2013.12.01 UP
「年の瀬に後悔したくない女性」52円でも美しく着飾っている女性【第3回】
他人の台所事情はまったくもって見えないもので、いつも美しく着飾っている女性が、実はキャッシングで暮らしているということだってあります。
お金がない人にとって、「年の瀬に感じたくない気持ち」とは「こんな残高でどうやって年を越すのだろう? そもそも年を越せるのだろうか」という不安でいっぱいの気持ちでしょう。毎年、年末に自殺者が増えるのも、お金にまつわる「思い」からだ……というのは、よくニュースで見聞きしますよね。借金を苦に……ってヤツです。
大丈夫。52円しかなくとも年を越せます。もうずいぶん前のことなので、52円でどうやって年を越したのか、細かいところは忘れましたが、ぼくは52円で年を越せました。手持ちのお金も通帳の残高も全部合わせて52円です。正確には、心配してもしなくても「年は勝手に明ける」ということでしょうけど。

ひとみしょう
(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)