2015.09.23 UP
「自称」乾燥肌じゃない?自分でできる正しい肌質診断法とは?
秋風が吹くようになると、気になるのが肌の乾燥。最近では、自分が乾燥肌だと思い込んでいる「自称乾燥肌」の人が増えているそうです。
では、なぜ自分が乾燥肌だと思い込んでしまうのでしょうか? その原因と、自分でできる正しい肌質診断法をご紹介します。
自分の肌質を知ることが美肌へのカギ
乾燥肌だと思い込んでしまう原因のひとつに、情報量の多さが考えられます。
美容雑誌などで頻繁に取り上げられる保湿特集を読むことで、「私もこの症状当てはまる!」と思い込んでしまったり、百貨店の化粧品売場では「肌が乾燥していますね」とたいてい言われるものなので、自分は乾燥肌だと思い込んでしまうのです。
本当は乾燥肌でない人が保湿を過剰に行うと、吹き出物ができるなどのトラブルを引き起こすことも。適切なお手入れを行うためには、自分の本当の肌質を知ることが大切なのです。
【自分でできる肌質診断】あなたは本当に乾燥肌?
肌質には、オイリー肌、混合肌、乾燥肌、普通肌の4つがあります。
そこで、自分の肌質を知る診断テストをしてみましょう。
【診断方法】
1、洗顔後、ローションなどの化粧品を何もつけずに10分間放置します。
2、10分後、自分の肌がどのような反応を示しているか鏡を見て観察してください。
※ただし、自分が乾燥肌だとかオイリー肌だとか思い込みは捨てるように。先入観があると、肌が発しているサインを素直に感じ取ることができないので注意してください。
【診断結果】
・混合肌>>肌が乾いてつっぱった+Tゾーンだけテカった
・乾燥肌>>肌が乾いてつっぱった+Tゾーンにテカリなし
・オイリー肌>>肌がつっぱらなかった+全体的にテカっていた
・普通肌>>肌がつっぱらなかった+テカらなかった
あなたはどの肌質に当てはまりましたか?
ちなみに肌は約1カ月で生まれ変わるため、できれば月1回このテストを行うと、より正確に自分の肌質を知ることができます。
肌質にあったお手入れこそ美肌への近道
自分の肌質がわかったら、今度はそれぞれに適したお手入れが大切。
●「混合肌」の人
乾燥しているのに油っぽいという二極化した部分を持ち合わせている人は、とにかく水分をしっかり補い、保湿をしすぎないことがポイント。
乾燥しやすい部分にのみ美容液をぬり、保湿はクリームではなく乳液などのさらっとしたタイプのものを選びましょう。
●「乾燥肌」の人
水分だけでなく皮脂も常に不足している状態。外的刺激に弱いという特徴があります。
朝の洗顔はぬるま湯ですすぐ程度で十分。その後水分補給をたっぷり行い、セラミドやビタミンAの入ったクリームで保湿すると良いでしょう。
●「オイリー肌」の人
いわゆる「男性化」している肌で、外からの刺激に強く化粧かぶれも起こりにくいのが特徴。
重要なのは、洗顔。朝晩きちんと洗顔するように心がけましょう。
特に夜は、クレンジングの後に蒸しタオルをのせて毛穴を開かせるなどひと手間加えると、皮脂をキレイに洗い流す事ができます。
普通肌の人は、まさに理想的な肌の持ち主。お手入れは今までどおりで構いませんが、そのベストコンディションをキープできるよう毎日、鏡で肌チェックを忘れずに行いましょう。
乾燥肌だと思っていたら、オイリー肌だった!? なんて人もいたのではないでしょうか?
誰もが羨む美肌を手に入れるには、まずは自分の肌を良く知って、それぞれにあったお手入れをするのが重要。「肌質を知らずして美肌はならず」の精神で頑張りましょう。
佐治 真澄
ビューティライター