2019.12.22 UP
年齢肌を意識したのはいつ?女性のエイジングケア法と注目成分を調査!
寒さがますます厳しくなり、乾燥によって肌トラブルを抱えやすくなるこの季節。
特に年齢を重ねると、どうしたら肌の劣化を抑えることができるのかでお悩みの方も少なくないのでは?
最近は、美容外科や美容皮膚科でのスペシャルケアをする方も増えてきましたが、費用が高額なこともあり、なかなかの勇気がいりますよね。
世の女性たちは、普段どんな肌ケアをしているのでしょうか?
年齢肌は、ある日突然やってくる
株式会社ブレーンコスモスが30歳以上の女性を対象に実施した、「肌の老化とエイジングケア」に関する意識調査では、「年齢肌に悩みがある」との回答が、67.8%にものぼりました。
さらに、「何歳くらいからエイジングケアを始めたか」という質問には、「50歳以上」(22.5%) という回答が最も多い結果に。
また「30歳~34歳」が15.6% 、 「35歳~39歳」が14.3%と、30代からエイジングケアを始める人も少なくないよう。
30代以降は、加齢による肌トラブルを感じる人が多くなることが伺えますね。
「どのようなことから年齢肌を意識したか」については、「シワ・たるみ」が約55%と第1位に。
次いで、シミも約50%と高く、まずはシワやシミなどの目に見えるトラブルを発見して年齢肌を自覚した方が多いようです。
年齢肌を意識した瞬間については、次のようなコメントが寄せられています。
「ふと鏡を見たときに肌がくすんでいて驚いた」(神奈川県/40代/会社員)
「同級生よりも私だけ実年齢より上に見られた時」(宮崎県/50代/専業主婦)
「ファンデーションのノリが悪くなったとき」(東京都/60代/専業主婦)
「ある日突然左側だけほうれい線がくっきり出た」(大阪府/50代/看護師)
日常のふとした瞬間や他人からの評価など、突然現実を突きつけられて肌の劣化に直面した方も多いようです。
徐々に肌は衰えていきますが、自覚するのは一瞬という……。なんとも残酷な事実ですね。
年齢肌のケアは自宅派が多数! 注目の成分は?
「年齢肌を意識してから行っているエイジングケア」については、1位は「保湿アイテムを使う」で、2位は「エイジングケア化粧品を使う」という結果に。多くの方が、自宅でのケアを行っていることがわかります。
一方で「美容クリニックでの治療」という回答は3.6%と、まだまだ少数派でした。
エイジングケア化粧品を選ぶ際に注目する成分については、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」との回答がいずれも5割以上と高く、セラミドやレチノール、エラスチンなどの話題の保湿成分に加えて、「ヒト幹細胞培養液」との回答もありました。
「ヒト幹細胞培養液」がエイジングケアの救世主に…!?
「ヒト幹細胞培養液」とは、人間の幹細胞を培養する時に出る分泌液のこと。
「幹細胞」は、分裂して同じ細胞を増やす力と、違う細胞になる力を併せ持った細胞で、京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞したことで一躍注目を集めた「iPS細胞」も幹細胞のひとつです。
ヒト幹細胞培養液は人間の細胞から培養されているため、肌への親和性が高いのも特徴。肌を構成する500種類以上ものタンパク質や成長因子、コラーゲン、ヒアルロン酸などがたっぷり含まれています。
そのため、再生医療の分野だけでなく、シワの予防や改善、美白効果などが見込めるとして、美容業界やエイジングケアの分野でも大変注目されている成分なのです。
これは試してみたくなりますよね!
ヒト幹細胞培養液配合のスキンケア化粧品も登場してきているので、気になる方はスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
日々のケアで、自分の肌を好きになろう
肌が衰えることは残念ですが、年齢を重ねて経験してきたことは、女性にとってもかけがえのない財産です。
年齢肌がコンプレックスになって、自信を失ってしまうなんてもったいないですよね。
自分の肌としっかり向き合ってケアすることが、自分を好きになるための第一歩。毎日の努力が女性の自信をつくるのです。
※参考:ブレーンコスモス
平 理以子
美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター