ハピネス

2013.10.17 UP

【第1回】オンナの華が咲くとき・散るとき ~正しい生き方~


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今月の特集は「オンナの華が咲くとき・散るとき」と題して、全5回でお送りしようと思います。

仕事がら、いろんな女性に会います。女子大生兼キャバ嬢という女性に会って、お話を聞くこともあります。50歳のバリバリの女社長と会って、お話を聞くこともあります。

先日はM治大学の女子大生キャバ嬢を取材しました。キャバ嬢に取材をしたと人に言うと、「へえ」と言いながら「こいつちょっと変わっているヤツかな」という目で見られることもあります。

まあ、ぼくは他人にどう見られようとかまわないんだけど、「キャバ嬢=オワッテル」みたいなニュアンスの目をする人もなかにはいて、江戸時代から色恋を商売にしている人への偏見は、脈々と受け継がれているんだなあと実感します。

 

女性の華に対する男の偏見

キャバ嬢に対するネガティブな意見として「男の欲望につけこんでお金を稼ぐ悪いやつ」というのがある。

でも、もっとえげつなくつけこんでいる商売もある。具体的に書くと角が立つので書かないけれど、大の大人が1人から100円200円というジャリ銭を集める商法が、いつのころからか日本に出てきた。10万人から毎月200円を集めると2,000万円だ。これだけで会社を経営できる。ぼくはジャリ銭を集めるのがよくないと思っているのではなく、その集め方の手口が薄汚いなと感じるときに「オワッテルナ」と思う。

 

そんなことをするくらいなら、堂々と男の欲望と正面から向き合って、勝負に勝って、キャバクラで金を稼げ。

セコイ生き方をするな。

こう思うけれど、まあそれはさておき。

 

女の人は華のある時期が短いからね

そのキャバ嬢が先日ぼくに言い放った言葉がある。

 

「女の人は華のある時期が短いからね」

 

だから「あきらめ」なんて言葉は知らないことにしているし、もっといい男をつかまえるべく、手段を問わずがんばる。

 

具体的に言えば、華のある「今」しか大金を稼げないので、大学など単位を落とさないていどにしか行かず、週6日フルにシフトを入れて出勤しているし、プライベートで彼氏がいてもいないことにしてお客さんに指名をいっぱいもらっていっぱいお金を使っていただく。家に帰ったら、同棲をしている彼氏とヤリまくる。華を求めてくる彼氏と汗だくになって貪るように快感を味わうことができるのは「今」しかないから。こういうことのようだ。

 

女史の「華」に見る「正しい生き方」?

女性は16歳くらいから24歳くらいまでが、もっとも肌が張り、胸が張り、お尻がプリンとすると医学的には言われているらしい。

要するに、この年齢くらいに、「オス」を仕留めやすいカラダつきになることで、子どもを産んで子孫を残そうねという神様の意図がある……というようなことらしい。

 

こういうことを総称して「華」と呼ぶのだろうと思う。

 

男に華はあるのか? あるとすればそれは何歳くらいなのか?

じぶんのことを思い返してもあるようなないようなよくわからないんですが、どちらかと言えば男は「華」が咲くように努力をしないと咲かないのではないかと思う。何歳であれ。

 

彼女は若くして「色」を夜に散らせながら、あるいは汗として散らせながら、それでも「華」がいずれ散ることを、すでに自覚している。

 

彼女は散ったあとの人生を、薄暗いキャバクラで想像し、どうするべきかを考える。

 

誰しも歳とともに肉体は衰える。一度美しく咲いた華は、いずれ枯れる。

キャバ嬢もジャリ銭を集める者も、「そのとき」がやってくることに怯えつつ、どうするべきかを真剣に考える。

 

夜の片隅で「限界」を少しでも向こうに追いやろうとしてがんばっている人がいる。

 

多くの人が答えを得られないまま、また今日も夜が更けてゆく。

 

男女に関係なく、これが正しい生き方だとぼくは思う。

 

次回の第2回からは、具体的に華を咲かせているアンジーナ、散らせてしまったアンジーナについて見ていきたいと思います。続きます。

 

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ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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