2016.01.15 UP
くたくたのコートやニットをお手入れ!冬服のお手入れ方法&ケアグッズ
いくら素敵なデザインの服を着ていてもニットが毛玉だらけだったり、クタッとしたコートを着ていたら、せっかくのファッションも台無しですよね。
おしゃれは清潔感が命! というわけで、冬によく着るニットやコートをいつまでも美しく着るために、大人の女性なら知っておきたい冬服のお手入れ方法とケアグッズをご紹介します。きちんとケアし続ければ、お気に入りの服もずっときれいな状態を保つことができますよ。
毛玉ができる前のお手入れが大切!
ニットやウールの服は、毛玉ができたらケアするという人が多いと思いますが、実は毛玉ができる前のお手入れが大事。ニットやスーツ、コートなどのなかなか洗えない服を丸一日着た後は、洋服ブラシでブラッシングする習慣を身につけて。
服に付いた汚れをとるのはもちろん、繊維の流れを整え、買った当初のような光沢のある状態を維持することができます。
正しいブラッシングの仕方
まずは服をハンガーにかけた状態で、繊維の流れに逆らって軽くブラッシングし、ホコリや汚れを浮かしましょう。
今度は逆に、繊維の流れに沿ってブラッシングして、浮いてきたホコリや汚れを払いましょう。これで、毛玉もできにくくなります。
ポイントはブラシで生地を強くこすらず、手首のスナップを効かせてサッと払うようにブラッシングすること。強くこすると生地を傷めてしまったり、ホコリが繊維に絡まってしまい、かえって逆効果なのでご注意を。
いろいろな洋服ブラシがありますが、おすすめは静電気がおこりにくい「天然毛のブラシ」。柔らかい馬毛のブラシなら、カシミアやアンゴラのようなデリケートな素材にも使えます。
できてしまった毛玉はきちんと取る
それでもできてしまった毛玉は、毛玉取りブラシや毛玉取り器でこまめに取ってあげて。100円ショップなどでも購入できるので、お手軽にお手入れできますね。
ニットを引っ掛けちゃった・・・でも大丈夫!
デリケートなニットは特に、引っ掛けてしまってショック! なんてことがよくありますよね。そんなときにおすすめなのが、こちらの「ほつれのん」。簡単にほつれた部分を元通りに直してくれます。
服のお直しの仕事をしている友人いわく「似ている商品はたくさんあるけれど、こちらの商品が一番おすすめ」とのことだったので、わたしも実際に使ってみました。
こんなふうに、ニットを引っ掛けてしまったので……、
ほつれた箇所に針を表から刺して、裏側に引き抜きます。
ご覧のように、ほつれた部分がどこだったかわからなくなりました!
ニット以外の布帛素材にも使えるようなので、一家に一つ備えておけば役立つと思います。
いつまでも買ったときのようなきれいな状態を保つために、愛情を持って服のお手入れをすることがおしゃれの第一歩かもしれませんね!
いわた あきこ
ファッションデザイナー/ファッションライター