2016.02.12 UP
チーズで太るはウソ!女性にうれしい美肌効果アップの食べ方とは
「チーズは好きだけれど、カロリーが気になる……」とお悩みの方に朗報です!
日常的に少量のチーズを食べる分には、女性にうれしいメリットがいっぱい。そればかりか、チーズはエイジングケアなどの美肌効果も期待できる優秀な食品なのです。
今回は、知られざるチーズの効能や美肌効果がアップする食べ合わせについてお伝えします。
「チーズを食べると太る」はウソ!?
女性に不足しがちなカルシウムが効率よく摂取できるチーズ。パスタにふりかけたり、トーストにのせて食べるぐらいの量ならまったく問題ありません。むしろ少量なら毎日摂った方がいいぐらいです。
チーズは牛乳やヨーグルトと同じように、カルシウムの吸収率が非常に高い食品です。チーズ普及協議会によれば、牛乳200ml(牛乳瓶1本程度)、ヨーグルト100g(市販の小さいカップ1個程度)、チーズ20g(6Pチーズ1個程度)をそれぞれ摂ると、一日に必要なカルシウムの約8割が補えると言います。ヨーグルトの量を減らしてチーズを増やすなど、飽きのこない工夫をしながら日々の食卓に取り入れていきたいですね。
わたしは牛乳が苦手なので、カルシウム補給のためにも日常的にチーズを食べています。カマンベールやブリーチーズに旬の果物を合わせたり、シチューやリゾットの仕上げにパルメザンチーズを加えたり。毎日でも飽きのこない食べ方ができるチーズは、日々の食卓に欠かせない食材のひとつです。
ただしチーズの主原料は脂質を含むミルクですから、たくさん食べれば太る原因にもなりかねません。1日20〜50g程度を目安に食べるようにしたいですね。
エイジングケアに効果絶大!チーズの美容効果とは?
チーズは前述のカルシウムを筆頭に、美肌を作るビタミンA、代謝を助けるビタミンB2、抗酸化作用に優れたビタミンEを豊富に含みます。美肌だけでなくダイエット効果も期待できそう。
都内のチーズ専門店で働く友人のMさんに、チーズの美容効果がアップする食べ合わせについて聞いてみました。
「チーズは非常に栄養価の高い食品です。特にビタミンAに関しては緑黄色野菜よりも含有量が高いため、エイジングケアに効果的。チーズに野菜やフルーツを組み合わせると、チーズに足りない要素を補えますよ」
チーズを食べる際に野菜やフルーツを合わせれば、お腹にもたまりそうですね。ちなみにチーズを日常的に食べているMさんの同僚の女性たちは、みなさん美肌の持ち主だそうですよ。
どんなチーズを選ぶのが効果的?
低脂肪・低カロリーなチーズの代表格といえば、カッテージチーズやリコッタチーズ。どちらも30g/約50kcal程度なので、ダイエット中でも安心して食べることができます。フルーツやジャムと合わせて、朝食にいかがでしょう?
ただしリコッタには生クリームを配合しているものもあるため、購入前にパッケージで確認してくださいね。
ハードチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」も、高タンパクで低脂肪のチーズのひとつ。ハードチーズはカルシウムの含有量が多く、なかでもパルミジャーノに多く含まれるそうですよ。
旨み成分が含まれるため、パルミジャーノは料理に使うと風味とコクがアップします。調味料感覚で使ってみましょう。
チーズに対する思い込み、解消しましたか? わたし自身チーズを毎日食べるようになってから、肌の乾燥に悩むことがなくなった気がします。毎日30〜50gほど食べていますが、体重の増加もありません。
「チーズは太る」などと毛嫌いせずに、ダイエット中も賢く摂 取り入れてみたいですね。
参考:世界のチーズ専門店 オーダーチーズ/チーズ普及協議会『チーズと健康』
鈴木 香穂里
ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター