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2016.02.28 UP

【小顔ローラーで「顎」が…!】顎関節症になる危ない小顔ケア

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女性なら誰もが小顔になりたいと憧れるもの。私は身長があまり高くないので、ワイドパンツや長めのスカートなどボリュームのあるボトムを穿いたとき「もう少し顔が小さかったらスタイルよく見えるのに……」と思い悩んだこともしばしば。

小顔グッズを買い占め、毎日せっせとお手入れに励んだことも。しかし、この小顔グッズは使用方法を間違えたり過剰なお手入れを行ったりしていると顎関節症を引き起こす恐れがあるのをご存じですか?

 

顎関節症は女性のほうがなりやすい!

Oh no! A blemish!

顎関節症は、硬いものを食べようとして顎が痛くなる、またハンバーガーなどを大きな口を開けて食べるときに顎が外れそうな感覚があるなど、症状は人それぞれ。

原因は諸説あり、筋肉の緊張やストレスのほか女性ホルモンにも関係があるとも考えられているため、男性よりも女性の方がなりやすいと言われています。女性のほうが顎が細く、筋力もないからという説もあるのだとか。

また一日中パソコンと向き合い「無表情」で生活していたり、知らず知らずのうちに歯を食いしばっていることはありませんか? このような動作も顎関節症を引き起こす原因と考えられています。かくいう私も、この記事を書きながらドキッとした一人です。

 

自己流のお手入れに危険が潜んでいる!?

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何より、無理に小顔にしようとする行為。これこそ注意が必要です。

1. 小顔ローラー

小顔にしたいあまり、強い力を与えたりしてはいませんか?

特にフェイスラインを必死にマッサージしていると、顎関節やその周りの筋肉が炎症を起こして顎関節症になってしまう恐れがあります。一日に何度も行うことも炎症を引き起こす原因になってしまうので注意しましょう。

2. リフトアップベルト

顎と頭を覆い顎の骨に圧力をかけて小顔にしようとするリフトアップベルトも一時期流行りましたよね。実はこれも骨に強い圧力をかけるため使い方を間違えると危険だと言われています。

また自分で行うツボ押しやマッサージも、力を入れすぎたり同じ部分ばかりに行ったりすることで炎症を起こしてしまう恐れがあります。

自己流のマッサージは知らず知らずに力が入ってしまう可能性が高いので、「ちょっと物足りないかな?」という程度の力で行うよう心がけましょう。また、顎回りが痛いと感じたら即刻マッサージは中断するように。

 

歯科か口腔外科の受診を!

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顎関節症かなと思ったら、歯科か口腔内科を受診するようにしましょう。最近では歯科医の中でも顎関節症を専門に診てくれる病院もあるそうなので、事前に電話をしてから受診するのがおすすめです。

しかし、忙しくて病院に行っている暇がないというときもありますよね。そんなときのケアとして、痛みがある場合は市販の鎮痛剤を飲むと一時的に痛みを緩和できます。

また、硬いものを食べない、大きな口を開けない、高い枕を使わない、頬杖をつかないなど日々の習慣を見直すことも大切です。

 

何事もほどほどに・・・

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ちなみに口を開けたときに急にがくがく顎が動くとか、カクっとすると「もしかして顎関節症?」と思ってしまうかもしれませんが、こちらは単なる顎から出る軟骨の摩擦音。多くの人に見られる症状で、顎関節症ではないそうです。

小顔なりたいと願う気持ちは、女性である私も同じ。でも、そう願うあまり反対に顎に負担をかけていたのでは本末転倒になってしまいます。何事もほどほどにするのが良いかもしれませんね。

 

佐治 真澄

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