2016.01.28 UP
スキンケアのやり過ぎは逆効果!ベイビースキンをめざす洗顔術
大人ニキビや毛穴の開きなど、女性を一瞬で憂鬱な気分にさせてしまう「肌トラブル」。
改善しようと化粧品の数を増やしたり、高額なアイテムを投入しているにもかかわらず効果がない! と感じることはありませんか?
もしかすると、その過剰なケアが美肌を遠ざけている可能性があるんです!
【注意】スキンケアのやり過ぎは逆効果!
「私たちの肌は本来、自ら再生する力や、うるおす力を持っています。しかし現代の女性は肌を洗いすぎ、美容成分を与えすぎ、の傾向にあるように思います」
そう語るのは、驚くほどシンプルなケアで「バージンスキン」に導くと話題の化粧品会社「P.G.C.D.JAPAN」スキンケアコンサルタントの西富芳佳(写真右)さん。同ブランドが推奨するスキンケアでは朝晩の洗顔石けんによる洗顔と、1本の保湿美容液での保湿の2ステップのみ!
時短で美肌を手に入れる方法とは? その秘訣を教えてもらいました。
強くて美しい「本物の美肌」を目指すには?
まずは、私たち大人の女性が赤ちゃんのようなもちもち肌バージンスキンを得るために必要なことは何でしょうか?
「肌を育て、素肌力を上げることです。一番にすべきことは、ターンオーバーを正常にすること。
一般的に肌の生まれ変わりサイクルは28日と言われていますが、これは10代〜20代の健康的な方です。30代だとプラス一週間で35日。そこにさらに間違ったお手入れや不規則な生活が続けばどんどん伸びてしまいます。それをできるだけ正常なサイクルに戻してあげることが、肌育の基本です」
スキンケアは、肌力をサポートすることが本来の仕事なのですね!
「汚れを落とすこと」が肌育のカギ
そして、ターンオーバーを正常にするために最も重要なのが、洗顔だそう。とくに朝の洗顔が大事だと同社スキンケアコンサルタントの永山千保子さんは話します。
「肌に唯一できないことは、汚れを落とすことです。乾燥肌だから……といって朝は洗顔しないという方も多いかもしれませんが、朝こそ洗顔を!
朝の肌には寝ている間にかいた汗や皮脂汚れが蓄積して、とても汚れているんです。洗顔で肌を清潔にすることで、次につける美容液の吸収力の違いも実感していただけると思いますよ」
プロが伝授!バージンスキンをつくる洗顔法
洗顔がスキンケアの要であるということはわかりましたが、正しく行うことが必須条件です。そこで、意外と知らない洗顔のポイントを教えてもらいました。
1. 手を洗います。手の汚れがついていると泡立ちが悪くなるので、必ず行いましょう。
2. 続いて、予洗い。37度くらいのぬるま湯がベストです。熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪ってしまうので注意!
3. 最も重要な泡立て。西富さんによると「気泡がほとんどなくキメ細かい、肌にもっちりと吸い付くような濃密な泡が理想」とのこと。
泡立てネットを使う人も多いと思いますが、この理想の泡をつくるには手で泡立てることが望ましいそうです。
ここからはP.G.C.Dのソープを例に「こってり濃密泡」の作り方をレクチャー!
ソープをお湯に浸した後、たっぷりぬるま湯をかけます。(ソープを乗せる手をお椀型にすると泡がこぼれにくくなります)
指の間からこぼれ落ちる水と泡を、素早くすくいましょう。
すくった泡をソープに馴染ませながら、こすります。(ソープをこする際、空気を含ませるようにやさしく手を置きつつ、大きく動かします)
以上を5回ほど繰り返したら、1分間水を加えずにソープだけをこすってください。
こってり濃密泡のチェックポイント
・つまむとピンと角が立つ
・逆さにしても落ちない
・触れると押しもどす弾力がある
4. Tゾーン、Uゾーン、目もとの順に丁寧に顔を洗いましょう。(泡の弾力で汚れを浮かすイメージで行い、指が肌にふれないようにやさしく洗います)
5. ぬるま湯で丁寧にすすいで終了!(生え際やフェイスラインもしっかりと。洗い残しは肌トラブルの原因になります)
「肌は何歳からでも生まれ変わることができます」と、力強く語る西富さんのお肌は、ノーファンデなのに自然なツヤがある美肌でした。年齢を重ねることを楽しむためにも、自信の持てる素肌作りをスタートさせたいですね!
※取材協力: P.G.C.D.JAPAN
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美容ライター/西洋占星術家