2016.02.19 UP
仕事のモチベーションをアップさせてくれる女性の自伝小説3選
NHK連続テレビ小説で話題の『あさが来た』。ヒロイン白岡あさのモデルは大阪を拠点に活動した実業家の広岡浅子さんで、その生涯を描いた小説『土佐堀川』が原案です。
激動の大阪を元気に駆け抜けたあさのような女性の姿を見ていると、毎日の仕事に対する自分のモチベーションもアップしますよね。そんな、仕事のモチベーションをアップさせてくれる女性の自伝小説3選をご紹介します。
ファッションデザイナーの草わけ的存在小篠綾子さん
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『糸とはさみと大阪と』は、これまたNHK連続テレビ小説『カーネーション』でも記憶の新しい、小篠綾子さんの自伝小説です。
日本のファッションデザイナーの草分け的な存在であり、世界的に有名なファッションデザイナーであるコシノヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさんの三姉妹を育てた小篠綾子さん。朝ドラでは描かれなかったエピソードもあり、軽快な文章で面白く読めます。
小篠さんのバイタリティーあふれる力強い女性の生き様は、読んでいるだけで自分も力が湧いてきます。「もっと自分の思った通りに行動しよう」と背中を押してくれる、そんな物語です。
女性漫画家東村アキコさんが漫画家になるまで
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自伝小説は読むのが大変かもと思っている人におすすめなのがこちら。テレビドラマ化された『主に泣いてます』や実写映画化された『海月姫』の作者、東村アキコさんが描いた自伝的な漫画『かくかくしかじか』です。
優しい家族や周りの人達に囲まれて肥大化された自意識で包まれていた美大を目指す主人公が、鬼のような絵画教室の先生と出会い過ごす日々が描かれた作品です。
ノンフィクションの漫画ですが、時折笑え、最後には泣けてしまうストーリー展開は秀逸。美大を目指した人のみならず全ての人が自分の青春時代を振り返って共感できる内容で、作者に親近感が湧いてしまいます。
特に厳しい恩師とのやりとりを見ていると、ちょっとサボっている自分も叱られているような気持ちにすらなります。成功するためには努力が必要であると改めて思え、明日のやる気に繋がる作品です。
女性物理学者米沢富美子さんの自伝
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日本経済新聞の「私の履歴書」に掲載されていた女性物理学者・米沢富美子さんの自伝『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』。
1960年代当時の日本で女性が大学に進学したり就職したりするのは相当な苦難である中、どんな困難な状況におかれても前に突き進んでいく米沢さんのパワーには感動です。
時代は変わろうとも様々な困難がある社会の中で頑張っている女性に勇気を与えてくれる一冊です。理系文系関係なく読んで楽しめる本ではないでしょうか。
毎日の仕事が大変だと、どうしても下がってきてしまうモチベーション。パワフルで偉大な女性の自伝小説を読んでモチベーションアップを図ってはいかがでしょうか。

sakakura
webディレクター/ライター