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2018.02.05 UP

デパコス美容液より効果大!? 肌が復活する驚くべきワセリンパワーとは?


最近、モデルさんたちの間でも美容に良いと話題だというワセリン。人によっては美容液代わりにワセリンを塗っているだけという人もいるようで、なんだかとても肌に良さそうです。

実際私の周りの肌がキレイな友達も、肌ケアは「ワセリンだけ」と言う子が多く、ますますワセリンのパワーが気になります。

そこで今回は、乳液や美容液を塗るいつもの肌のお手入れを一切やめて、化粧水とワセリンだけにするとどのような効果があるのか筆者自ら検証してみました! 勇気がいりましたが、結果、やって良かったと言えるかも……!

 

そもそも、ワセリンにはどんな美容効果が期待できるの?

まずワセリンのおすすめのケアに入る前に、ワセリンとはそもそもどのような化粧品なのか説明します。

ワセリンは簡単に言うと、蓋のような役割を担って肌の水分の蒸発を防いでくれるものです。一番利用される美容法で聞き慣れているのは皆さん唇が荒れたときにリップに使うことではないでしょうか?歯科などでは口角炎にも使用されます。健康な肌は内側の水分が蒸発するのを防ぐ役割がありますが、皮脂の分泌が上手くいかなくなるとその機能が壊れ、肌にある水分が蒸発して乾燥肌になりやすくなってしまうんです。ワセリンはそんな肌の水分が逃げないように閉じ込めてくれます。美容に効く、保湿力が高いと言われるのもそのためです。

ただし注意したい点は、ワセリンは石油資源から作られる鉱物油なので、ワセリン自体に美容として肌トラブルを改善する力があるわけではないという点です。つけすぎや油分には注意したいです。美容液のようにコラーゲンなどが入って肌に何かを与えられる化粧品ではありません。美容に使う場合、どちらかというと肌本来の働きを助ける美容化粧品と言えそうです。

 

ドラッグストアにはワセリンがいっぱい……でも美容にはこれがイチオシ!

ワセリンについて分かったところで、早速ワセリン美容生活を開始してみました。ドラッグストアに行くとたくさんの種類のワセリンが販売されていますが、今回、私が使ったのはユニリーバの『Vaseline』(ヴァセリン)です。理由は友人に聞いた種類で一番評判が高かったから。市販で購入できて、価格もプチプラ。サイズも小さいものからビッグサイズまで幅広く売られているので、美容製品として選びやすかったです。

実は他のワセリンも試してみたのですが、やはり美容の効能としてはVaseline(ヴァセリン)に行きつきます。というのも、よくあるチューブ入りのワセリンは柔らかすぎるため逆に塗りにくさを覚えました。出しやすいのはいいんですが、必要以上の量が出てしまったり、しかも柔らかすぎるがゆえベタベタなる印象です。「モデルさんも使ってるし、美容にいいから!」と間違った使い方は肌荒れになる可能性も…。

他にもプラスチックケース入りのワセリンもいくつか試しましたが、硬すぎてイマイチ。やはり、定番のVaselineがおすすめでき、一番使いやすいかもしれません。

 

水分が大事? 美容に使うワセリンを塗るときの注意点

美容に使用するために塗るときの注意点としては、ワセリンの前に化粧水をたっぷりとつけることです。ワセリンの保湿効果を十分に発揮するには、肌に水分が十分にあることが条件なよう。そのためいつもよりたっぷりめに化粧水を塗ることだけ気をつけ、あとは乳液や美容液を一切塗らずにワセリンだけの美容ケアを1週間続けてみました。

私の友人も、ワセリンだけを塗ると決心してからは、一度化粧水を塗って、乾いたらもう一度塗る、という二度塗りしているそうです。ワセリンにとってどれだけ水分が重要かうかがえますよね。

ちなみに量はあずき大くらいのワセリンを顔全体に塗っていくのが、美容に最適だと思います。保湿はしっかりとされ、べとつきも少ない最低ラインと言っていいでしょう。私の場合は、特に気になる目の下とほうれい線、荒れやすい唇は丁寧に塗っていきました。

 

ワセリン使用1週間後……一体肌はどうなった?

そんなこんなでドキドキしながらワセリン美容生活をしてみたわけですが、1週間後、肌を見てみるとどうでしょう。

なんとびっくりなことに目の下のしわが明らかに薄くなっていました。今まではどんなに高い美容液を使っても、朝になると残念な目元だったのですが、それがワセリンを塗るだけで改善されたからびっくりです。

他にも、ほうれい線は塗り残しがある日はどう見ても深くなっていたので、ある意味、塗ることでほうれい線が薄くなっていると言えるかもしれません。特別なことは何もしてないのに美容液をワセリンに変えただけで、友人から「肌キレイなった?」「どんなケアしてるの?」と聞かれることが多くなったんですよ。美容効果は着実に出ているのだと思います。

ただ、美容効果の出方は肌質によっても違うのかもしれません。私の肌は、敏感肌で乾燥肌。私にワセリンを勧めてくれた友人も同様です。私調査ですが、これまでワセリンを試している人でオイリー肌の人は少なめ。もしかしたら、オイリー肌の人にはこの美容法は向かないかもしれません。

 

ワセリンで肌に休息を。美容では肌に“何もしない”のが一番いい

冒頭で、ワセリンは肌の水分の蒸発を防ぐだけで、肌に何かを与えるわけではないと言いましたが、実はこれこそが肌が健康になる美容として一番重要なことなのかもしれません。

肌にはもともと保湿したり、新しく生まれ変わる力が備わっています。そこに無理やり美容液などを入れてしまう使い方で、気づかないうちに肌を痛みつけて、肌本来の力を失わせてしまっているとも言えるでしょう。

肌には栄養を与えすぎないことも大切です。色々な化粧水やコスメの試しすぎで肌が少しお疲れモードになっているときは、ワセリンだけを塗って、もともとあった肌の美容力を呼び覚ましてあげることも必要です。

 

これまでの美容液でのケアを一切やめてワセリンだけにするなんて、少し不安もありましたが、結果をみたら本当にやって良かったです。これまでは体調が悪いと美容液が反応しすぎてか、吹き出物になってしまうことも多かったのですが、ワセリンでは一切ありませんでした。

ワセリンはどこでも買えて、しかもお値段もお手頃です。私の周りでもかなり評判がいいので、あなたもぜひ美容方法に試してみてはいかがでしょうか。

ワセリンの美容は、こちらで紹介した顔への美容法だけではなく、唇に口紅・リップ下地として、手荒れにも使えておすすめできますよ。

 

参考:Vaseline『明るく透きとおる肌を手に入れるためのナチュラルスキンケアの教科書』マイナビ/宮川明子

Asuka Yoshida

Asuka Yoshida

フリーライター/ドイツ在住

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