2016.02.20 UP
「すぐにパーマがとれる…」人気美容師が教えるパーマ長持ちテクとは?
朝のスタイリングが楽になったり、ヘアアレンジが簡単にキマったりと、楽ちんオシャレに欠かせない「パーマ」。一方で、カールが長続きしない……とれる…というお悩みもあったりしますよね。
そこで今回は、かけたてパーマをキープさせる方法をお届け!「air-OSAKA」の高本 羽さんにお話を伺いました。
パーマがかかりやすい人と、かかりにくい人の違いって?
パーマがすぐとれると感じる方は、パーマがかかりにくいとも言われたことはありませんか? 高本さんによると「最もパーマに適した髪状態は、少しダメージがあり、細くも太くもない髪の毛」なのだそう。
健康すぎる髪は、髪の表面を覆うキューティクルがかたいので薬剤が浸透しにくく、また柔らかい髪やハイダメージの髪も、パーマがかかりにくいと言います。
パーマって、とってもデリケートなんですね! 長持ちのコツとして、まずは髪質や理想のスタイルを美容師さんとしっかり相談することが重要なようです。
プロが伝授!パーマ持ちをよくする方法
ポイントは、髪が濡れているときの扱い方。
「シャンプー後など、濡れた状態で髪をコームでとかしたり引っ張ったりすると、パーマがとれる原因になります。とくにパーマをかけて1週間はパーマが定着していないので、とてもデリケート!
シャンプーも、髪の根本は普通に洗っても大丈夫ですが、毛先はできるだけ擦らず下から上にやさしく揉むように洗うと、パーマ持ちがよくなると思います」と高本さん。
さらに「今は髪が乾燥しやすい時期なので、とくに毛先は丁寧に扱ってほしい」と強くおっしゃっていました。
パーマがとれる人には「形状記憶カール」
パーマがすぐとれると感じる人には、どんなパーマが最適なのでしょうか?
「エアウェーブやデジタルパーマのように、カールを形状記憶できるパーマがおすすめです。パーマは濡れると強く出て、乾かすと弱くなる性質があるんですが、エアウェーブやデジタルパーマは握りながら乾かすほど強くカールが出てくるタイプなので猫っ毛の方や、パーマがとれると感じる方におすすめです」
ちなみにエアウェーブは髪に水分を残しながらかけるパーマで、柔らかくもっちりとした質感を楽しめます。対してデジタルパーマは熱を加えながらかけるので、くっきりカールが出る仕上がりに。
髪のダメージ具合や、パーマのイメージによって選んでみてくださいね!
自宅でできる!かけたてパーマキープ術
パーマがすぐとれるのを防ぎ、パーマ持ちをアップさせるには、自宅でのケアも重要! 今夜から気をつけたいポイントを教えてもらいました。
・洗髪後はタオルドライをしっかりと!
「ドライヤーの熱の負担をできるだけ抑えるためにも、タオルドライでしっかり水分をとることが大事です。また、乾かしすぎるとカールが弱くなるタイプのパーマもあるので、その点も考慮してドライヤーは短時間で済ませてほしいですね」
・乾かすときは根本から!毛先は握って乾かそう
「くしゃっと掴んで握るというよりは、らせん状になっているカールをそのまま下から上へ持ち上げるイメージで握ります」
・トリートメントは必須!
「パーマは髪の水分と油分を薬で出してしまうので、たんぱく質の補充をしてあげないと毛先が乾燥し、カールが出づらくなってしまいます。
パーマケア用のトリートメントがベストですが、市販のものを選ぶときは、重すぎないものを選んでください。重みでカールがだれてしまう恐れがあります」
印象を自在に操る!朝のセット方法
意外に知られていないのが、正しいパーマのスタイリング方法。出したいカールの強さによって使い分けて!
「普段はジェルやムースなど、水分量の多いスタイリング剤を揉み込んで形を整えてあげるだけでOK。カールを強く出したいときは、ミスト状のトリートメントで保湿しながら濡らすとカールが表現しやすくなります。しっかりキープしたいときは、ファイバーが入ったものを使うのも良いですね。
今っぽさを出したい方は、ゼリー状のスタイリング剤で“濡れたようなツヤ質感”に仕上げるのもおすすめです」
スタイリングは髪質によっても異なるそうなので、パーマをかけた際はスタイリング方法も美容師さんにしっかり聞いておいた方が良さそうです!
パーマのもちが悪いから・すぐとれるから……と諦めていた方は、これを機に今年はオシャレの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
※取材協力: air-OSAKA
大西 マリコ
美容ライター/西洋占星術家