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2014.04.05 UP

こんな男とは絶対結婚したくない!あなたは私のお母さんなの?


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「こんな男とは絶対に結婚したくない!」

あなたが知り合ってきた男性の中でも、こんな男いませんでしたか?

 

そんな結婚したくない男についての話ですが、これから話すことは、私の友人、Hちゃんの話です。

Hちゃんは当時、地方の事務員から東京に転職したてで、とても忙しかった。

もともと大学時代から付き合っていた彼氏は少し先に東京に出てきていたようで、Hちゃんの上京にとても喜んでいました。

 

彼は、慣れない環境で疲れているHちゃんの家に行っては、せっせとご飯を作ったり、家事や洗濯をしてあげていたそうなのです。

あら、いい彼氏じゃない」と思うのですが、Hちゃんはどこか居心地の悪さを感じていたそうな。

 

ある夜、Hちゃんはずいぶん遅くまで残業をしてしまって、会社を出たころには夜の2時を回っていたそうです。携帯電話の充電はとっくに切れていました。

会社から家までは徒歩圏なので、さっさと帰って寝ようとしたら、Hちゃんの家に明かりが点いているのが見えました。

え? 今日は彼は来ないはずでは?」と思って扉を開けたら、彼が出てきて、帰宅が遅いHちゃんに激怒。

 

こんなに遅くなるなら、連絡しなさい! 心配しすぎて近くの公園までパトロールに出かけてしまったよ」とのこと。

 

パトロールするくらいならHちゃんの会社まで行けばいいのでは……と私は思ったのですが、そこはぐっとこらえてHちゃんの話を聞きます。

 

Hちゃんの主張は、「あなたがいるって知ってたら遅くなるって連絡したけど、今日は来ないっていってたじゃない。ケータイも充電切れちゃったし連絡できなかったの」とのこと。

そこで反論できなくなった彼は、ぐぬぬ、とばかりに今度は台所を指さして言うんだそうです。

 

「そこに生ごみが溜まっていて、異臭を放っていた。僕が捨てといたけど、どうして最低限のことができないんだ!」

 

まあ。異臭はイヤですよね。でも、あくまでそこはHちゃんの部屋なんです。

本来はHちゃんが気になったタイミングで、掃除もゴミ捨てもやればいいわけです。

Hちゃんは、決して彼に捨てろと命じたわけではなかった。ただ忙しかったから、自分に余裕があるときにしっかりやりたかっただけなのでしょう。

なのに、彼は勝手に怒りながら頼まれてもいないことをやっていたわけです。

 

私はそれを聞いて思いました。なんだか、お母さんみたい……。

 

それに異臭が気になってしまうのは、彼が家に入り浸っていて、家主であるHちゃんより部屋にいる時間が長かったからでは? とも思います。

お前は主婦か! もっと外に出て働けよ! と突っ込みたくなります。実際になんの仕事をしていたのかは分からないのですが、Hちゃんに比べて相当暇だったようで。

 

一方、Hちゃんは忙しいのに、Hちゃんの彼氏は、Hちゃんを自分の理想通りに変えようとした。

 

僕もがんばってるんだから君もがんばってよ」と優しく言う彼が、どんどん自分を捻じ曲げようとするモンスターのように思えてきたらしく、耐えられなかったHちゃんは、とうとう別れてしまいました。

 

あんないい人だったのになんで?」と、周りは口を揃えて言います。

 

生ごみ事件の話をしても、「それはHちゃんが悪いよ~。ゴミはちゃんと片付けなきゃ~」という人もいます。

まあ、そう言いたがる人がいるのも分かります。

 

けれど、彼には彼の理想があった。Hちゃんはそれにハマることは難しかった。

きっとそのまま付き合えば、どんどん彼の理想を押し付けられて、Hちゃんは息苦しい生活を送らなくてはいけなかったのでしょう。

 

結婚は共同生活ですから、お互いがお互いの気持ちの良いように過ごすのは大事ですが、そのバランスがどっちかに偏ってしまっては窮屈なだけですよね。

 

私もHちゃん寄りの人間なので、やっぱりこんな男とは結婚できないし、したくないと思うのです。

たとえ「いい男逃しちゃったね」なんて言われても。

 

Photo by Luxt Design

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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