2024.09.02 UP
40代からの垢抜けメイク術!ファンデーション編~“塗り方”で変わる立体感~
30代後半、40代になって「ファンデーションが浮く」「今までのファンデが合わなくなった」と感じていませんか。
マンツーマンのメイクレッスンで何人もの美女を生み出している、ヘア&メイクアップアーティストYURIさんに、40代からの垢抜けメイクについて教えていただきました。
40代の肌に合うのは、どの種類のファンデーション?
ファンデーションのノリが悪くて最近はほぼノーファンデの筆者。これまで使っていたクッションファンデーションが全然決まりません。
「もしかして年齢肌にクッションファンデは合わない?」という疑問があったので、40代におすすめのファンデーションの種類について聞いてみました。
「パウダー、リキッド、クリーム、クッションファンデーションと種類がありますが、リキッドファンデが一番使いやすくきれいに仕上がります」(YURIさん)
ここでいうリキッドファンデーションは水っぽい液体ファンデーションのこと。それに油を仕込んで濃厚にし、カバー力が高くなったものがクリームファンデーション。そしてクリームファンデーションをコンパクトに仕込んだものがクッションファンデーションです。
そしてYURIさんによると、年齢によって合う・合わないファンデーションがあるというよりは、どの年代でもリキッドファンデーションがおすすめなのだそう!
その理由を詳しく聞いてみました。
「誰でも簡単ナチュラルかつ美しく仕上げやすいのが、リキッドファンデーションなんです」とYURIさん。
とてもメイクが上手な人以外は、クリームファンデーションを使うと厚塗りになりやすいのだそう。厚塗りになると老けて見えやすくなります。
言われてみれば……と思い当たる人もいるかもしれません。
「パウダーはお化粧直しに使いますが、これも上手に使わないと厚塗りになってしまいます」(YURIさん)
ナチュラルかつ美しく仕上げるには、リキッドファンデーション+フェイスパウダーという組み合わせが最強なのだそうです。
ちなみに、40代の肌にクッションファンデが浮く主な理由は乾燥。肌の変化で「合わせるのが難しいファンデ」が出てきて、年齢を重ねたことで、いままでは気にならなかった塗り方が気になるようになるのです。
リキッドファンデーションをきれいに塗る方法
「リキッドファンデーションを使っているけれど、きれいに塗るのが難しい……」
そんな声も聞こえてきそうです。
そこでYURIさんにリキッドファンデーションをきれいに塗るコツをお聞きしました。
自分の肌色に合う色を選ぶ
どんなに上手にファンデーションを塗れても、肌色と合っていなければ台無し。
手持ちのリキッドがある人は、今の肌色に合っているかを確認しましょう。くすみや日焼けで「買ったときと肌色が違う」こともあります。
「塗る」のではなく「叩き込む」
ファンデーションを「塗る」と言いますが、きれいに仕上げるなら、ぽんぽん叩くのが正解。肌にはキメ(細かい凹凸)があるので、その凹凸をファンデーションで埋めます。
それには横滑りさせて「塗る」より「上から叩いて密着させる」ほうが効果的です。
ただし、叩くと言っても強い力をかけるのはNG。スポンジを使って軽い力でスタンプを押すように、小さく叩き込んでいきます。
顔の外側にいくにしたがって、薄く
顔全体に同じ厚さでファンデーションを塗ると、お面のような印象になって厚塗り感が出てしまいます。これが老け顔になってしまう原因です。
40代が無理なく若々しくメイクするためには、ナチュラル仕上げがベスト。
ナチュラルに塗るコツは、「顔の中心から外側に向け、薄くぼかすグラデーションを作ること」。
顔の外側(耳やあごのライン)は、ついているかついていないかくらいで仕上げ、最後にフェイスパウダーを叩きます。
これで「ナチュラルできれい」な肌が完成です。
ファンデーションの目的は、光を集めて反射しやすい肌にすること
ファンデーションを塗るとき、「毛穴やシミ、くすみなど、肌のマイナス点を隠す」ことに目が行きがちです。
けれどYURIさんは「光を集めて反射しやすい肌にすること」が大切だと語ります。
「ファンデーションを乗せることで、肌のキメの凹凸を平らにします。そうすると自ら発光するような肌を作りやすくなるんですよ。すると透明感のある艶肌に見え、くすみや多少のシミも気にならなくなります」(YURIさん)
なるほど!
マイナスを隠すのではなく(もちろんその効果もありますが)、プラスを作るためのアイテムがファンデーション。
そう考えると、メイク時の意識が変わりそうですね。
手持ちのファンデーションを見直して、プラスのメイクをしよう
年齢・季節によって肌の色は変わるので「昔からこの色を使っている」からといって、同じ色を使い続けるのは危険。こまめにファンデーションの色が合うかのチェックをしたいですね。
リキッドファンデーションで発光する肌を作って、「素肌がきれい」に見える人を目指しましょう。
取材・監修:ヘアメイクサロン bell femme (ベルファム) YURIさん