2020.01.20 UP
女性の約8割が悩む「冬の手荒れ」、男性よりも多い理由とは…?
辛い寒さだけでなく、肌の乾燥にも悩む冬。
なかでも、日常的に冷たい空気や水に触れることが多い「手」は、特にダメージを受けやすい部分です。
「こまめにケアをしても、手荒れが全然治らない…」なんて嘆いている方も多いのでは?
今回は、佳秀工業株式会社が行った「冬の手荒れ、ひび、あかぎれ」に関する調査から、「冬の手荒れ」の実態をご紹介します。
手荒れに悩む女性は8割弱!男性よりも多い傾向に
佳秀工業株式会社が20代~50代の男女1,111人を対象に行った調査では、「冬場、手の乾燥、手荒れ、ひび、あかぎれで悩みますか?」という質問に対し、男性は51.0%、女性は77.2%が「はい」と回答しました。
年代別にみると、男性の場合は20歳~34歳で約64%が「はい」と回答したのに対し、35歳以降で「はい」と答えた人は約46%と、年代によって差が出ています。
一方で、女性の場合は、年代による差はほとんどない結果に。
女性は年代関係なく、幅広い年齢層の方が冬の手荒れで悩んでいるようです。
「手荒れの原因を教えてください」という質問については、男性で1番多かった回答が「季節的な乾燥」(36.2%)でしたが、女性では「毎日の家事」(44.5%)となっています。
年代別の調査結果と合わせて考えると、一定以上の年齢となった男性は、妻に家事を任せてしまっているのかもしれませんね。
日々の家事が偏っているなら、彼や夫に「手荒れが辛いから、今日はお皿を洗ってくれると助かるな」と持ちかけてみてはいかがでしょうか?
家事分担のきっかけになるかもしれません。
手荒れで困ることといえば…?
「手の乾燥、手荒れ、ひび、あかぎれで困っていることについて教えてください」という質問には、39.2%もの人が「手を洗いたくなくなる」と回答しています。
外出先から帰宅したときやトイレの後、食事の前など、手を洗うタイミングは1日に何度もありますが、その度に手が痛むとなると、「できるだけ洗いたくない」と思う気持ちもわかります。
2番目に多い回答の「スーパーのレジ袋がなかなか開かない」(37.8%)も、冬の悩み「あるある」ですよね。
手荒れによって「手を洗いたくなくなる」という人が約4割にのぼる一方で、普段、家で使う「手洗い洗浄剤」にこだわる人は少ないよう。
実際、「家庭で使用する手洗い洗浄剤を選ぶ際のポイントについて教えてください」という質問には、「特にない」(37.5%)と答えた人が最も多い結果になりました。
また、「手荒れで洗浄剤を変えることを検討したことがありますか」という質問には、77%もの人が「ない」と回答。
手荒れが気になりつつも、普段使用している洗浄剤はそのまま、という人が多数派のようです。
冬の家事にはゴム手袋を活用!洗剤も見直そう
手荒れの大きな原因となるのは、やはり毎日の「家事」。
水仕事では洗剤を使うことも多く、手のうるおいを奪うことにつながります。
食器洗剤、お風呂用洗剤などを選ぶ際には、しっかり洗う用の「洗浄力の強い洗剤」と、普段使い用の「刺激が少ない洗剤」を使い分けるのがおすすめです。
また、手荒れを防ぎ、悪化させないためには「できるだけ濡らさない」ことも大切。水仕事をする際は、できるだけゴム手袋を着用するようにしましょう。
最後に、ハンドクリームでのケアも忘れてはいけません。ハンドクリームを塗る際には、軽く手をマッサージするように塗りこむと、血行の促進にもつながります。
ゴム手袋やハンドクリームは、最初は大変に感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえば無意識に行えるはず。
手をいたわるために、まずはゴム手袋とハンドクリームから始めてみませんか?
参考:PRTIMES