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2014.05.08 UP

女性が結婚前に「必ずやっておきたい」 今こそひとりを堪能!


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人生は短いです。そして、自由になれる時間は短いです。ひとりの時間というもののぜいたくさに気づくのは、自由な時間が取れなくなったとき。

時間のとれるとき。できるだけひとりを楽しんでほしいと思います。

 

今回は結婚前のおひとりさま堪能のススメについてお話ししましょう。

結婚が決まると忙しくなります。自分も周りも騒がしくなり、あっという間に結婚生活がスタートする。

 

婚約期間中には、多かれ少なかれマリッジブルーも訪れます。結婚が決まってから始まるまでが長いほど、確率は高くなります。

 

激しくないマリッジブルー──ぼんやりとした不安や、「本当にこの人でいいの?」という漠然とした疑問。誰にでも起こりうることでしょう。

そのうち、ひとりの時間もなくなりますし、結婚後は夫がいるので毎回ひとりで外出……というわけにもいきませんよね。

 

そこで、今ですよ。今こそおひとりさまをしようではありませんか。低いハードルのひとり映画鑑賞から、ひとり遊園地ひとり焼肉ひとりバイキングひとりプリクラひとり水族館……おかしいですか?

いいえ。全然。一度くらいやってみたくないですか?

 

普段は勇気が出なくても、「結婚前」という特別感と高揚感、切迫感によって可能になります。

思い出づくりもそうですが、自分のために自分の時間を使う。かくいう私も結婚前におひとりさまを敢行しました。今でもときどき思い出します。いい経験でした。もっとやればよかった。

 

「この日は〇△に行こう!」そんなことをひとりで考える時間は楽しかったです。恋の相手とは絶対行かないような映画を見たり、雑誌に載っているグルメスポットやお店を訪れて、ただただ料理を堪能して帰る……。充実した時間でした。

 

しかし、それでも私は足りなかったのです。

結婚式の二日前、誰にも知らせず夜中にふらっと家を出て、あてどもなく車を走らせました。

 

結婚が嫌だったのではありません。区切りの儀式だったのです。途中の高速サービスエリアで車を停め、夜明けまで寝てから、海に向かって走り出す。数時間ほど適当に走って着いたのは、名前だけ知っていた一度も来たことのない海岸でした。

 

シーズン前の海岸を狭い道づたいに降りて、ぼんやりと海と太陽をただ眺める。「これは失踪……なんだろうか」と、私は苦笑しました。そのあとは小さな町の目抜き通りの食堂で、朝食を食べました。そこで職場に電話。

いろんなことを考え、いろんなことを思い出し、何も考えずに家に戻りました。

 

誰にも気づかれない、私のプチ失踪は無事終了。すっきりしました。心機一転の気持ちと、現実に戻れたという安堵感と。不思議な感覚でした。

 

失踪は極端すぎますが、それは急に思いついたせいで、これまで予定を立てておひとりさまをしなかったからでしょう。やはり、計画をきちんと立てて実行したほうがいい。

 

「ひとりで行動だなんて」と思ったあなた。……ノーノー。

すすんでやる「ぼっち」なので肩身は狭くないし気分的にも楽なんです。そして他人はまったく自分のことなど見ていない、気にしていない。

 

普通の格好や服装であれば誰の目にも止まらない。「変な人」とジロジロ見られることもありません。どうしても気になるなら「取材旅行」のテイで。これなら、おかしくないですしね。

 

いかがでしたか。

これから始まる私のために。ふたりで過ごす時間のためにひとりを堪能してほしいと思うのです。

 

ブライダル・ベールという名の植物を窓辺に吊す我が青春忌

※ 俵万智 『サラダ記念日』 (河出書房新社) 1987

 

青春忌。 それは青春が死んだわけじゃない。なにか名前をつければ前に進めるから

忌、なんて言ってみた。

やっぱり一個一個の区切りが必要なんだろう、私には。

 

phot by 愛鸚斯坦

たえなかすず

たえなか すず

(歌人/ライター/コラムニスト)

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