髪。そんな美人印象を左右する前髪を、もっと上手にセットしたい! ということで今回は、プロ並みに仕上がる前髪のセット方法をご紹介。
教えてくれたのは、雑誌やTVで有名人のヘアメイクを数多く担当するサロン「air-OSAKA」。今覚えれば一生使える、セルフカットのコツも必見です!
プロ並みの前髪をつくるポイント3カ条
そもそもプロ(=美容師)と、自分のセットの違いはどこにあるのでしょうか?
「切り方だけでなく、セットも含めて“自分で切った”と思われない前髪が、“プロ並み”だと思います」と話すのは、スタイリストの高本 羽(つばさ)さん。女性の「なりたい!」を叶えてくれると評判の美容師です。
1. “生えグセ”をなくすベース作りから!
「じつは前髪はクセが出やすい場所。つむじがあったり、生えグセや寝癖がついたりと様々な理由から前髪がパカッと分かれてしまうことも……。
解決策としては、前髪を巻く前にミスト上のトリートメントや水で髪を濡らしてドライヤーでハンドブローしてみてください。このとき、根元を濡らすのがポイントです」
2. カールはストレートアイロンで作る
「プロ並み前髪に見せるためには、やりすぎ感を出さないこと。流す方も下ろす方も、前髪カールはストレートアイロンを使ってみてください。カールがつき過ぎず自然な巻き具合になると思います。
また、ヤケドの心配もないので忙しい朝も安心ですよ!」
3. 前髪を流すときは、流す方向と逆にカールをつける
「流す前髪をつくるときは、流す方向と逆にアイロンを通すのがコツ。例えば左に流すのであれば、右方向に毛束を持ってきてカールさせるんです。
その後左側に流すよう指で整えると、一番右にある髪の毛にカールが強くつくのできれいに流れますよ」
この冬注目は、重くて軽い「ハンパ丈前髪」
前髪セットが上手にできるとわかれば、トレンド前髪にも挑戦してみたいのが女心。今季の流行バングを教えて、高本さん!
「春夏にショートバング(眉上の短い前髪)が流行しましたが、それに飽きて伸ばし始める人が増え、中途半端な長さの前髪を楽しむ方が増えていますね。下ろすと目にかかる長さなんですが、そこにカールをつけると目がチラリと見える感じがオシャレです」
ハンパ丈の前髪は横に流して雰囲気を変えることもできるし、前髪アレンジもしやすいのが嬉しいですね!
さらに「透け感がある」のも特徴のひとつのようですよ。
やってみよう!もう失敗しないセルフカットのコツ
「少しだけなら大丈夫!」と自分で前髪を切ったものの、結局翌日サロンに駆け込むことに……なんて経験をしたことがある人に朗報!
前髪を自分で切るときに大切なポイントを教えてもらいました。
「前髪が伸びて横に分けている状態。これを眉上に自分でカットしていきます!」
用意するアイテムはこちらです。
・乾いた状態でカットする
「濡れたときにちょうどいいなと思う長さで切る方が多いですが、乾かすと生えグセや浮きグセで濡れているときより短くなることがあります。これを守るだけでも、切りすぎを防ぐことができますよ」
・前髪を三角形に分け取ってからカット
「美容師が前髪を切るとき、三角形にとって切っているのを見たことがありませんか?
前髪を束にして持ち、頂点を眉間にもってくることで目尻側の髪の毛は切る量が少なくなりますよね。この状態で切ることでサイドと自然につながるようになるんです」
・ハサミを縦にいれて少しずつカット
「失敗例の多くは切りすぎです。失敗する場合はたいてい横にハサミを入れていることが多く、これだと目尻の髪の毛まで一気にバツッと切ってしまう恐れがあるあんですね。
それを防ぐためにもハサミは縦に使い、黒目の終わりまでの範囲で切ってみてください。サイドの髪となじんで顔から浮かないはず!」
セルフカット完了! まるで美容師さんに切ってもらったみたいに自然です。
簡単なのにバッチリキマる前髪セット術がいっぱいでしたね! さっそく明日からプロのテクニックを取り入れて、サロン帰りのような前髪をキープしてみていはいかがでしょうか?
※取材協力: air-OSAKA
Photo by GOTA
大西 マリコ
美容ライター/西洋占星術家