2014.03.01 UP
私「付録買い」から卒業しました! 30代女性の卒業白書
小さな頃から活字が大好きです。活字と同じぐらい好きだったのが月刊誌に付いてくる付録。小学生の頃、愛読していた「りぼん」や「なかよし」の付録はコミック同様こよなく愛していましたが、大人になってからは特集内容よりも付録の内容でファッション誌を選ぶこともしばしば。
しかしながらこれは間違っている!! ということにようやく気づき、付録買いから卒業することに決めました。
旬なテイストのアクセサリーケースや、小銭入れに、トートバッグ。そういった付録には、なぜか妙に心を惹かれるものがあります。
それが贔屓にしているブランドのものだったりすると、さらに購入への勢いが増していました。けれども、購入後に後悔するのもまたしかり。特集内容が浅かったり、雑誌自体の構成がつまらないものだったり……というのが後悔の要因で「付録のために雑誌を買うのは本末転倒」。
こんなことではいかんと気を改め、近頃は特集に加えて読みたいコラムや知りたい事柄のあるものを購入するように心がけています。
当たり前のことじゃない! と思われるかもしれませんが、どうも雑誌の付録というのは幼い頃好きだった駄菓子のオマケ的な楽しみがあり、付録内容が開けるまで分からないといった類いのものには並々ならぬ興味をそそられてしまうのです。みなさんもオマケにひかれてしまうこと、ありませんか?
本来は、読む楽しみがあっての雑誌なのに、付録だけ取ってあとはポイッというのはやはりよくありません。物を書く仕事をしている人の姿勢としてはだいぶ間違っています。なので、30代に突入した暁には「付録買い」を卒業することを決意。結果として、この選択はよかったのだと思います。
20代の頃に付録買いしたジェラートピケの化粧ポーチや4℃ジュエリーのアクセサリーケースは未だに愛用しているし、今後も好きなブランドの付録があれば誘惑に負けてしまいそうになるかもしれません。でも「本当に読みたいのか」、「自分に有益な情報となるのか」ということをまず考えて、ファッション雑誌選びをしていこうと思います。
Photo by sweetsholic

鈴木 香穂里
ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター