2018.05.04 UP
美白化粧水の選び方と優秀ブランドは?本気で続けたいシミケアに!
年齢を重ねるごとに、気になってくる「シミ」。どうにか解決しようとするとき、迷うのが美白アイテム選びですよね。
美白化粧水を選ぶ際には、「何となく効きそう・・・」といったイメージで選ばず、美白成分やシミに効く仕組みをチェックするのが重要です。
この記事では、美白成分の種類や働きを徹底解説。おすすめアイテムも合わせてご紹介します。
美白における化粧水の役割とは?
洗顔後、パシャパシャと化粧水を馴染ませるだけでお手入れを終える人を見かけますが、これは絶対にNG。残念ながら、化粧水だけでは十分な保湿はできないのです。お手入れには美容液やクリームをプラスする必要があります。
しかしながら、化粧水がスキンケアの重要なステップであることに間違いはありません。化粧水の役割は、肌に水分を補い、調子を整えることだといわれています。角質層にうるおいを補給できる成分が配合された化粧水を使うことで、美白成分が効きやすい土台づくりをすることができます。
また、美白成分が配合されている美白化粧水の場合は、メラニン抑制効果が期待できます。
化粧水はコットン?手のひら?臨機応変に使い分けて
よく話題にのぼる、化粧水はコットンと手のどちらでつけるのが良いのか?という問題。
各メーカーや美容家さんなどによって推奨しているものは異なりますが、さっぱりしたいならコットン、じっくりお手入れしたいときには手でつけるのがおすすめです。
朝はパパッとコットン
コットンを使うと手の熱が伝わらないので、ひんやり気持ちの良いテクスチャーを感じながらお手入れができます。
また、均一に化粧水を行き渡らせることができ、首やデコルテなど広範囲のお手入れも簡単に行えます。このことから、毛穴を引き締めたい朝のメイク前のスキンケアにはコットンが良いかもしれませんね。
これから迎える暑い季節。火照った肌をクールダウンできるコットンパックなども◎です。
夜はじっくりハンドプレス
手で化粧水をつけるメリットは、手から伝わる熱で化粧水を温め、浸透しやすくしてくれることや、肌への刺激や摩擦を最低限に防げることなど様々。
また、自分の手で自分の肌に触れ、その日の肌状態を確かめることはスキンケアにおいて非常に重要です。
顔全体を包み込むようにハンドプレスし、肌が手のひらに吸い付くようになるまでしっかり化粧水を浸透させましょう。
美白成分の働きと化粧水の選び方
メラニンはもともと肌を紫外線から守るためにつくられる物質ですが、過剰につくられてしまうと沈着し、シミの原因になります。
シミを予防するには、このメラニンを抑える美白成分が配合されたアイテムでのお手入れが欠かせません。
ここでは主な美白成分について見ていきましょう。
◯ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。
抗酸化作用があり、シミだけでなくニキビの炎症を抑え、毛穴の開きやエイジングケアにも有効。
◯アルブチン
コケモモから抽出された成分で、メラニンをつくるチロシナーゼという酸化酵素の働きを阻害する作用によって、過剰なメラニンの生成を抑制する。
◯トラネキサム酸
メラニンを生成するメラノサイトが活性化し、シミをつくってしまうシミ部位特有の炎症状態を抑制。
保湿効果も期待でき、肌荒れの抑制も。
◯コウジ酸
お酒や醤油などの発酵過程でできる成分。
メラニンをつくるチロシナーゼが働くのに必要な銅原子を奪って効かなくする。
美白化粧水を選ぶコツ!医薬部外品とは?
美白成分は、上記以外にも沢山の種類があります。自分ではどんなものを選んだら良いかわからないという人は「医薬部外品」だということを基準に選ぶのも手です。
医薬部外品とは、医薬品と化粧品の中間に位置し、厚生労働省が有効性を認めた成分を配合したもの。「日焼けによるシミソバカスを防ぐ」と表示することを認められています。
ただし、医薬部外品の方が化粧品よりも効くかというとそうではなく、化粧品の中にもきちんと美白成分を含んでいるものはあります。医薬部外品については、ひとつの目安として知っておくと良いかもしれません。
美白成分は毎年開発されるため、新しいものの方が効果があるように思われがちですが、必ずしもそうとはいえません。もちろん、合う合わないには個人差がありますので、気になるアイテムはまず試してみて、自分に合うものを探していく必要があります。
敏感肌の人は、敏感肌用ブランドの美白ラインもおすすめです。
シミへのアプローチ方法は成分ごとに違いがある?
さて、もう一歩踏み込んだ話になりますが、一口に美白成分が「メラニンの働きを抑える」といってもアプローチの仕方は細分化されます。
例えば、シミを「つくらせない」成分とシミを「黒くしない」成分です。
メラニンがつくられるメラノサイト内でメラニン生成がスタートすると、チロシンというアミノ酸に対して、チロシナーゼという酸化酵素が働き、メラニン色素へと変わっていきます。
アルブチンやコウジ酸など大半の美容成分は、このチロシナーゼをブロックし、メラニンを「つくらせない」働きをします。
一方でチロシンとチロシナーゼが結合を繰り返すことでメラニンの黒化が進行します。その進行を抑えることでメラニンの生成を制御するのが、メラニンを「黒くしない」働きとなります。
この2つを同時に叶えられれば、シミに強力なアプローチができそうですよね。
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美白アイテムは使い続けてこそ効果が実感できるもの。だからこそ、毎日使いたいと思える気持ちの良い使用感がとても重要です。
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柳原真咲
フリーPR/ライター